** Eriko Kusuta's World ** 楠田枝里子公式ホームページ **
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さあ、
「ピナ・バウシュ中毒」のページを、スタートします!

もう本は、手に取っていただけましたか?
「メッセージ」のページにもお知らせしたとおり、この本のなかには、口絵のプライベート・フォトや、本文中の舞台写真、記述、表紙などに、幾つもの秘密や仕掛けを隠しこんであります。
読み進むうちに、
「あっ、このときのこの情景!」
「そういうことだったのか」
「この人がそうなんだ!」
とひらめく人もいるでしょう。
何も気付かれないまま、過ぎてしまう場合もあるかもしれません。
なかなか解くのが難しい謎もあります。
そこで、このホームページの読者の皆さんにだけ、そんなエピソードの数々を、少しづつ打ち明けることにしました。
どうぞ、楽しんでください!

さて、何から始めましょう?
そう、やはり、本の顔である表紙にかけられた帯の話からにしましょうか。

「ピナ・バウシュ中毒」は、たくさんの愛と友情に包まれた、本当に幸福な本です。
北野武さんと、浅田彰さんに、推薦文をいただくことができたことも、大きな喜びのひとつ。

たけしさんとは、言うまでもなく「世界まる見えテレビ特捜部」で長く仕事をさせていただいています。
去年のピナ・バウシュの公演も一緒に見て、たいへん気に入ってもらいました。
しかし、ちょうど映画「座頭市」が封切りになって大好評を博し、ベネチアで監督賞を受賞なさった直後で、世界中からの取材が殺到していた時期でした。
私の本への文章など、とても無理だろうと、半分は諦めていたのです。
ところが、たけしさんは、
「大丈夫、なんとか時間を見つけて書くから、ちょっと待って」
とおっしゃってくださって、超多忙のスケジュールのなか、すばらしい文章を贈ってくださったのです。
それも、ノートに鉛筆で、自筆のメッセージを、直接私に手渡してくださったのでした!
これ以上の幸せはありません。
その一枚のメッセージは、私の宝物として、大切にとってあります。

浅田彰さんは、おそらく、私が人生で出会った最もインテリジェントな方でしょう。
政治、経済、哲学、芸術・・・どんな領域でもオールマイティ。
私を相手にくだらない世間話をしていたって、インテリジェント。
英語の鮮やかさは勿論のこと、イタリア語も、ドイツ語も、フランス語も・・・。
「頭のいい人は、何をやっても飛びぬけているんだ・・・」
と、ため息をつくばかりです。
その浅田さんが、まだゲラの出る前、私のコンピュータからファイルでお送りした原稿を読んで、コメントを寄せてくださいました。
しかも、ショート・バージョン、ミディアム・バージョン、ロング・バージョンと、3タイプも!
どれもあまりに美しくて、ひとつは選べず、ショートを帯の表に、ロングを裏に、掲載させていただきました。
浅田さんのエピソードは、第五章の「シチリアの風」に登場します。
ぜひ読んでくださいね!


2003年10月26日  
楠田 枝里子  


びっくり仰天のお知らせ

幾つか、事務所あてにお問い合わせをいただきました。
「本が発売になったというので、わざわざ書店に行ったのに、本がないじゃないか」
というもの。
ご迷惑をお掛けした皆さま、申し訳ありません。
スタッフが驚いて、急ぎ都内の大手書店をリサーチしました。
すると・・・あ〜ら、な、な、なんてことでしょう!
本当に、本が書店の新刊コーナーに並んでいないのです。
出版社の編集からは21日発売と聞かされていたのに、21日にも、22日にも、全く入荷していない!
あまりに不思議で、引き続きリサーチの結果を追求したところ、23日になってようやく、幾つかの書店に本が入り始めました。
でもね、新刊書のコーナーではないのですよ!
4階や6階の、専門書コーナー(?)。
美術書やら、映画コーナー、演劇の棚など・・・ええ???
ま〜〜〜あ、なんてトンチンカンなことでしょう!?
新刊の表示すらなく、閑散とした奥の売り場に、寂しく置かれてしまったのです(涙)。
これじゃ誰も、本の存在に気付きませんよね。
さらに、24日の夕方になっても、1冊も本の入っていない大手書店が多々ありました。
いったい、どうしちゃったんでしょうか??
もう私はがっくりと肩を落としました。
私の本は、専門書ではありません。
評論でもなければ、解説書でもない。
熱烈なピナ・バウシュの追っかけファンとして、旅の記録をまとめたのです。
かつて、南米の遺跡「ナスカの地上絵」の謎とその研究者マリア・ライへの生涯を追って、ノンフィクション「ナスカ砂の王国」を書いたのと、同じです。
アートの売り場にもあって悪くはないけれど、その前にまず、一般書の新刊として扱っていただかないと、意味がないのですよね。
昨日、がっかりして、TBSの友人にこの話をしたら、彼は愉快そうに、大笑いしました。
「あっはっは、それは可笑しいですねえ。
いい話のネタができて、よかったじゃないですか!」
ですって!
まあ、なんとポジティブな考え方でしょう。
そうですね、そう考えて、笑うしかないですよね。
というわけで、話のネタにさせていただきました。

もし、このページの読者のなかに、出版社、書店の関係の皆さまがいらっしゃいましたなら、お力添えをくださいますよう、お願い申し上げます。