** Eriko Kusuta's World ** 楠田枝里子公式ホームページ **
■ ありがとう、マリオン

■ ピナ・バウシュからの招待状

■ 幸せな、時間の贈り物

■ 世界のどこかで

■ ピナ・バウシュを追いかけて

■ ヴッパータール、ヴッパータール

■ ピナ・バウシュに会うために

■ ピナを想う

■ ピナ・バウシュ追悼

■ 訃報

■ 2008年新作

■ 春の宴

■ 「パレルモ、パレルモ」に酔う

■ ピナ・バウシュ
京都賞を受賞


■ ピナ・バウシュの新作に酔う

■ 5月の静かな涙

■ マティアス

■ フェスティバル

■ 新作タイトル

■ ダンサーの名前

■ 訃報、トマス

■ 口絵(1)

■ ブックデザイン

■ 神々の邂逅

■ 帯


■ メッセージ





Copyrights



ふうっ。
ようやく、新刊書が発売になりました!

振り返ってみると、今年は1年、この本の原稿にかかりきりでした。
15年間の資料を整理するのだけでも、2〜3ヶ月。
書き始めてからも、美しい思い出に浸っている時間が長くて、ついつい作業が長引いてしまいがちだったのです。
ひょっとすると、このまま書くことを楽しみすぎて、本は完成しないんじゃないか、とさえ心配しましたね。

誰の心にも、憧れの人、スターの存在があるもの。
歌手だったり、俳優さんだったり、アイドルだったりね。
私にとっては、それが「ピナ・バウシュ」だったのです。
ピナ・バウシュは、世界的に有名な、ダンス界のカリスマ・アーティスト。
ダンサーでもあるし、コリオグラファー(振り付け家)でもあり、タンツテアーター・ヴッパータールという舞踊団を率いて、世界中で公演をして回っています。
15年前、初めてその舞台を目にしたときの感動、衝撃があまりに大きくて、私はたちまち、熱烈な追っかけファンとなりました。
公演を見るため、また彼女に会うため、世界各地に、毎年たくさんの旅を重ねてきたのでした。
そんな追っかけの記録をまとめたのが、今回の本です。
たとえダンスに興味のない方でも、ピナ・バウシュの名を全く知らない人でも、スターとファンの交流を十分楽しみ、彼女のすばらしい世界に感嘆していただけるだろうと思います。
勿論、ピナを少しでもご存じの方は、 普段のピナやダンサーたちの素顔、作品制作の裏側など、驚いていただける話が、たくさんあるはずです。
嬉しいことに、たけしさんと、浅田彰さんが、帯に飛び切りの推薦文を書いてくださって、私はもう大感激です。
皆さん、ぜひ、ご覧になってくださいね。
タイトルは「ピナ・バウシュ中毒」。
河出書房新社から、出ています。

「中毒」というと、「アルコール中毒」「食中毒」など、ろくなことがありませんが、「ピナ・バウシュ中毒」は全く違う。
こんな幸福な中毒は、ありませんよ!


2003年10月22日  
楠田 枝里子  


お知らせ
このサイトに新たに、「ピナ・バウシュ中毒」というページが加わりました。
実は、今回の本のなかには、たくさんのプライベート写真が公開されており、幾つもの秘密が隠されているんですね。
このページには、少しずつ、そんな秘密や企みを打ち明けていこうと思います。
ぜひ、本を手に、楽しみにご覧ください。