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グランプリ・ファイナルも、今日が最終日。
女子フリーは、明らかに新しい時代に突入したことを、否応なく見せつける結果となりました。
やはり、ロシアの新星は抜きんでている!
優勝したアリョーナ・コストルナヤは、際立って魅力的なパフォーマンスを見せてくれました。
安定したジャンプは勿論のことですが、身のこなしやポーズの決め方など、スケート選手の枠を超えて、ダンサーの技、という印象がありますね。
腕を前に出す仕草ひとつとっても、彼女のムーブメントには、ニュアンスがあるのですよ。
シェルバコワの演技にも引き込まれましたね。
4回転ルッツ+3トウループのコンビネーションで、冒頭から観客を驚かせ、さらに4回転、2連続の3回転など、これでもかと高難度のジャンプを畳みかけて、私たちを唸らせました。
まだ15歳!
トゥルソワだったか、
「私たちのクラブには、4回転を飛べる子が5人いるわ」
とインタビューに答えていました。
つまり、ロシア(サンボ70)からは今後も次々と新たなスターが登場してくるということでしょう。
もう男子と同じに、4回転をすいすい飛べないと、上位には食い込めない時代になったのですね!

ピエール・エルメのシュトレンを嬉しく味わいながら(「メッセージ」のページで、詳しくご覧ください)、エキシビションをおおいに楽しみました。
選手たちは、競技では見せない技や演出で、会場を盛り上げます。
トゥルソワの全身を白と黒に二分した衣装も面白かったし、シェルバコワの着物姿、そこから早変わりで侍に変身する演出には、感心しましたね。
コストルナヤは、ネクタイにステッキのモダンなスタイリングで、カッコ良く決めました。
3人とも、デビューの年に、エキシビションにそこまで凝ったプログラムを準備するとは、さすがの余裕ですね。
私は、何といっても、羽生選手の「ノッテ・ステラーダ」(星降る夜)がまた見られただけで、十分満足。
サン・サーンスの「白鳥」に、イタリア語の歌詞をつけた曲で、トリノでのエキシビションにこのバージョンを選んだのも、心憎い演出です。
原曲の「白鳥」は、バレエの世界では「瀕死の白鳥」という作品として有名です。
ミハイル・フォーキンが1905年、アンナ・パヴロワのために振り付けたバレエ作品で、私は、マイヤ・プリセツカヤの「瀕死の白鳥」に心酔した世代。
そして、羽生選手の衣装も、ムーブメントも、随所で見せるポーズも、それを彷彿とさせるものでした。
そのあまりの美しさに目を奪われ、言葉を失い、心を打たれる。
スケーティングのテクニックだけではなく、その優雅さ、繊細さ、はかなさは、現実を遙かに超えていて、他の誰にも表現できない、まさに選ばれた人のパフォーマンスなのです。
ネイサン・チェンは難しいジャンプを決めて得点を伸ばし、現採点法の競技会では首位に立ったけれど、彼のパフォーマンスはパターン化されていて、すごいとは思うものの、私はあまり感動はしない。
表現者としては、羽生選手のほうが、ずっと上だと思っています。

それにしても・・・これで今年のグランプリ・シリーズも終わってしまったかと思うと、寂しい限り。
ああ、3月の世界選手権大会が待ち遠しい!
2019年12月8日

さすがに、グランプリ・ファイナルともなると、テレビの前の観客でさえ、独特の高揚感に包まれますね。
早めの夕食をすませ、デザートとコーヒーをテーブルに用意して、私はその時を待っていました。
女子ショートプログラムは、とても見応えのある試合でした。
デザートフォークを持つ手が止まったまま動かないほど、私は全てのパフォーマンスに釘付けになり、熾烈な戦いに飲み込まれました。
コストルナヤの豊かな表現力、極めて安定したジャンプ、ダンサブルでチャーミングな身のこなしなど、1位発進は納得の結果でしょう。
シェルバコワは、何といっても「香水」の映画音楽に乗せた演技、見れば見るほど、深く挑戦的な構成に驚嘆します。
動脈と静脈をイメージさせる衣装の色、血の赤を背中に這わせる演出。
シェルバコワのクールで美しい顔立ち。
それら全てが、「香水」の怪しい世界を表現するのにふさわしいエレメンツだったのですよね。
指導演出したロシア・チームのインテリジェンスや凄さを、改めて強く感じました。

男子フリー。
どうしても、羽生結弦―ネイサン・チェンの戦いに興味は集中してしまうのですけれど、3位のケビン・エイモズも、ムーブメントのキレ味の良さ、彼ならではの表現の工夫がとても面白く、楽しめましたね。
羽生選手の限界に挑んだ演技には、私も手に汗握って、見入りました。
他の誰にも手の届かない、この上なく優雅で美しい世界の構築。
それは、現在の採点法では点数にならないのだけれど、確実に見る人の心を揺さぶり、感動を呼んでいるはずです。
また、ネイサン・チェンの健闘も、素直に称えたいと思います。
今回のフリーのプログラムは、また格別に優れている。
パーフェクトの演技、後半のコレオシークエンスの見事な演出、もう文句なしに拍手を送りたいですね。
2019年12月7日

ハアア〜〜っと。
大きなため息です。
グランプリ・ファイナルがいよいよ始まって、私はテレビの前に陣取っていたのですけれど・・・。
男子シングル、ショートプログラム。
羽生選手とネイサン・チェンの一騎打ちになることは、勿論わかっていましたが、あんなに大きな差がつくなんて!
羽生選手は1回のジャンプミスで、13点も引き離されてしまい、パーフェクトの演技で安定した力を見せつけたネイサンがトップに立ったのです。
現在の採点法では、高難度のジャンプには高得点が付けられ、それにミスすると、大幅な減点になるのですよね〜。
うう〜む、明日のフリーで、どれだけ巻き返すことができるでしょうか。
2019年12月6日

山口マオさんの個展の初日で、神宮前のオーパ・ギャラリーへ。
マオさんは、独特の猫の絵でよく知られるアーティストです。
私は昔からマオさんの絵が大好きで、雑誌に書いていたエッセイのイラストを手掛けていただいたりしたのですね。
十何年ぶりにマオさんに会い、会場いっぱいの猫の作品に囲まれて、嬉しいひとときを過ごしました。
かわいい猫グッズも販売されていて、輪になってダンスする猫のクリアファイルや、大きな魚を抱えた猫が描かれたマグカップ、ロケットに乗って宇宙を旅する猫缶など、手に取ってしまいました。
マオさんが装丁や挿絵を手掛けられた萩原朔太郎の「猫町」という本にサインをお願いしたら、なんと、さささと、チョコレートを担いで大喜びの猫のイラストを入れてくださったんですよ。
ステキ!
不思議な猫のオルゴールもほしいな〜、正面から私を見つめるあの猫の絵も・・・と迷ってキリがないので、1晩考えて、改めて連絡することにしました。
うちの中、マオさんの猫だらけになりそうです(笑)。
2019年12月6日

日本を離れていたため見られなかった、フィギュアスケート、グランプリ・シリーズ日本大会、帰国後の慌ただしさのなかで時間を捻出して、ようやく録画を一気に確認しました。
結果がわかっているから、緊張感は今ひとつ。
やっぱりライブで見なくちゃね、と言いながらも、べったりとテレビの前に。
男子シングル。
島田高志郎クンのまだあどけなさの残る笑顔と、コーチでついているステファン・ランビエールの気品のある佇まいを、ほほえましく感じました。
しかしながら、もう圧倒的に、羽生結弦選手、でしたね。
別格の存在感でした。
優雅さも、ジャンプの見事さも、スピンやステップの鮮やかさ、美しさも、どこをとっても、他の追随を許さず、遙かに抜きんでている!
もし、このページの読者のなかに、羽生ファンではないという方がいらしたら、ぜひ会場に生(ナマ)の羽生選手を見に行ってほしい。
他の選手ならワンストロークのほんの1秒の間に、彼は少なくとも3つのムーブメントをチャーミングにたたみ込んでいるのですよ。
それを目の当たりにしたら、心を射抜かれること、間違いなしです。

女子は、なんといっても輝きがあるのが、アリョーナ・コストルナヤ。
ロシアの3人の新星のうち、この人が一番人間らしい豊かさが感じられて、私は好きだわ。
彼女独特のバランスのとり方や、ちょっとした身のこなしが、とてもチャーミングです。
ザギトワでさえ、コストルナヤに続いて登場すると、もう過ぎた世代の人という印象になってしまう。
たった1歳しか違わないのに・・・恐いですねえ。
紀平梨花選手も、すばらしかった。
3新星に食い込んでいけるのは、この人だけかもしれません。
デビュー時あまりにひどかった衣装も、少しずつ改善されているようですが、まだ野暮ったい。
その分損をしている気がするので、誰かセンスの良い衣装スタッフを付けてあげていただけませんか。
2019年12月3日

「最高の旅でした」なんて言ってみたところで、とても足りない。
こんな幸せが、まだ私に残されていたのだと、感謝するばかりです。

ピナ・バウシュが急逝して、ちょうど10年。
この間、私は本拠地であるヴッパータールに足を運ぶことができませんでした。
オペラハウスも、劇場も、この街の至るところが、ピナとの美しい思い出に満ちていて、とても辛かったからです。
私はずっと、毎年パリ公演で、カンパニーのパフォーマンスを見続けていました。
そして、ようやく!
今月の「ヴィーゼンラント」という舞台のために、私はヴッパータールへ飛ぶことができたのでした。
ルッツも、ウルスも、変わらぬ笑顔で私を迎えてくれました。
ペーターはケルンから車を走らせて、私に会いに来てくれました。
サロモンは、ピナが大切にしていた遺品のひとつを、プレゼントしてくれました。
最終パフォーマンスの後、出演したダンサーたちが集まってくれて、ディナーを賑やかに楽しみました。
デザートは、パウが持ってきてくれた絶品のシュトレンでした。
ダフニスが、細やかにプランを練ってくれました。
ダンサーたち全員がメッセージとサインを書き入れてくれた「ヴィーゼンラント」のポスターは、世界にひとつだけの大きな贈りものでした。
ナザレットは、風邪で声が出なくなっているにもかかわらず、スペインからのお土産を手に、オペラハウスに駆けつけてくれました。
マリオンのおうちを訪ねると、ボブに切りそろえたきれいな白髪、赤いネイルのおしゃれな姿で、お見舞いに持参したフォト・アルバムをとても喜んでくれました。
何も変わらない。
温かな友情、互いに思いやる気持ち、通い合う心・・・。
「ヴィーゼンラント」という作品自体がそうであるように、私はその只中で、この上ない幸福感に浸っていたのでした。
デュッセルドルフに移動すると、ちょうどタイミングを計ったかのように、クリスマス・マーケットが始まっていました。
小さな手作りのクリスマスツリーを、記念にと買い求めました。

東京に戻り、動物病院へマフィンを迎えにいくと、彼はいつもの通り、ひどく怒っていました。
「遅いじゃないか」
「ボクを置いていなくなっちゃうなんて、いったい、どういうつもり?!」
しばらく怒鳴りちらし、疲れ果てたのか、今はクリスマス柄の赤いねむねむで眠っています。
起きて、ご飯を食べたら、またうるさく文句を言い始めるでしょう。
今夜は眠らせてくれそうにありません(笑)。
2019年11月29日

さあ!
私はドイツへと旅立ちます!!
ピナ・バウシュの本拠地であるヴッパータールで、「ヴィーゼンラント」(草原の地)という舞台を見るためです。
この上なく美しいパフォーマンスです。
私にとって、とても思い出深く、繰り返し見た大好きな作品。
20年前には、ブダペストでのプレミエに参加するために、私もハンガリーに飛び、ピナやトマスやペーター、マティアスらと、この作品のタイトルが決定する、感動的な瞬間にも立ち会ったのでした。
あ〜〜、嬉しい、楽しみだあ!!!
公演後にダンサーたち皆とディナーで盛り上がったり、気に入りの美術館でルッツとデートしたり、ピナの息子のサロモンとオペラハウスで待ち合わせたり、ちょっと体調を崩しているというマリオンのお見舞いに出かけたり、デュッセルにまで足を伸ばして古い友人たちと再会を喜んだり・・・盛りだくさんのプランに、わくわく心弾ませています。
気掛りなのは、1日2回2種類の投薬を必要としている、愛猫マフィンのことだけ。
17年間お世話になっている動物病院の岡田先生に預かっていただけることになりました。
「マフィンちゃん、ごめんね、すぐ帰ってくるから、いいコで待っててね」
と何度も言い聞かせ、使い慣れたタオルや、ネコ砂や、お好みのフードなどをどっさり抱えて、病院に連れていきました。
いつものように、私は旅先にPCは携帯しませんので、しばらくこのページも更新できませんが、帰国後のご報告をどうぞお楽しみに!
2019年11月21日

チョコレートをテーマとする講演会で、久し振りに大阪へ。
不二製油さん主催のイベントで、チョコレートの健康効果や、サロン・デュ・ショコラ、ショコラティエさんの話など、聞いていただきました。
実は不二製油さんは、世界を舞台に、チョコレートに関わる事業を広く展開していて、主要なチョコレート・メーカーとの取り引きのみならず、オリジナルの魅力的なチョコレートも発表していらっしゃるんですよ。
大森社長とは、9月の「チョコレート・ココア国際栄養シンポジウム」でもご一緒したところでした。
今日は、私の取って置きの写真も披露して、楽しかった〜〜!
2019年11月19日

山形大学の坂井正人教授から、嬉しいメールが飛びこんできました!
坂井さんは、「マリア・ライへ基金」の活動にご助力くださり、その後本格的な「ナスカの地上絵」の研究を続けてくださった方です。
(本サイト「マリア・ライへ基金」をぜひご参照ください。)
メールはまさに、そのナスカからのものでした。
なんと!!
新たに143点もの地上絵を発見した、というお知らせです。
すごい、すごい!!!
鳥やサルや、首を下げた人間など、どの地上絵にも、愛らしさ、ナスカ文化らしさが伺えて、思わず顔がほころんでしまいます。
ネコの地上絵は知っていましたが、今回ネズミの地上絵を初めて見て、驚きました。
これらは、紀元前100年から紀元後300年あたりに描かれたものです。
今後、IBMの協力を得て、AI(人工知能)を使った分析がスタートするそうで、どのような展開になるか、とても楽しみです。
ナスカはますます、面白くなってきましたね〜。
なお一層、保護活動を加速していく必要にも迫られることになりますね。
坂井さんからのメールで、大興奮、私の心はワクワク踊っています!
(今、ナスカで買った地上絵のTシャツを着ながら、このブログを書いているんですよ・・・笑。)
2019年11月18日

ロシア大会、女子フリー。
宮原選手は、涙が出るほど美しい世界の紡ぎ方でした!
ショートでのジャンプミスが、返す返すも残念。
連戦の疲れが出ていたでしょうか。                   
メドヴェージェワの復活は、嬉しい限りですね。
彼女らしさが戻ってきて、今日もパーフェクトなすばらしい演技で魅せてくれました。
去年までなら、これで文句なしの優勝、だったはずなのですが・・・。
2度のジャンプの失敗がありながら、4回転を組み込んできたトゥルソワが、1位の座を守り抜きました。
後半に4回転からのコンビネーションを入れてくるなんて、もう驚嘆!
大きな時代の転換点に居合わせている気分です。
2019年11月17日










「チョコレートの奇跡」
最新刊
(中央公論新社)

チョコレートに、あっと驚く健康効果があった!
「神の食べ物」に迫る最先端の科学から、その文化、芸術までを探求したチョコレート解体新書



「ナスカ砂の王国」
新版
(文春文庫)

いつ、誰が、何の目的で、どうやって、描いたのか。
「ナスカの地上絵」の謎を追って、激動の時代を行く、著者渾身のノンフィクション。



「ピナ・バウシュ中毒」
(河出書房新社)

限りなく優しく温かく美しい世界が、ここにあった!
楠田枝里子が敬愛するアーティストの追っかけの旅の記録。



「かぞえる」
(復刊ドットコム)

「かぞえる」って何だろう?
数えられるもの、数えられないもの、数えきれないものもあるよね。
予想もつかない、壮大な結末が感動を呼ぶ、創作絵本。



「チョコレート・ダイエット」
(幻冬舎)

カカオ70%以上のチョコレートは、こんなにスゴイ!!!
毎日の食生活に正しく取り入れて、健康にスリムになりましょう!
ダイエットしたい人、美しくなりたい方、体調の気になる方、ぜひご覧ください。



「不思議の国のエリコ」
(文春文庫)

科学を気軽に面白く味わっていただくためのエッセイ集。
「虹には雄と雌がある」「薔薇色の秘密」「バカにつける薬」など。



「ぼくは おおきな くまなんだ」
(文化出版局)

大きな毛むくじゃらのクマに変身した、ハンス少年の、愉快で愛らしい冒険物語。
ヤーノシュ作、くすたえりこ訳の絵本です。



「うさちゃんのニュース」
(ほるぷ出版)

とうとう最後に、うさちゃんが見つけたステキなものは?!
心があたたかくなる、優しい絵本です。
ボーンスタイン作、くすたえりこ訳。