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春の宴
なんと愉快な夜だったのでしょう!
ピナ・バウシュの「フォル・モント」(フル・ムーン)の昼の公演が終わったあと、皆と夕ご飯を共にしました。
ピナ・バウシュ、コスチューム・デザイナーのマリオン・スィトー、ダンサー数名に、山海塾の天児さんや、パリから駆けつけたアケミさんもお誘いして、懐石しゃぶしゃぶのお座敷へ。
部屋に飾られた満開の桜に、一同歓声を上げ、華やかに宴会はスタートしました。
このうえなく温かで心地よい空間。
ピナやダンサーたちの何気ない所作のひとつひとつの、まあ美しいこと。
誰もがリラックスして、言葉が飛び交い、たわいない冗談で盛り上がり、笑い声が絶えません。
ピナ・ファミリーの大きな愛情の輪のなかに身を置いて、私はもう、夢を見ている気分でした。
マリオン、ドミニークと、大笑い。
ナザレット、ダフニス、ミヒャエルから、
ラジコン・ヘリコプターをプレゼントしてもらいましたよ!
ピナからいただいたイヤリングをさっそく付けて、写真を1枚。
ピナも「インヴィジブル・イヤリング!」(見えないイヤリング)
と笑いながら、
耳を出してポーズを取ってくれました。
フェルナンドからも、すてきなお土産が!
中身は・・・ごめん、秘密です。
日本人ダンサーのアズサさん。
この食事中、
パフォーマンスのなかの彼女のセリフが大きな話題となり、
新しいアイデアが生まれました。
「明日のステージで、さっそくやってみます」と彼女。
いつも優しいエレナ。
まだニューフェースだけれど、
切れのいいすばらしいダンスを見せるパブロ。
ピナとのひとときは、いつも、幸せ。
飛びっきりの春の宴を楽しませていただいたことに、心から感謝。
2008年4月7日
楠田 枝里子