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この1ヵ月、ロシアのウクライナ侵攻のニュースに、ずっと悲しく重苦しい日々を送っていたのですが、初めて、少し気分の晴れる時を過ごしました。 フランスで開催された、フィギュアスケート世界選手権大会。 坂本花織、宇野昌磨、鍵山優真、友野一希・・・。 胸のすくパフォーマンスに、一時、苦しい現実から離れることができました。 昌磨クンは、可愛い少年のイメージから、すっかり美しい若者に成長していて、色気のある鮮やかなパフォーマンスに、思いっきり酔いました。 「ボレロ」のラストに、ランビエール・コーチが両手を上げ、同じポーズで飛び上がったのには、私も大喜び。 友野クンについても、このブログで度々書いてきましたが、「ニュー・シネマ・パラダイス」「ラ・ラ・ランド」、等身大の若者の情熱が伝わってくる、すばらしい演技に、私の心も躍りました。 ごめんなさい、今日はあまり詳しい分析ができません。 というのも・・・。 ウクライナから参加したイヴァン・シュムラトコ選手が、「目標は何ですか」との問いに、 「ここに・・・来ることでした」 と英語で答えたところで、涙が溢れてしまったのです。 彼は、戦火にある母国で満足に練習もできぬまま、「ウクライナ人であることに誇りを持って」世界選手権大会に参加したのです。 その衣裳は、1ヵ月前のオリンピックの時とは違って、ショートもフリーも、青い半袖のTシャツに、黄と青の国旗や、白い雲をあしらったものでした。 Tシャツだから、演技途中にまくれあがり、お腹が出てしまったりして、やりにくかったでしょう。 衣裳を用意する余裕がなかったのか、あるいは、ゼレンスキー大統領がTシャツ姿で陣頭指揮を取っていることと重ね合わせたのか。 彼のパフォーマンスが終わると、観客が総立ちになって拍手を送っていたシーンに、胸がいっぱいになりました。 |
2022年3月26日 |
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毎日、暗澹たる思いで、ニュースを見ています。 21世紀に入って、このような悲惨な状況を、現実のものとして目にすることになろうとは! 人間は、ここまで残虐になれるものなのか、人の命を踏みにじり、平気で嘘をでっちあげ、世界を破壊できるものなのか。 人類の終わりの始まりを懸念させるほどの、惨状です。 おそらくプーチンは、今この時代に生きてはいないのでしょう。 1980年代以前の、ソビエト連邦に未だ生きていて、その旧社会主義体制下の妄想のなかで、暴挙を重ねているのだと感じます。 プーチンのみならず、その回りに、人間らしい感情を持ったロシア人は、いないのでしょうか? 「人道回廊」という言葉を、ロシア側が使うたび、激しい怒りを感じます。 ロシア側に向かう道しか与えず、「捕虜になれ、言うままにせよ、でなければ殺す」と、停戦時間中にもかかわらず、逃げ惑う一般人を爆撃するというやり方の、どこが「人道」なのでしょう。 さらに非道な兵器を用い、核をちらつかせて西側を恫喝し、大量虐殺に向かっている。 これほど汚い蛮行が、あるでしょうか。 私たちに何ができるのか、どうすればウクライナの人々を救うことができるのか、考えると、胸が苦しくなります。 もちろん関係機関に寄付をしていますが、さらにもっと支援の方法がないでしょうか? 西側が団結して、経済制裁を行い、国民の側から反プーチンンの声が大きくなり、ロシアの内部から崩壊するのを、待つしかないのでしょうか? 私たち日本人にできることは限られているけれど、ウクライナの苦しみを少しでも引き受ける覚悟も必要かと思います。 長期戦になればなるほど、ロシアへの経済制裁は、私たちにも打撃を与えます。 ガソリンや食料が大幅に値上げし、他の産業にも影響が出ることは必至です。 しかしそのくらいの苦労はやむをえない、耐え忍んで、私たち日本人も生き抜くと、心に決めなければならないと思っています。 |
2022年3月12日 |
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なんて、恐ろしいことが起こっているのでしょう! プーチンが、ウクライナに残虐な侵略戦争を仕掛け、その惨状に胸が詰まる思いです。 こんな理不尽なことが通っていいはずがありません。 遠く離れた日本にいる私たちに、できることはないのでしょうか? ウクライナの人々を援助する手立ては、ないでしょうか? 私たちも共に困難を引き受ける覚悟をし、彼らの助けになることを探したいと思います。 日本政府も、積極的に支援策に乗り出してほしい。 ロシア国内のみならず、世界中のロシア人が声を上げて、プーチンを止めてほしい。 今、この暴挙を止めなければ、人類の未来はさらに暗転してしまうと、やりきれない気持ちでいっぱいです。 |
2022年2月27日 |
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やっと昨日、3回目のワクチン接種を終えました。 過去2回ファイザーだったので、今回もファイザーを希望していましたが、何度区に連絡しても、全く先の見通しが立たず、いつ予約受付が開始されるかもわからないと言われ、やむなくモデルナに。 打っている最中から、ものすごく痛くて、その後も、腕の腫れ、痛み、重たさが続いて、左腕が今日も上げられません。 でもこれは、不運なことに、打ち手が上手でなかったことも、理由のひとつかも・・・。 全身の疲労倦怠感はありますが、熱はそんなにひどくはなりませんでした。 接種を済ませたあと、千代田区では、帰りのタクシーを手配してくれることになったと聞かされ、サービスを受けて帰宅しました。 長い道のりを電車を乗り継いで移動し、体調の変化を不安に思う高齢者の方々もいらっしゃるでしょうから、これはなかなかいい心配りですね! |
2022年2月25日 |
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「ショコラ・エ・ショコラ」のプロジェクトで手いっぱいで、今年の冬季オリンピックはほとんど楽しめなかったけれど、勿論、フィギュアスケートだけは、寝る時間、食べる時間を削っても、しっかりチェックしていましたよ。 この間の、ワリエワのドーピング騒動については、CASやIOCといった関係組織の判断、決定には、割り切れない思いでいっぱいです。 世界のトップ・スケーターとして輝かしい記録を残してきた選手が、15歳だからドーピングの責任は問えないなどと、お目こぼし? これが許されるのなら、低年齢の選手たちはドーピングOKという、誤った恐ろしいメッセージを伝えることになりかねません。 今後に、深刻な課題を残してしまいます。 同じロシア選手で、同じサンボ70で競っているシェルバコワやトゥルソワだって、まだ17歳、未成年ですよ。 彼らはどういう心境でいるでしょうか? 死に物狂いで過酷な練習を積んでいるなかで、ドーピングした選手にトップの座をさらわれてしまう、その悔しさや挫折感はいかほどでしょうか? 彼らの将来にも大きな影を落とす、由々しき事態なのです。 勿論、女子フィギュアがダーティな雲に覆われ、4年に1度のチャンスにかけてきた他の国の全ての選手たちを、著しく傷つける事態に他なりません。 今夜のフリーの結果は、いったいどうなるでしょうか?
それにつけても・・・と私は改めて、羽生選手のスケートにかける熱い思いを、賞賛します。 不運なアクシデントや怪我が重なりましたが、今回のパフォーマンスも、すばらしかった。 彼のスケーティングは、滑る、というのではなく、飛ぶ、舞う、といった、この上なく美しいものでした。 彼が語った「9歳の自分が飛べと言った」「9歳の自分が壁の上から手を伸ばしていた」という話に、感動しました。 9歳の自分・・・ただただ、ひたむきに、純粋に、フィギュアスケートに向かっていた自分が、今もなお、羽生選手の心の核に、生き生きと存在している。 そして、その声とともに、未来に向かっている・・・。 羽生結弦は、神に選ばれた人なのだと、思います。 それだからこそ、神は彼に試練を与えているのです。 羽生選手と同じ時代に生きていて、その美しいパフォーマンスを目にすることができる私たちは、なんと幸運なことか、と深く感じるばかりです。 |
2022年2月17日 |
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今日は、バレンタインデー。 1年近くをかけて準備してきた「ショコラ・エ・ショコラ」も、本日で終了となりました。 大成功でした。 コロナ禍で苦労することも、たくさんあったけれど、多くの方に応援していただいて、貴重な体験を重ねることができました。 こんなに厳しい感染状況でなかったら、もっとたくさんの人が集まれたのにね、もっといろいろできたのに残念だったね、と言う人もいますが、そうではありません。 コロナ禍だからこそ、やる意義があったのです。 頭上に立ち込めた暗い雲を吹き飛ばし、晴れ晴れとさせる「ハルカス」の精神が必要だったのですね。 とっても、楽しかったです! 「ショコラ・エ・ショコラ」を通して、チョコレートの世界の美しさ、すばらしさを、皆さんに少しでもお伝えすることができましたなら、これ以上の幸せはありません。 ご協力くださったメゾンの皆さま、あべのハルカス近鉄百貨店本店、映像制作をご一緒した皆さま、ご支援いただいたメディアの皆さま、そして、会場にお運びくださり、またオンラインで参加してくださった大勢のお客様に、幾重にもお礼申し上げます。 皆さま、本当に、ありがとうございました!!! |
2022年2月14日 |
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なんてステキなことでしょう! 「ショコラ・エ・ショコラ」の会場で上映されているスペシャル映像が、全国の皆さんにもご覧いただけることになりました!! 2月14日、バレンタインデーまで、YouTubeに公開しています。 https://www.youtube.com/watch?v=Rc1a00iaAuo トップ・ショコラティエ、トップ・シェフから届いたメッセージや、遥かなカカオの森からチョコレートが誕生するまでの、「カカオの旅」の軌跡を、ごゆっくりとお楽しみください。 |
2022年2月6日 |
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1月18日、「ショコラ・エ・ショコラ」のオープニングを楽しく迎えて、1週間となりました。 たった2〜3日で、オンラインショップの商品が相次いで売り切れ、「在庫なし」になったり、ジルのオペラや、ロシューさんのフルーツタブレットが、連日あっという間に完売したり、私たちを慌てさせましたが、本当に嬉しい悲鳴でした。 ご支援くださいました皆さまに、心からお礼申し上げます。 引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。
オープニング当日、早朝に起床し、カーテンをいっぱいに開け、身支度をしていましたら、雪が舞い始めました。 驚いて、しばし手を止めて、見とれてしまいました。 降るというのではなく、風に乗って遊んでいるように、ひらひらと。 まるで、春の桜が、折からの風に、軽やかに、花びらを散らしているように。 ハルカスの神様が、雪の花を、天から贈って、祝福してくださっているような気がしました。 雪がひととき私を楽しませてくれたあと、目の前には、青い晴れやかな空が広がりました。
無事、仕事を終え、新大阪の駅にタクシーで向かっていると、またもや行く手に、冬の桜が、出現しました。 ほんのわずかな時間(1〜2分のこと)でしたが、ハルカスの神様に労っていただいたたような気がして、ありがたく空を見上げました。 |
2022年1月25日 |
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大阪、あべのハルカスでのチョコレート・イベント「ショコラ・エ・ショコラ」のために、年末年始もなく働き続け、ふと気付いたら、今日はもう1月12日。 お友だちからの「おめでとう」メールを受け取って、 「あっ、私の誕生日だった〜」 と叫びました。 忘れてました。。。 今、このサイトの「メッセージ」のページにお知らせする、「ショコラ・エ・ショコラ」の写真と原稿をまとめているところ。 急いで、アップしますね。 オープンは1月18日。 何としてでも間に合わせなくちゃ!! インスタグラムにも、毎日少しずつ情報を公開していますので、ご覧になってくださいね。 |
2022年1月12日 |
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「チョコレートの奇跡」
最新刊
(中央公論新社)
チョコレートに、あっと驚く健康効果があった!
「神の食べ物」に迫る最先端の科学から、その文化、芸術までを探求したチョコレート解体新書
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「ナスカ砂の王国」
新版
(文春文庫)
いつ、誰が、何の目的で、どうやって、描いたのか。
「ナスカの地上絵」の謎を追って、激動の時代を行く、著者渾身のノンフィクション。
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「ピナ・バウシュ中毒」
(河出書房新社)
限りなく優しく温かく美しい世界が、ここにあった!
楠田枝里子が敬愛するアーティストの追っかけの旅の記録。
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「かぞえる」
(復刊ドットコム)
「かぞえる」って何だろう?
数えられるもの、数えられないもの、数えきれないものもあるよね。
予想もつかない、壮大な結末が感動を呼ぶ、創作絵本。
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「チョコレート・ダイエット」
(幻冬舎)
カカオ70%以上のチョコレートは、こんなにスゴイ!!!
毎日の食生活に正しく取り入れて、健康にスリムになりましょう!
ダイエットしたい人、美しくなりたい方、体調の気になる方、ぜひご覧ください。
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「不思議の国のエリコ」
(文春文庫)
科学を気軽に面白く味わっていただくためのエッセイ集。
「虹には雄と雌がある」「薔薇色の秘密」「バカにつける薬」など。
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「ぼくは おおきな くまなんだ」
(文化出版局)
大きな毛むくじゃらのクマに変身した、ハンス少年の、愉快で愛らしい冒険物語。
ヤーノシュ作、くすたえりこ訳の絵本です。
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「うさちゃんのニュース」
(ほるぷ出版)
とうとう最後に、うさちゃんが見つけたステキなものは?!
心があたたかくなる、優しい絵本です。
ボーンスタイン作、くすたえりこ訳。
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