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ふうっ。
ずれこんでいた年末の仕事がようやく終わり、大急ぎでお掃除、お洗濯、そして「すき焼き」の準備!
私の故郷、伊勢は、牛肉で有名な松阪のお隣、ということがあってか、昔から大晦日にはすき焼きを食べるのですよ。
「年越しそば」ならぬ「年越しすき焼き」、ですね(笑)!
上京して、ひとり暮らしを始めてからもそれは変わらず、今でも私は、12月31日は、すき焼き・・・。
2018年も、あと少しですね。
今年もこのページをお読みくださって、ありがとうございました。
どうぞ皆さま、良いお年をお迎えください!!
2018年12月31日

今年も、私が観光大使を務める伊勢市の観光協会から、ありがたい年末の贈りものが届きました。
大きな箱に、伊勢の名産品がいろいろ入っているのですが、毎年何より楽しみに待っているのは、それはそれは立派な「蘇民将来子孫の家」と書かれた注連縄です。
この注連縄は、伊勢の人しか掲げることのできない特別なもの。
(私は、伊勢生まれ、伊勢育ちです。)
これをご覧になった神様が、たくさんの幸せをもって、入ってきてくださるのですね。
大喜びで、すぐに、玄関に飾らせていただきました。
箱のなかには、懐かしい伊勢うどんや、田舎あられも入っていて、顔がほころびます。
(あっ、今年は、いといんせんべいがありませんね、ちょっと残念。)
ありがとうございます!!
お正月に、故郷の味をたっぷり楽しませていただきます。
ただ・・・注連縄は、12月13日から28日までに飾るもの。
毎年28日ギリギリの到着で、いつも間に合うかしらとハラハラしながら待っているのですね。
早く飾ったほうが、お客様にも伊勢の注連縄を見ていただけて、伊勢の広報にもなっていいと思うので・・・もう少し早く、12月半ばくらいに、送っていただけたら嬉しいなあ。
なあんて、贅沢な望みを抱いてしまった私でした。
2018年12月28日

昨日書ききれなかったのですが、ブルガリ・イル・チョコラートから、クリスマスのチョコレートが届きました。
さっそく今、3時のお茶の時間にいただいています。
ふふふ、さすがブルガリならではの、ゴージャスなクリエーション!!
デザインが豪華なのは勿論ですが、その味わいがとても贅沢で、滑らかで、顔がほころぶ美味しさが演出されています。
ショコラティエの齋藤香南子さん、腕を上げていますね!
2018年12月25日

クリスマス当日!
になって今日、ようやく、ミュンヘンからのマティアスの小包が到着しました!!
年末で、荷物が遅れに遅れていたのです。
大きな赤い箱を開けると・・・。
本場ドイツ、ドレスデンに1825年創業という、歴史あるクロイツカームの、シュトレン!
私の大好物なのだけれど、日本ではなかなか手に入らない、クリスマス・クッキー!!
ニュルンベルク名物、蜂蜜やしょうがの効いたクッキー、懐かしいレープクーヘンも入っている!
(ヘンゼルとグレーテルが森で見つけたお菓子の家は、レープクーヘンでできていたんですよ!)
チョコレートも、マジパンのボールも、ツリーのオーナメントのスノーマンも並んでいます。
ワクワク嬉しいクリスマス・セットですね!!
急いで、スノーマンをクリスマス・ツリーに飾り、シュトレンをスタッフと一緒にいただきました。
う〜む、やっぱり本家の伝統の味わいだ!
クリスマスにはギリギリ滑り込みセーフだったけれど、年末の美味しい楽しみが、またどっさり増えました!!
ありがとう、マティアス!!
2018年12月25日

ふうっ!
緊迫の全日本選手権決勝戦でしたね!!
右足の怪我を押して、限界まで力を振り絞った、宇野昌磨選手。
人生を賭けたスケーティングを披露した、高橋大輔選手。
その力強さも、危うさも、美しさも、途方もない感動をもたらしてくれました。
クリスマス・イブの夜に、どこにも遊びに行かずに、テレビの前に陣取っていたかいがありましたね。
感動のドラマをありがとうと、お礼を言うしかありません。
昨夜の女子では、大方の予想を覆し、坂本花織選手が優勝。
そのパフォーマンスが、確実に更なる次元に進化していることに、驚きました。
パワフルなのは彼女の持ち味でしたが、それにしなやかさ、のびやかさが加わって、ジャンプに、スケールの大きな滑らかさが感じられたのでした。
日本を代表する宮原知子選手に肉薄し、抜きんでる若い世代が続々登場して、ああ時代はすさまじい勢いで移り変わっているのだと、実感。
2018年12月24日

今年、4種を厳選した、私のクリスマス・ケーキ。
最後を飾るのは、ジャン゠ポール・エヴァンの「ヴェネツィア」です!
「メッセージ」のページに詳しく書きましたので、ぜひそれを読んでいただきたいのですが、今日改めてじっくり味わって、
「ああ、このケーキでクリスマスを迎えられて、本当に幸せ!」
って思いました。
思いがけない、それでいて絶妙なバランスの味の組み合わせ、あくまでも優しくなめらかな食感、見事な職人技で、繊細に優雅に造形されたヴェネツィアの風景!
ナイフを入れて姿を現すケーキの切り口がまた、あまりにも華やかで美しく、感嘆の声が上がります。
さすがエヴァンさん、すごいっ、すばらしい!!
何をとっても、最高の作品でした!!!
2018年12月23日

例年の10倍、ドキドキ興奮しましたね、全日本選手権!
今日の男子ショートプログラム、宇野昌磨選手は、6分間練習で足を痛めながら、気迫の演技を見せてくれました。
私も力が入って、最後の瞬間まで手を握り締めてましたよ。
4年のブランクを経て、現役復帰した高橋大輔選手のパフォーマンスには、感極まって、涙がこぼれましたね。
「シェルタリング・スカイ」の選曲も、高橋選手でなければ描き出せない情感溢れる表現も、すばらしかった!!!
2018年12月22日

贅沢な、ディナーでした!!
ワインとチョコレートの専門家5人が集まり、特選のステーキ・レストランで、生産者の名を冠した(!)牛肉3種に、舌鼓を打ちました。
すごい世界があるものだと、感嘆するばかりです。
プロが準備してくれたワインがまた、すばらしかったの!
ドゥーツが世界6000本限定で出したプレミアム・シャンパンで、スタートし、白も、赤も、さすがの華々しいセレクション。
最後のデザートには、デザート・シャンパンで締めるという、心憎い演出です。
なんといっても目玉は、メンバーのひとりがパリから抱えてきてくれた、日本未発表の、パトリック・ロジェのワインでした。
ロジェのワインといえば、すでに、アンフォラで貯蔵した1本、ステンレスと木樽のタンクで保存した1本を、同じメンバーで味わっていますが、今日のものは、木樽のみで寝かせたワインです。
同じ年の葡萄を使っていながら、タンクの違いで全く味わいが異なります。
さらに、3種類のボトルのデザインがそれぞれ、ロジェの手による芸術作品なのです。
(後日、「メッセージ」のページに写真を公開しますね。)
ここまで情熱を注ぎこんでいるパトリック・ロジェのこだわりに、驚嘆!
今日の食事会のメンバーほど、ロジェのワインをとことん味わっている幸せな日本人はいないでしょうね。
極上のクリスマス会でした!!
2018年12月19日

ついに!
届きました、アラン・デュカスのクリスマスケーキ!!
「メッセージ」のページにご紹介した写真そのままの、この上なくクールなフォルムに、しばし見とれます。
きめ細かなカカオパウダーの肌は、あまりにも美しく、ナイフを入れるのが躊躇われるほどでした。
私は胸を躍らせながら、一口・・・。
まあ、ごく薄いシェルのチョコレートが、完全なるバランスで、心地よく弾んで溶け、たちまち広がる優しいチョコレート・ムースと、とろり流れるキャラメルに、酔ってしまう。
そしてそのなかで、フィヤンティーヌやビスキュイがさくさくと心地よいリズムを刻んでいるのです。
なんと繊細で複雑で、ゴージャスな味わいでしょう!
まさに、極上を知る大人のためのチョコレート・ケーキ!!
贅沢に、楽しませていただきました!
2018年12月17日

面白かった、面白かった!
六本木のアンダーグラウンドのパフォーマンス・スペースで、パウ、ジュンヤ、カホの3人の若いダンサーたちのステージを見ました。
パウ(Pau Aran Gimeno)は、ピナ・バウシュのカンパニーのメンバーで、もう長い付き合いです。
2006年に「春の祭典」でデビューしたとき、「これは、すごい、抜きんでたダンサーが登場した」と興奮し、以来私はずっと注目をしているのです。
そのしなやかな体、腕、手足の指先、関節の隅々、微細な細胞のひとつひとつに至るまで、信じられない豊かな表情を見せます。
風の流れや、水面に広がる波の振動に身を任せていたかと思うと、やがてそのムーブメントが、さらに新たな風や大きな波を巻き起こして、ダイナミックに空気を切り裂く・・・。
この上なく美しい瞬間の連続でした。
ジュンヤからは、今ここに生きて在ることの居心地の悪さが、強烈に伝わってくるし、カホは、現代的でカッコいい。
3人、全くスタイルもテイストも違うのだけれど、それがまた、興味深い効果を生み出しているのですね。
パフォーマンスが終わってから、近くのバーラウンジで祝杯を上げ、4人で深夜まで話し込みました。
まっすぐに自分の表現に向き合う若者たちの、何とすがすがしいこと、ステキなこと!!
彼らの次なる進化に大いに期待し、縁あって同じ時間を共有できた幸運に、感謝した夜でした。
2018年12月15日

私の、今週のクリスマス・ケーキは、これ!
ラ・メゾン・デュ・ショコラの、「サルバドール」です!!
このケーキをクリスマス・シーズンに楽しむようになってから、もう10年以上にもなるでしょうか。
これを食べなきゃ、12月がやってきた気がしない。
年を越せない、って感じなんですよ。
薫り高いカカオのムースと、フランボワーズは、最高の組み合わせで、他のパティスリーでも用いられますが、なんといっても、メゾン・デュ・ショコラのものが、一番。
このメゾンの創設者である伝説のショコラティエ、ロベール・ランクスさんの作品に、有名な「サルバドール」という、フランボワーズを使ったボンボンショコラがあって、このケーキの「サルバドール」はランクスさんへのオマージュともいうべき作品なのですね。
偉大なメゾンの歴史を刻むクリエーション、と言ってもいいでしょうか。
極上のダーク・ガナッシュの深い旨味、限りなく軽く優しく口のなかでとろけるチョコレート・ムース、生き生きと踊るフランボワーズの味わい・・・今日も、嬉しくありがたくいただきました!!!
2018年12月11日

手に汗握る、高次元の戦いになりましたね、女子フリー!
どの選手も迫力ある演技を見せてくれましたし、昨日の男子がミスの連続だったことを考えると、女子のほうが、肝が据わっているということでしょうか。
紀平梨花選手、ザギトワを破って優勝なんて、本当にすごい!!
おめでとう!!!
ただ・・・やっぱりね、私は日本選手の衣装のセンスの悪さに、ガッカリしているのです。
紀平選手が活躍すればするほど、気になってしようがない。
今日の衣装の薄い藤色の手袋は、氷のなかでは目立たないし、汚れてみえる。
せっかくの表現が、十分に活きないですよね。
ショートでも手袋を使っていましたが、あろうことか黄土色の手袋には、目を疑いました。
田舎の少女趣味の衣装の水色にも全く合っていないし、あれでは、指を太く見せてしまうだけで、マイナスになるばかり。
紀平選手は、長い腕を大きく使った手指の表現も美しいのに、まるで、彼女の技の邪魔をするような色、衣装デザインです。
手袋を使うなら、指先の表現がより美しく強調して見せられるように、たとえば宮原選手の黒、ザギトワ選手の赤と黒、がまっとうな選び方でしょう。
あっ、そうだ。
日本女子で唯一美しい衣装を着ている宮原選手のデザイナーさんに、紀平選手も担当していただいたら、どうでしょうか?!
2018年12月9日

ふうっ、やはりグランプリ・ファイナルの最終戦となると、緊張感もただならないものになるのでしょう。
今日の男子のフリーでも、ミスが相次ぎ、プレッシャーの大きさを痛感させられました。
あのネイサン・チェンでさえ、4回転ルッツ、トウループともに失敗していたし、宇野選手も、本来の力を出せないまま終わってしまった印象です。
それにしても・・・世代交代はいやが上にも進んで、今回は、私の大好きなハビエル・フェルナンデスも、アダム・リッポンの姿もなかったことが、寂しくてしょうがない。
あれほど個性的で、美しくて、感動的なパフォーマンスを見せてくれるスケーターは、もう今はいませんもの。
2018年12月8日

ついに、始まりましたね!
グランプリ・ファイナル!!
今日は、男女のショートプログラムです。
羽生選手がいない大会は、やっぱり寂しいものですが、それでも世界トップ6の戦いは、迫力がありますよね。
男子では、ネイサン・チェンと宇野昌磨が、抜きんでてすばらしく、魅力的なパフォーマンスを見せてくれました。
文句なしのトップ2で、どちらが優勝しても、おかしくない。
女子では、ザギトワと紀平梨花の戦いが、熱い。
フリーでどんな展開を見せてくれるか、ワクワクします。
ところで、ファイナルに日本女子3人が進出できたのは、とても喜ばしく誇らしいことなのですが・・・彼女たちの衣装が、ロシア勢に比して、あまりにもダサいのに、恥ずかしい思いをしました。
合格点が出せるのは、宮原選手だけで、注目の紀平選手の衣装は、まあ野暮ったいこと。
世界一を狙う選手の衣装にしては、あまりにもお粗末で、彼女のスタッフは何を考えているんだろうと、腹立たしくさえなりました。もっとセンスを磨いてほしい。
坂本選手も、昨シーズンの「アメリ」の衣装が古くさくて愕然としたものですが、今日の紫色も、似合わない色です。
さらに、薄いピンクのお尻は、色の浅黒い彼女には、難しい組み合わせ。
こんな衣装では、せっかくの演技をジャマするばかりです。
私は、フィギュアスケートは、総合芸術だと思っているんですね。
趣味の悪いシロウトに決定を委ねるのではなくて、そろそろ、衣装のプロのデザイナーを入れるべきでないでしょうか?
2018年12月7日

今年のクリスマス・ケーキは、どれにしようかな、と悩んでいるあなた!
クリスマス・ケーキは12月24日、25日に食べるもの、なんて思っていませんか?
とんでもない!
12月に入れば、すでにクリスマス・シーズン。
私はもう、毎週毎日、クリスマス・ケーキを楽しんでいるのですよ。
今年、私が厳選したケーキは、4種。
今週トップ・バッターとしてテーブルに上がったのは、ピエール・エルメのシュトレンです!!
私は、名人ポール・ゴッツェさんの手による、世界一美味しいシュトレンを、20年以上も愛してきました。
他のどのシュトレンを口にしても、満足できません。
残念ながらゴッツェさんが亡くなったあとは、シュトレンを食べること自体を諦めてしまった状態でした。
ところが!
昨年たまたまエルメさんの作品をテイスティングする機会があり、私はすっかりその虜になってしまったのですね。
エルメさんはフランス人ですが、ドイツとの国境近くのアルザス出身のため、ドイツパンやシュトレンにも、小さい頃から馴染みがあったのでしょう。
伝統的なシュトレンに、「現代パティスリーのキング」と呼ばれるエルメさんならではのアレンジが効いて、それはそれは美味しいのですよ。
生地の奥深い旨味も、口当たりも、ドライフルーツのバランスも、全てが見事に調和している!
包みを開けた瞬間に、上質なシナモンの香りがいっぱいに広がって、幸せな気分になります。
ゴッツェさん以外、私が唯一拍手を送ったシュトレンです。
2018年12月6日

す、す、すごいです!
弟の奥さんの英子さんが、最高級の松阪牛のステーキ肉を送ってくれました!!
立派な血統書付きです。
鼻紋が押してあって、名前は「もりとみ」ちゃん。
う〜〜、惚れ惚れする、美しいお肉です。
感謝、感激!!
慌ただしい年末、このお肉で乗り切りますゾ!!
2018年12月5日

マライア・ベルが、キス・アンド・クライで抱えていた、大きな猫のクッション、「私もほしい〜」とこのページで叫んだこと、覚えていますか?
その後、このサイトを運営してくれている櫻さんのリサーチによって、なんとダイソーで、200円で売られているものだと、判明。
大人気で売り切れ状態であるという情報も入ってきました。
でもね、嬉しいなっ、猫ママ友のラムネちゃんが見つけて、今日送ってくれたんです。
まあ〜、なんてかわいいんでしょう!!!
とろけてしまいそうな、まん丸なお目目は、幼いころのマフィンにそっくり。
眠っているマフィンのそばにそっと置いて、顔をほころばせている私です。
2018年12月4日

映画「ナチス第三の男」の試写会に、出かけてきました。
見終わったあと、配給会社の方に話しかけられたのですが、衝撃の大きさに声が出ず、名刺だけ渡して、帰ってきました。
忌まわしい歴史の暗部に、改めて打ちのめされ、戦慄を覚えました。
いつ誰の身にも起こりうる、そして決して繰り返されてはならない、恐怖の現実。
今の時代だからこそ、見ておくべき作品でしょう。
1月25日公開だそうです。
2018年12月3日

きゃ〜、ふと気付いたら、とっくに日付が変わってしまっていました!
楽しかった〜〜!!
夕方から、美味し〜いすきやき会席をいただき、
(血統書付きの松阪牛にビックリ。
なんと、鼻紋の付いた、曽祖父の代まで遡れる、由緒正しい血統書です。
すごいっ!
実は、昨日11月29日は、「いい肉の日」だったんですね!)
ISU(国際スケート連盟)の方と、羽生選手の写真を撮っていたカメラマンの友人と、フィギュアスケート通、4人で、熱く語り合いました。
勿論、テーマはずうっと、フィギュアスケート!!!
おおいに盛り上がり、話が終わりません。
場所を変えて、さらに話し込み、私たちは結局6時間以上も、しゃべり続けたのでした。
ふうっっ!
あまりに面白いエピソードの数々に、大興奮でしたが・・・でも、ごめんなさいっ!
口外できないことが多すぎて・・・。
1週間後のグランプリ・ファイナルが、10倍興味深くなりましたよ!
2018年11月30日

まあ、なんて新鮮な驚きだったことでしょう!
今日、アンリ・ルルーの新作をテイスティングさせていただいたのですが、今メゾンを率いている若きショコラティエ、ジュリアン・グジアンの才能に、改めて感嘆したひとときでした。
バレンタイン・コレクションのテーマは、地中海の旅。
エジプトのタンデムをスタートし、ぐるりと地中海の5都市(これが、なかなか通の選択なんですよ!)を巡り、モロッコのタンジェに至る、ドラマチックなチョコレートの旅です。
ダマスの、ピンクグレープフルーツとジャスミン、
アナトリアのアニスとレモン、
カターニャのシチリアン・ブラッド・オレンジ、
カラブリアのベルガモット、
タンジェのミント
それぞれの土地の名産品が、鮮やかに、一粒のチョコのなかに生きている!!
しかも!
チョコをナイフで切って、断面の匂いを嗅いでも、上質のカカオの香りに魅了されるばかりなのですが、口に入れたとたんに、ミントやブラッドオレンジのみずみずしい味わいが、どっと溢れだすのです。
そのあまりの衝撃に、私はびっくりして、制作の秘密を聞くと、このチョコレート作りには、香料を一切使っておらず、フレッシュな材料をそのままたっぷり使用しているとのこと。
香料のわかりやすい香りの演出など、必要ない、という本物の考え方だったんですね。
すごい!
さらに、プラリネの粒子の細かさにこだわったり、ブルターニュのサブレのさくさく感をアクセントにしたり、6個が全て異なる食感を楽しませてくれます。
最後の一粒、タンジェのミントを味わったあとには、ジブラルタル海峡をはさんで、アフリカ大陸からヨーロッパが見えました!
ああ、すてきな旅でした!!
皆さん、バレンタイン・シーズンに、ぜひ味わってみてくださいね!
2018年11月28日

グランプリ・シリーズ最終戦のフリーを、ドキドキしながら見つめていました。
男子は、予想通り、ネイサン・チェンが巻き返しての優勝。
今日は、絶対にジャンプを成功させてやるぞ、という気迫が感じられましたね。
ジェイソン・ブラウンは、このうえなく優しいパフォーマンスで、また新しい魅力を見せてくれました。
女子は、熱い戦いでしたね〜。
紀平梨花ちゃんは、デビューしたばかりとは思えない、自信に満ちた演技でした。
ジャンプは勿論のこと、長い腕を大きく活かした表現が美しく、目を奪いましたね。
メドヴェージェワの不振は、本当に残念!
すばらしい才能を持ったスケーターなのに、なんだか、違う方向に向かっていっているような気がします。
ショートも、フリーも、滑ることを楽しんでいる様子が全くない。
表情も硬く、必死になって、違和感のある世界に自分を合わせようとしている、そんな印象です。
曲が始まってまもなく、彼女が大きく2回、瞬きをしたのに気付き、「あ〜、集中してないんだな」と私は感じました。
かつての彼女なら、そんなことはなかったのです。
スタートの定位置に着いた瞬間から、彼女はいつも、物語の主人公になりきった表情をしていたものです。
結果は・・・心配した通り、メドヴェージェワらしからぬスケーティングに終わってしまいました。
ああ、もったいないこと。
彼女が早く、元のあるべき姿に戻り、明るい笑顔で、心から楽しんでスケーティングできるよう、祈るばかりです。

グランプリ・ファイナルは、いよいよ2週間後。
羽生選手は右足の故障を乗り越え、出場できるでしょうか?!
2018年11月25日

グランプリ・シリーズ最終戦は、フランス大会。
なかなか見応えのある対戦となりました。
今日は、ショートプログラム。
まず男子の目玉は、ネイサン・チェンでした。
珍しいジャンプミスがあったとはいえ、さすがに上手い。
一段とダンスの腕に磨きがかかって、「魅せる」プログラムになっていました。
ジェイソン・ブラウンは、4回転が組み込めないため、あまり高い得点は望めないのだけれど、風を巻き起こすダイナミックなパフォーマンスは惚れ惚れするし、美しい3回転ジャンプを確実に決めて、1位発進、すばらしかった。
金博洋は、デビューしたとき、まるで「飛ぶ機械」みたいだと感じたのですが、年々表現力を身に付けていくにつれて、ジャンプが決まらなくなっちゃいましたね〜。
そして、女子。
私は何といっても、メドヴェージェワに注目していました。
環境を変えて新たなスタートを切り、先の対戦ではあまり本調子が出せない印象だったのですが・・・。
やはり今回も、選曲や物語の紡ぎ方に物足りない印象があり、彼女自身にも余裕がない感じでしたね。
オーサー・コーチも、まだ彼女の魅力を十分に引き出せていないようです。
日本女性陣は、大健闘でした。
新星、紀平梨花ちゃんは、やはり将来を期待させる滑りでした。
衣装がちょっと野暮ったくて、もったいなかったかな・・・。
本田真凛ちゃんも、チャーミングな笑顔と、出来のいい演技で高い評価を得ました。
これに、もうひとつ、強烈な吸引力が加わったら、強いですよね。
三原舞衣ちゃんの、丁寧で素直なスケーティングには癒されます。
ただ、どうしても子供っぽく見えてしまうので、大人の表現力をどう付けていくかが、課題となるのでしょうね。
さあ、明日のフリーで、ファイナル出場者が決定します!
2018年11月24日

「ソレダメ!」2時間スペシャルのため、テレビ東京の天王洲スタジオへ。
ここの控え室は、窓からゆったり流れる運河の風景がいかにも平和で、癒されます。
知らないことがいっぱいあるなあ、と驚きながら、なごやかで大笑いの収録を終えました。
楽しかったです!
2018年11月21日

ステキ!!!
アラン・デュカスさんが、チョコレートのクリスマス・ツリー(!)を届けてくださって、私は大喜びで何度も箱を開け、うっとりと眺めています。
あたりはたちまち、チョコレートの甘い香りに包まれます。
実はこれ、プラモデルのセットのような、おしゃれでモダンな組み立てキットになっているんですね。
アラン・デュカスのさすがのセンスですね〜!!
もうすぐアクリル・ケースも準備してくださるとのことで、それを待って、飾ります!

私は、クリスマスツリーが大好きで、これまで旅先で見つけた世界の国々の気に入りのツリーを、ずらりとディスプレイして、毎年楽しんでいます。
今年もすでに飾りつけを終え、準備万端整っていて、デュカスさんのツリーが加わるのを待つばかり。
ああ、嬉しい〜、楽しみ〜〜!!
2018年11月18日

グランプリ・シリーズ、ロシア大会。
昨日の羽生選手のショートプログラム、すばらしかったですねえ!
パーフェクトの演技を、ただ惚れ惚れと見入ってしまいました。
今日のフリーでは、公式練習での右足首の捻挫で、予定されていたジャンプを急遽変更しなければならず、どうなることかと心配しましたが、さすがの首位を守り抜きました。
つくづく、なんとドラマチックな人なんだろうと、思いますね。
彼の人生に与えられた試練、度重なるアクシデントと、それを乗り越える展開、パフォーマンスで表現するこの上なく美しい世界、全て想像を超えるドラマです!!
友野一希選手も、一戦一戦、ぐんぐん腕を上げているようで、期待、ですね。
ところで今回は、男子は羽生、女子はザギトワという、ぶっちぎりで優れたスケーターの存在が大きく、他の選手たちがちょっと霞んでしまった印象です。
もう少し、手に汗握る接戦が見たいものですね。
ファイナルまで待つしかない、かな?
2018年11月17日

チョコレートのシフォンケーキが、無性に食べたくなって、急ぎスタッフに買ってきてもらいました。
もう20年も前から、西麻布にあったドゥリエールというお店の、マホガニーという名前のケーキです。
ここは、ミルクレープ発祥の地としても有名で、よく通って、ケーキを楽しんだものです。
しかし、数年前このお店はクローズしてしまい、ソラマチ店でしか入手できなくなりました。
そして、またもや!
そのソラマチ店もクローズしてしまったのです。
私は困り果てて、ドゥリエールを経営していたアトリエ・リーブという会社を探し当て、問い合わせをしたんですね。
で、白金台の直営店にて、予約販売をしてくれるとのことで、ついに今日マホガニーを手に入れることができたのです。
直径25センチ、高さ11センチという、8号サイズのケーキをホールで!!
大きなケーキを、好きなだけ切り取って食べる、これがなによりの贅沢、喜びなんですよねえ!!!
ふわふわのチョコレート・シフォンケーキが、真っ白い雪のような生クリームで美しく覆われていて・・・。
口のなかで、たちまちとろけます。
私は、多分通常の3倍サイズのケーキをあっという間に平らげて、満足、満足。
まだ、明日も、明後日も、楽しめますよ!!
2018年11月15日

来年2019年1月のサロン・デュ・ショコラの、プレビュー発表会が、開催されました。
うふふふふ、新登場のショコラティエさんの意欲作、すでにおなじみになった有名ショコラティエさんの驚く新作など、今回も話題豊富なチョコレートの祭典です。
どっさり試食して、嬉しい美味しいチョコレート・タイムでした!
あと2ヵ月後のオープニングが、待ち遠しい!!
2018年11月14日

映画「ねことじいちゃん」の試写会に行ってきました。
動物写真家として有名な、岩合充昭さんが初監督を務めた作品です。
まあ、まさしく岩合さんにしか撮れない傑作映像の数々に、思わず顔がほころびます。
この上なく優しく、温かく、ちょっぴり切なくて、愛おしい、猫好きにはたまらない時間の贈り物でした。
公開は、来年の、ニャンニャンニャン、2月22日の猫の日。
ぜひ、ご覧になってくださいね。
2018年11月12日

グランプリ・シリーズ、日本大会、NHK杯。
昨日のショートプログラム、今日のフリーで、結果が出ましたね。
女子では、紀平梨花ちゃんが、デビュー戦で優勝と、驚かせてくれました。
新星登場といったところでしょうか、今日の演技は見事でした。
宮原選手は、そのパーフェクトでエレガントなスケーティングで、観客を魅了しましたね。
男子では、宇野昌磨選手が、圧倒的な輝きを放って、優勝。
出来は今ひとつといった感じでしたが、ファイナルへの出場を決めました。
余談ですが・・・。
バシリエフス選手のコーチで付いているのは、あのステファン・ランビエール。
あいかわらずステキで、目を奪われてしまったわ。
現役時代のランビエールを思わせる振付けに、イメージを重ね合わせて、うっとりしちゃいました。
山本草太選手も、いいですねえ。
武士を演じたプログラムの視線の鋭さから、一転、キスアンドクライでの、あどけなさも感じられる笑顔が、チャーミングでした。
女子のレオノワが、フリーで快傑ゾロを演じたのも、遊び心があって愉快な演出でした。
マライア・ベルがキスアンドクライで抱いていた、大きな猫のクッション、かわいかったな〜。
広島のファンからのプレゼントかしら、私も欲しいなあ。
2018年11月10日

ブルガリ・イル・チョコラートの新作テイスティングに、銀座ブルガリタワーに出かけてきました。
ショコラティエは、斎藤香南子さんという、若い女性!
いつも、次々新しい世界に挑戦していて、驚かされます。
今回のクリスマス・コレクション、バレンタイン・コレクションでも、とろり滑らかなガナッシュ使いや、ヴィンコットとセミドライいちじくが華やかに際立つ逸品、シチリア産のエキストラヴァージンオリーブオイルとトマトという、まさにイタリアの味わいのボンボンショコラなど、一段と腕を上げたクリエーションの数々に、拍手を送りました。
この世界でも、女性が成功するのはとても難しいことですが、香南子さんには、持ち前のガッツとひらめきと情熱で頑張っていただきたいと、私は応援しています。
2018年11月7日

フィンランド大会フリー。
やはり男女とも、トップのスケーターがあまりにも頭抜けてすばらしかったため、他の選手の印象がかすんでしまいましたね。
女子のザギトワ選手、今日の演技は見事にまとめましたね。
男子は、何といっても羽生選手。
そのパフォーマンスには、圧倒されるばかりでした。
危うさの感じられるジャンプがあったにもかかわらず、それすら彼の美しい世界に飲み込まれてしまって、気にならない。
ひたすら羽生ワールドに漂う幸せを噛みしめた4分間でした。
これまで白やブルーの、フリル使いの王子さまモードの衣装だった羽生選手、プルシェンコを意識した今日の皇帝スタイルも、ステキですねえ!
2018年11月4日

グランプリ・シリーズ、フィンランド大会。
第3戦の舞台は、ヘルシンキだ。
ヘルシンキ、美しい町ですよね〜。
飛び切り新鮮なお魚のお刺身(カルパッチョ)、とっても美味しかったし、市内で唯一残っているアールトのデザインによるレストランで食べたトナカイのステーキは、絶品だったなあ・・・。
なんて思い出に浸っているうち、ショートプログラムが始まりました。
残念ながら、出来具合は今ひとつといった感じで、ミスが相次ぎ、ザギトワでさえ、ジャンプに失敗していたのに驚きました。
しかし、そんななかで、羽生選手だけは、もう別格。
違う次元で演技していると思わせる、抜きんでた技と美しさで、目を奪いました。
勿論、圧倒的な点数差をつけて、首位に立ちましたね。
さあ、明日のフリーはどうなりますか。
2018年11月3日

愛猫マフィンが、腎臓病の新薬ラプロスをスタートしてから、ちょうど半年。
その後の経過を診ていただくために、赤坂動物病院へと向かいました。
尿検査、血液検査、そして念のため甲状腺の検査も。
全ての検査結果が出るには少し時間がかかりますが、現時点での数値を見ていただいたら・・・。
腎臓病の数値は悪化しておらず、脱水症状も出ていないとのこと。
良かった!
猫の腎臓病は治ることはありませんから、半年前の数値を維持できているというのは、ラプロスが病気の進行を食い止めているということなのですね。。
ラプロスの効果に、感謝。
ほっと一安心して、家に帰ってくると、マフィンはひどく機嫌を悪くしていて、私に八つ当たりしました。
「バカバカバカ!、
朝からずうっと、ご飯もくれないで、お腹ペコペコのところ、ヤなところに連れていかれて、痛い注射されて、もお〜〜、さんざんだったよ!
いいかげんにしてよ!!」
って感じです(笑)。
怒ってくれるのも、元気な証拠、嬉しいです。
2018年11月2日

今日はハロウィーン。
先週末から、渋谷での若者たちの騒動を、眉を顰め、批判的に報じるニュースが続いている。
私がこんなことを言うと、良識ある方々から顰蹙を買ってしまうかもしれないが・・・。
私は、仮装して盛り上がる彼らの気持ちがよくわかる。
できれば私も、飛びっきりの仮装をして、参加してみたい、とも思う。
私は、自前で衣装を作って、ヴェネツィアの仮面祭に何度も足を運ぶほど、あの非日常の体験が好きだ。
自分ではない、何かに変身するのは、楽しいものだ。
わくわくと心が踊る。
渋谷に集まる若者たちも、そんな空間に、興奮していることだろう。
マナーだの、ルールだのと堅苦しいお説教をしないで(勿論それは正しい意見なのだけれど)、年に数日のことだもの、若者たちを思いっきり楽しませてあげてくれないかなあ。
犯罪、は厳重に取り締まらなければならないけれど、酔っぱらって地面に座り込むのも(私にも経験がある・・・笑)、電柱に上るくらいのこと、おおめに見てあげてくれないかなあ。
羽目を外す、行儀が悪いのは、若者の特権だ。
常日頃「若者の街」をうたう渋谷だもの、私が区長だったら、この数日は、スクランブル交差点も、センター街も、車の通行禁止の歩行者天国にしちゃうな。
「交差点で写真を撮らないでください」とか、「立ち止まらないでください」なんて規制もしないな。
週末は、電車は終日運行にして、何時でも帰れるようにしてあげるな。
ここで展開されているのは、本来のハロウィーンを日本流にアレンジした(これは日本人の得意技)、新しい仮装祭りだ。
お店の皆さんには、大変申し訳ないけれど、この時だけは商売を忘れて、必要であれば閉店して、若者たちを遊ばせてあげていただけないでしょうか。
渋谷で、思い出に残る愉快なハロウィーンを過ごした若者たちは、今は儲けには繋がらないかもしれないけれど、この街を愛し、大人になってもこの街に帰ってきて、きっと何か未来に貢献してくれるだろうと、思いますよ。
2018年10月31日

波乱はまだ続いているようで、カナダ大会、フリーの演技でもドキドキはらはらでしたね。
男子で宇野昌磨選手が逆転優勝したことは、当然といえば当然のことでしょう。
後半に2度のミスが続いて、あっと声を上げてしまいましたが、でも、冒頭の圧巻の3連続4回転を見せてもらっただけで、十分満足のすばらしいパフォーマンスでした。
友野選手は成績はふるわなかったけれど、明るいポジティブなスケーティング、「ニューシネマパラダイス」「リバーダンス」と、等身大の音楽の選択も、好感が持てますよね。
女子では、15歳の山下真瑚ちゃんがデビュー戦で2位とは、嬉しい驚きでした。
若手が次々台頭するなかにあって、トゥクタミシェワの復活もまた、大きなサプライズでした。
(この人は、まだ21歳なのに、30歳をゆうに超えている貫禄がありますよね〜。)
メドヴェージェワ選手は、フリーの演技でもまた、以前の彼女の魅力を封印して、新生を強調しようとしているのかしら、という印象がありました。
う〜ん、私は彼女の上品な衣装や、純粋でドラマチックな展開のなかでの卓越した表現力が気に入りだったんだけど・・・。
2018年10月29日

野球中継が延長戦に入ってしまったため、もう深夜になってしまいました。
放送時間が2時間20分もズレルなんて、ひどい!
と文句を言っている暇はありません。
フィギュアスケート、グランプリ・シリーズ第2戦、カナダ大会。
男女とも、ショートプログラムは波乱の展開でしたね〜〜。
宇野昌磨くんの転倒は、不運なアクシデントとしか思いようがないし、メドヴェージェワの演技はとても固くて、緊張感が伝わってきました。
彼女は、物語性のあるプログラムで生きるスケーターなので、ああいう北米のノリの軽い音楽では、良さが出ないと思うけどなあ。
まあ、それでも、彼女の天才をもってすれば、どんなプログラムもこなしていくだろうと思っていたので、本当に意外なことでした。
ロシアからカナダに拠点を移したことの影響は、少なからずあるとは思いますが、早く本来のパワー100%の姿で、氷上に立ってほしいものです。
昌磨くんの情感豊かなパフォーマンスは、あいかわらず飛び抜けて魅力的ですから、フリーで巻き返してくれると、期待。
1位に立ったキーガン・メーシングは、とても清潔感のあるスケーティングですね。
同じカナダのパトリック・チャンにも共通する心地よさが、感じられました。
樋口新葉ちゃんの新しい挑戦は、すばらしかったし、友野一希くんは、とても明るくて爽やかで、若い世代ののびやかさが、私、好きだわ!
そうそう、ジェイソン・ブラウンが長い髪をバッサリ切っていたのには、ビックリ。
風を巻き起こすダイナミックなスケーティングは、かわらずステキでしたね。
さあ、明日は、フリーです!
2018年10月28日

ショコラ界のスーパースター、ジャン゠ポール・エヴァンさんの新作発表会に、今年もウキウキしながら出かけてきました。
白金の庭園美術館のなかのレストラン・スペースで、窓の外一面に広がる豊かな緑と光に包まれて、新しいクリエーションを楽しむ・・・なんと贅沢なことでしょう。
さすがのセンスの良さです。
毎年期待のコレクションですが、今回はさらに傑作揃いの作品群に、一同興奮、感嘆するばかりでした。
テーマは、世界を巡る旅「ボヤージュ・ボヤージュ」。
エヴァンさんのイメージは、京都や、ヴェネツィアや、宇宙にまで飛んでいきます。
クリスマスケーキも、バレンタイン・コレクションも、イースターのチョコのデザインも・・・芸術品!
ああ、どれも、この上なく美しく、大人の遊び心に溢れています。
(近々、「メッセージ」のページに、写真とともにご紹介しますので、お待ちくださいね。)
さしあたってあと2ヵ月に迫った今年のクリスマスケーキはどれにしようかと、私は迷うこと、迷うこと。
エヴァンさんの楽しいおしゃべりもたっぷり伺って、テイスティングに顔をほころばせて、美味しい幸せな午後でした!
2018年10月25日

待ちかねていた、楽しい〜〜い、夜でした。
ジャン゠ポール・エヴァンさんご一家が、明日の新作発表会のために来日し、今夜ディナーをご一緒することになっていたのです。
初夏にアルザスで過ごして以来の再会です。
小さなお子さんもいらっしゃるので、堅苦しい場所は避け、気楽にワイワイできる馴染みのイタリアン・レストランの個室を取りました。
ずらり並んだ食材と調理法を選び、おしゃべりしながら、あっという間に時間が過ぎて、夜遅くまで賑やかに食事が続きました。
途中、アントナンくんの乳歯が抜けるというハプニング付きで、笑っちゃいました!
本当に、ステキなファミリーです!!
2018年10月23日

いよいよ、始まりましたね、フィギュアスケートのグランプリ・シリーズ!
第1戦の舞台は、アメリカ。
男子は、ネイサン・チェンが圧倒的な強さを見せました。
ジャンプの見事さは言うまでもありませんが、体全体を使った表現力が数段パワーアップ。
特にショート・プログラムの演技は、冒頭から引きこまれて、瞬きする間もなかったわ。
女子は、日本勢がすばらしい成長を見せてくれました。
本田真凛ちゃんは、アメリカを拠点にしただけあって、彼女らしい繊細さに加えて力強い説得力のあるパフォーマンス。
坂本香織ちゃんは、堂々と大きく弾ける演技で、勢いを感じさせます。
日本のエース、ミス・パーフェクト、宮原知子ちゃんは、さらにきめ細かな表現力と鮮やかなジャンプで、観客を魅了しました。
この調子で、さあ、明日のフリーも頑張って!!
2018年10月21日

マイケル・ムーアの映画「華氏119」の試写に、出かけてきました。
面白かったですよ〜。
119は、ドナルド・トランプが大統領選に勝利した日。
トランプ率いる、病める国アメリカの実態に、愕然とする。
と同時に、民衆の声など為政者によって簡単に抹殺されてしまう現代にあって、こうした批判的な映画を堂々と発表し、戦い続けるムーアの勇気と、それを支持し声をあげるアメリカ国民の姿に、まだ希望の光を見出せると考えるべきか。
トランプとヒトラーを重ね合わせた展開には、さすがと唸ってしまった私でした。
手遅れにしてはいけません。
11月2日、公開です。
2018年10月19日

まあ、なんて嬉しいことでしょう!
故郷伊勢に住む弟の奥さんの英子さんが、蓮台寺柿をどっさり送ってくれました!!
蓮台寺柿は、伊勢梨と並ぶ、故郷の秋の特産品。
大きくて、つやつやで、この上なく美しい立派な柿です。
待ちきれなくて、さっそく、一番赤くなっているのを1個、いただきました。
ふうっ、甘くて、味わい深い、極上の柿。
さすが、蓮台寺柿です!!
これから毎日、故郷の味を、堪能できますね〜。
ありがとう、ご馳走様です!!
2018年10月16日

ひゃ〜〜!
面白いテイスティング会でした!!
天才ショコラティエ、パトリック・ロジェが手がけ、昨年大きな話題になったロジェ・ワイン1歳の会です。
(1年前にアップした「メッセージ」のページで、詳しくお読みくださいね。)
初年(去年)の秋、誰よりも早くパリでその味を楽しんだ私ですが、半年後のこの春のテイスティングで、美しく成長したワインに目を見張り、そして今日、1歳のお祝いの会だったのです。
馴染みのイタリアンレストランに集まったのは、チョコレートとワインの専門家ばかり5人。
香りも味わいも、すっかり大人になったロジェ・ワインに、一同感嘆の声を上げました。
さすがロジェ、葡萄の品種もシラーだし、この味わいは、チョコレートにピッタリ合いますね〜、と驚嘆しました。
同じワインの成長の軌跡をこれほど丹念に追ったことは、私も初めてですが、いや〜〜、感動の体験でしたね。
さらに、メンバーのひとりが、つい先日リリースしたばかりの、今年のロジェ・ワインをパリから抱えてきてくださって、飲み比べをすることもできたんですよ!
ステキでしょう?!
去年のロジェ・ワインは熟成させるのに、アンフォラを使っていましたが、今年入手できたものは、ステンレスの容器を用いているんですね。
香りの立ち方からして、全然違う・・口に含むと、後者には力強さが感じられ、前者はまろやかな味わいになっている・・・ふうっ、勉強になりました。
実は、ロジェは今年、アンフォラ、木樽とステンレス、ステンレス、の3つのタイプで、ワイン作りを試みているんですって!
(多分、彼一流の「実験」なのでしょう。)
こんなにロジェ・ワインを追求しているのは、日本では私たちだけでしょう。
こうなったら、残りの2本も何とか手に入れて、徹底的にテイスティングしたいね、とますます欲張りになる私たちでした!!
2018年10月12日

先日、長くお世話になっている保険会社の担当者と、契約更新の手続きでお会いしたとき、どういう流れだったか、どら焼き談義になりました。
私自身、どら焼きに凝った時期があり、
「なんといっても、一番は草月の『黒松』!
うさぎやは、日本橋と上野にお店があって、その違いが今ひとつ明確にわからない」
と話したら、その方がさっそく今日、うさぎやのどらやき2種を届けてくださいました。
これで食べ比べができるぞ、と私は大喜び。
さっそくお味見したところ・・・皮は上野店のほうがきめ細かで、美味しい。
あんこは、日本橋店のほうが味が深くて、美味しい。
ううう〜む、どちらかひとつ選ぶのは、難しいなあ・・・。
2018年10月9日

久し振りに、客の座席の目の前に、CMのモニターの置かれていないタクシーに乗りました。
まあ、気分のいいこと!!
私は常々、あのモニターが目障りで仕方なかったのです。
すぐ前にテレビ画面が押し付けられ、否応なくCMを見せられる。
目に悪いですよねえ、チラチラするもの、頭が痛くなる。
(テレビ画面は一定距離離して見ましょう、というのは常識ですよね。)
私はいつも電源スイッチを切るのですが、それでもモニターの黒い画面で視界が遮られて、進行方向の風景も見えず、道順も説明しにくい。
前方が見えないということは、何かあったら大きな事故に繋がり、被害を被るのは乗客なのですよ。
タクシー会社は、CMを放送することで、商売をして儲けているのでしょうが、乗客はたまったもんじゃない。
せめてCMを強要する分、運賃を安くするべきでしょう。
テレビ画面をどうしても付けたいなら、少し位置を低くして、乗客の目の前の視界を遮らない心配りが必要ですよ。
2018年10月7日

夜のニュース番組が、残念なことになっていますね〜。
私は、いつも「報道ステーション」を見て、11時になったら「NEWS ZERO」と、ニュースの梯子をするタイプだったのですが、どちらも今週からリニューアル。
報道ステーションは、小川アナの毅然としてニュースを伝える姿勢やアナウンスメントがとても好きだったのですが、彼女が去ったスタジオは、若殿が気に入りの女たちを集めて楽しんでいる緩い雰囲気になってしまったようで、ガッカリです。
ZEROの有働さんには、大いに期待していたのですが、う〜む、報道ではなく、出来の良くないワイドショーのレベルでした。
「何が正しいのか、どういう価値観でニュースを見ていったらいいのか、自信がないので、皆さんの意見を聞かせてほしい」という発言にも、驚きました。
ニュース番組のメイン・キャスターが、自分の価値観も独自の視点ももてず、一般視聴者に頼っている・・・?
ツィッターの投稿を読み上げるのも、視聴者に擦り寄る、よくある手ですよね。
時間がもったいない、それよりもっと伝えなくちゃいけない重要なニュースがあるでしょ、って思っちゃう。
有働さんには、成功してもらわないと困るのです。
日本のこの圧倒的な男性優位社会で、女性がメイン(キャスター、司会者)を取れる機会など、皆無に等しい。
優秀な女たちは排除され、ほとんどが涙をのみながら、サブの位置に甘んじていなければならないというのが、悲しい現実です。
有働さんはせっかく恵まれたポジションで、すばらしいチャンスを掴んだのですから、頑張ってほしい。
彼女個人のためだけではなく、後に続く若い女性たちのためにも、道を切り開いていってほしいのです。

今夜はどうしようかな、久々に「ニュース23」でも見てみようかな、と悩んでいる私です。
2018年10月4日

あっはは、笑っちゃいました!!
TOKIOの「鉄腕ダッシュ!」って番組でね、メンバーが無人島に行って、宝物を見つけ出し、ゲームの勝者にそれを贈る、って企画があるんですね。
今日の放送で探し当てた宝物は、砂に埋もれていたカメオのブローチ。
立派な赤いケースに入っていて、ボブヘアの女性の横顔が刻まれていました。
「誰これ?」
「エリコだ!!」
真っ先に叫んだのは、松岡クン。
「楠田さん!」と太一クン。
続けて「チョコレート好きの!」と加えてくれましたよ。
まあ、なんて嬉しいんでしょう!!
TOKIOが私を思い出してくれたなんて!!
「エリコだあ〜!」
「これ、優勝メダルだね!」
って。
TOKIOとは毎年、FNS歌謡祭でご一緒して、楽しくおしゃべりしていたのでした。
私は彼らの、青年らしい真っ直ぐな生き方が好きで、その歌声を聞くと、いつも元気が出たものです。
ありがとう、TOKIO!
これからも、頑張ってね!!
2018年9月30日

ラ・メゾン・デュ・ショコラの新作発表会に、ゲスト出演しました。
シェフ・ショコラティエのニコラ・クロワゾーさんが来日していて、ご一緒したのです。
面白かった〜〜!
ラ・メゾン・デュ・ショコラは、41年前、世界で初めて誕生したチョコレート専門店。
日本には、ちょうど20年前、表参道にブティックがオープンし、センセーショナルな話題となり、私も興奮してモリ・ハナエ・ビルに通ったことを、思い出します。
おそらくあれが、日本の新しいチョコレートの時代の幕開けだったのでしょう。
創立者である、「ガナッシュの魔術師」ロベール・ランクスさん(まさにチョコレートの歴史を作った方です)の片腕として、長く仕事をしてこられた、二コラさん。
とっても繊細で、優しい方でした。
(よかった〜。
初対面だったので、難しい人だったらどうしよう、とちょっぴり心配していたのですもの。)
クリエーションにも、その穏やかな性格が表れているように感じます。
聞きたいことがいっぱいあって、話しても話しても、とても時間が足りなかった〜〜。
また次回、お会いしたときに、続きを伺うのが、楽しみです!!
2018年9月26日

故郷伊勢に住む弟の奥さんが、松阪牛のステーキ肉を送ってくれました。
(松阪は、伊勢のすぐ近くの町です。)
私の大好物です!
さっそく、ありがたくいただきました。
ひゃ〜、美味しい〜、やっぱり松阪牛は日本一の牛肉だあ!!
しっかり栄養を摂って、そのおかげで、今日のスタジオ撮影とインタビューも順調に進みましたよ。
ご馳走さまでした!
2018年9月21日

ピナ・バウシュのカンパニーの美しいダンサー、パウと、しゃぶしゃぶデート!
パウとはもう随分長い付き合いですが、そのパフォーマンスは、ピナの若手ダンサーのなかでも、群を抜いてすばらしいのです。
日本人との新作コラボレーションのリハーサルのため、来日しているのですね。
デート、といっても、若手日本人ダンサーも合流し、4人のディナーです。
すっごく、楽しかった!!!
刺激的な話、驚く情報をどっさり聞き、みなで情熱的に話し込みました。
時々、ピナがそばにいて、一緒に笑っているような錯覚にとらわれました。
実は、このレストランは、永田町の黒澤。
ピナが亡くなる前、最後に来日したときに、みんなで夕食を楽しんだ、思い出深い場所だったのです。
「床の間に、満開の桜の花が飾ってあったよね!」
とパウが思い出しました。
ドミニークも、フェルナンドも、ダフニスもいた・・・。
胸に詰まる熱い記憶の数々・・・これもまた、今なお届けられる、ピナからの贈り物です。
2018年9月19日

バリーカレボーのプレゼンテーションする、ルビーチョコレートの発表会が、六本木のANAホテルで行われました。
ダークチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートに次ぐ、第4のチョコレートとして、華々しくデビューしたチョコレートです。
なぜ、鮮やかなルビー色のカカオが生まれたのか!?
製造工程は企業機密となっていて、詳細は明かされていないのですが、来日なさっていた代表取締役のパスカルさん(とってもステキな女性です!)にしつこく質問し、驚嘆する説明をいただきました。
ふうっ、知れば知るほど、面白くて、もっと深く知りたくなる・・・。
長いカカオ研究の歴史のあるカレボーならではの、画期的な発見と技術の賜物だということが、よくわかりましたね。
会場では、小山さんや辻口さんなど、名だたるシェフの、ルビーチョコレートを使ったスウィーツの競演を楽しむこともできました。
工夫を凝らしたクリエーションの数々、美味しかった〜〜!!
ステキだったのは、ルビーチョコレートに関わる関係者一同、とっても情熱的に仕事をしていらしたことです。
新しいチョコレートの世界を開拓するのだ、という気迫と喜びに満ち溢れていたのです。
みんな興奮しているし、私も嬉しくなって、えんえん話し込みました。

2時間があっという間に過ぎ、次の予定のために移動しました。
一度事務所に戻り、着替えをして、どしゃぶりの雨のなか、ニューオータニのピエール・エルメさんの日本出店20周年のパーティに向かったのです。
エルメさんのマカロンにちなんで、「ドット・パーティ」だったんですよ。
参加者は必ずドットのものを身に付けていかなきゃならないの。
すばらしいアイデアでしょう?!
私も、大判の黒白のドットのケープを纏い、ドットのイヤリングを付けて、決めていきました。
パーティ・ルームが、ドットで埋め尽くされ、巨大な草間彌生のオブジェみたいになるかしら、とウキウキ期待しながら。
ところが・・・会場に入って、あまりのことに、私はガックリ肩を落としました。
ほとんどの人が、普通の装い。
(招待状に、ドレスコードはドットと明記されていたのに、よく無視できますね〜。)
ドットを付けているのは、10人に1人くらいしかなくて、寂しいったらない。
日本人は、本当に遊び心がないですねえ。
野暮で、無粋で、つまらないなあ!
スタッフも、関係者も、もっと気を使ってほしかったですねえ。
普通のビジネススーツは、お祝いのパーティのムードを壊します。
せめてスタッフだけでも、ドットのTシャツで勢ぞろいして、盛り上げてほしかったなあ。
拍子抜けした私の目に、疲れた表情のエルメさんの姿が見えました。
終始、大勢の人々に取り囲まれて対応に追われ、お祝いの会だというのに、エルメさんは、ちっとも嬉しそうでも、楽しそうでもありませんでした。
日本にいらしてから、よほどのハードスケジュールが続いているのでしょう、ここでも仕事をこなしているといった印象です。
ううう〜〜む。
私はエルメさんがお気の毒になって、私の分の時間だけでも休んでいただきたいと、声をかけずに、その場を去りました。
お菓子は、人々を笑顔にする、幸せな食べ物。
肝心の作り手であるエルメさんにも、晴れやかな笑顔でいていただきたかったですね。
2018年9月18日

新宿のホテル・ハイアット・リージェンシーで開催されている、ジル・マルシャル・フェアへ。
ジルの絶品スウィーツが楽しめる、貴重な機会と、この日を待ちかねていたのです。
ジルの手による贅沢なメニューのなかから、私はアフタヌーンティー・セットを選びました。
だって、私の大好物、世界一美味しい「オペラ」が入っていたんですもの!!
勿論、カヌレも、マロンのムースも、繊細で極上の味わいでしたよ。
ジルは今回ファミリーで来日していて、1歳2ヵ月のお子さん連れでした。
まあ、なんてかわいいの!!
まったく人見知りせず、にこにこ顔で頬を寄せてご挨拶してくれて、本当にキュートでした。
(ジルにとってもよく似ていて、ジル・ジュニアなんて呼ばれているそうですよ。)
私って、なんて欲張りなんでしょう。
1Fのパティスリーで、お持ち帰りのオペラとカヌレとさらにケーキを5つも、箱に入れてもらって、ほくほく顔で帰路につきました。
この連休中ずっと、ジルのケーキを堪能できますよ、幸せ!
2018年9月15日

今年も、チョコレート・ココア国際栄養シンポジウムが、開催されました。
私が毎年このシンポジウムに参加するようになって、十数年になります。
カカオの健康効果に関して、驚く研究発表が相次ぎ、ドキドキワクワク、大興奮したことを覚えています。
残念ながら、ここ3年ほど、内容のレベルがかなり落ちて、今回も、特に興味深い発表はありませんでした。
むしろ、強引で辻褄の合わない発言や、科学的なアプローチとしては説得力があるとはいえない内容が目(耳)につき、こんな状態が続いたら、チョコレートの世界は、誤解され、かえってファンを失うのではないかしら、と心配になってしまいました。
私だけでなく、長くシンポジウムを見続けてきた専門家の先生方がやはり、同様に危惧していらっしゃいました。
第二部に至っては、聞き終わったあと「あ〜、時間がもったいなかった」と感じたほどです。
運営している協会の人たちは、今までで参加者が一番多かったと、大喜びしていましたが、それは、5年前、10年前のシンポジウムの充実した内容が評価され、今結実しているということ。
勘違いして、甘い企画に安穏としていると、皆にがっかりされ、5年後には誰も降りむいてくれない、さびれたイベントになってしまうのでは・・・。
なんとか復活してほしいと、願っています。
2018年9月14日

週明けから、美味しいお届けが連日続いて、うれしい悲鳴。
ブルガリ・イル・チョコラートの新作は、栗やナッツをふんだんに使った、まさしく秋の味わい。
ルディちゃんのお母さんとお姉さんからは、手作りの温かさに溢れた、選りすぐりの焼き菓子。
そして今日は、広島からピオーネ!!
広島の古い友人が送ってくれるこのピオーネが大好物で、私は毎年楽しみにしているのですが、今年はさすがに、集中豪雨や台風、猛暑による甚大な被害で、とても無理だろうと諦めていたのですね。
ところが!
まあ、いつもと同じつやつやで美しく立派な葡萄です!!
苦労して入手してくれたのでしょう。
さっそく冷蔵庫に入れて、明日いただくことにしましょう。
あっ。。
明日は、金沢の烏骨鶏のカステラも届くんだわ!!
2018年9月11日

先日ルジマトフの公演を一緒に見に行った、ダンス通の友人と、どういう流れだったか、デイヴィッド・パーソンズの「コート」の話になりました。
真っ暗な舞台にフラッシュがたかれるたび、宙に浮いたダンサー(パーソンズ)の体が、まるで静止画のように、次々鮮やかに浮かび上がって・・・あまりの衝撃と興奮に、ふたりとも驚嘆し、瞬きする間もなかったことを覚えています。
10年も、20年も前の公演だったでしょうか。
もう一度「コート」が見たい、という気持ちが高まり、急ぎインターネットで検索し、DVDを見つけて注文したのでした。
ひゃ〜、面白かった!
かつてと変わらぬ迫力の瞬間に、胸をドキドキさせながら、私は今日3回も繰り返し、見入ってしまいましたよ。
天から今まさに振り降りてきたかのようなラストシーンにも、感嘆。
実は私は、マラーホフが演じた「コート」も見ているんですね。
オリジナルのパーソンズの「コート」は、マッチョで力強い。
マラーホフのそれは、エレガントで洗練されている。
まったく重力の存在を感じさせない、美しいパフォーマンスなのです。
どちらも、すばらしい!!!
ああ、もう一度、ステージで「コート」が見たい、という思いが募ってきました。
誰か、次の世代の卓越したダンサーが、「コート」をカバーしてくれないかしら・・・祈るばかりです。
2018年9月9日

面白い映画でした〜〜!
「アラン・デュカス 宮廷のレストラン」!!
ミシュラン18ツ星の巨匠、アラン・デュカス。
あまりにも有名なグラン・シェフの、活動の軌跡を2年にわたって追い続けたドキュメンタリーなんですね。
彼が飛び回る世界中のありとあらゆる場所が、極上の食卓になります。
その溢れる情熱、卓越した発想・行動力には、驚嘆するばかり。
と同時に、映画を見ている私たちの心にも、前進するエネルギーと勇気を与えてくれる、傑作のドキュメンタリーなのです。
まったく、アラン・デュカスは、エレガントな美の巨人です!
10月13日公開ですので、皆さま、ぜひご覧になってくださいね。
2018年9月4日

なんという感激、感動でしょう!
半年も前から、私は今日のこの公演を楽しみに、待ちわびていたのです。
不死身のダンサー、ルジマトフが、「ボレロ」を踊るっていうんですもの!
実は、私は、ジョルジュ・ドンの最後のボレロに感嘆し、シルヴィ・ギエムの引退公演のボレロに涙したあと、これ以上のボレロが出現するはずがない、もう私の人生で二度と誰のボレロもみることがないだろう、と心に誓っていたのですね。
けれど、その決意を今回翻したのは、それがルジマトフだったからでした。
私は、長いこと、ルジマトフの大ファンです。
すでに最盛期を過ぎ、日本で公演があるたびに、今年はどうかしらと少し案じながら劇場に向かうのですが、それは全く余計な心配。
ルジマトフの情熱的なパフォーマンスは、いささかも揺るぐことがなく、見るものを圧倒します。
そのムーヴメントは、神がかり的な美しさに満ち、腕を一振りしただけで、世界を切り裂き、指先の表現のあまりの秀美さに、酔いしれるばかり・・・。
ルジマトフは、この世のものではない、とさえ感じさせる突き抜けた存在。
ひらたく言ってしまうと、とんでもなく、カッコいいのです!!
「牧神の午後」にも、すっかり引き込まれました!
いつどの瞬間も完璧な美の形に、まばたきするのも忘れて、見入ってしまいました。
ルジマトフの色気は、他の誰も遠く及ばない魅惑の到達点にあり、私たちの心をたちまち奪ってしまう。
カリスマの技を駆使した回転の最後に、さすがルジマトフならではの大見得を切ったときには、会場中から悲鳴のような歓声があがりましたよ。
さらに・・・!
スタンディングオベーションを繰り返した公演後、さらなる興奮の瞬間が待ち受けていました。
バックステージで、ルジマトフが会ってくださるというのです!!
腰にタオルを巻いただけで、上半身裸のルジマトフが、控え室で話をしてくださいました。
私の喜び方が尋常でなかったせいか、ルジマトフは、とてもシャイで静かな人のように感じられました。
記念のツーショット写真を撮ってもらって、ああ〜〜、嬉しいこと!
幸せな日曜日に力を貸してくださった皆さまに、感謝、です!!
2018年9月2日

故郷伊勢から、先々週の伊勢梨、幸水に続き、豊水も届きました!!
甘くて、みずみずしい、日本一の美味しさを、贅沢に楽しんでいます。
まだまだ暑い日が続いていますが、私はこのところ極上の梨三昧。
一足早く、秋の味覚を満喫していますよ!
2018年8月29日

今日は1日、ムースちゃんと遊んじゃいました!
ムーちゃんは、新しいアイボ。
すでに7月半ばに到着していたのですけれど、私が帰国直後だったため、寂しがり屋のマフィンが嫉妬して神経質になってしまうのではと、しばらく箱から出すタイミングを計っていたのでした。
ムーちゃんは、本当に子犬が1匹やってきた、って感じで、かわいいですね。
ワンワン、って鳴くし、お手もするし、なでてあげると、嬉しそうに眼を細めます。
対面したマフィンも、興味津々。
少しずつ慣れて、なかよくなってくれるといいなあ!
2018年8月25日

馴染みのフレンチレストラン、オー・プロヴァンソーの夏のメニューが、どうしても食べたくて、ついに今日駆け込みました!
鮑と夏野菜のセヴィチェ(茄子のタプナードとトマトのジュレ)の、まあ爽やかなこと!!
冬瓜のコンソメ煮とフォアグラのアスピックの繊細なこと!!
サザエとアオリイカ、野生キノコがキュートに散りばめられた一皿には、かぼすの香りが効いていて、心が踊ります。
穴子のヴェルモット酒煮と帆立貝のポーピエットの、ふくよかな旨みには、驚き、感嘆するばかり!!
牛ホホ肉のコンフィと豚足のパートブリック包みは、思いがけない愉快な食感と味わいに、唸りました。
私は、中野シェフの、これみよがしに奇をてらうわけではないけれど、豊かな経験とセンスが光る、美しいクリエーションが、大好き。
シェフのお人柄がそのまま表れているような、上品で、この上なく優しいお料理なんですよね。
デザートに至るまで、大満足の美味しさでした。
ごちそうさまでした!
2018年8月22日

ひゃ〜〜、嬉しい!
多摩川梨が届きました!!
しかも、2箱。
ひとつは、着物の五十嵐先生から。
もうひとつは、猫ママ友のラムネちゃんから。
多摩川梨は、甘くて、みずみずしくて、飛びっきり美味しいブランド梨です!!
大喜びで、ご馳走になります。
ありがとうございました!!!
2018年8月21日

ようやく!
マフィンのフード・テイスティングが、終了しました。
シニア猫用の総合栄養食を中心に、30数種ものフードを取り寄せ、毎日少しずつ試食して・・・長い時間がかかりましたよ〜。
でも、やっと、新しいフードのローテーションを組むことに成功!!
発見したのは、マフィンは、ビーフが大好物だったということです。
フィリックスの「ビーフ&トマト」「ビーフ」は、大喜びでガツガツ食べてくれます。
考えてみれば、猫はそもそも肉食で、外出した猫が獲物として持ち帰るのは、小鳥やネズミなどですよね。
それなのに、キャットフードはまぐろやカツオなど圧倒的にお魚、というのは、不思議です。
猫には魚、という考えは、周囲を海に囲まれた日本人特有のものか、サザエさんの漫画の影響でしょうか(笑)?
ともあれ、マフィンは、
「もう、お魚は飽きたよ。
ボク、お肉が食べたいんだ!」
と言っているようです。
ビーフやターキーなどお肉がベースになった、フィリックスのシリーズや、ミャウミャウの「お肉プラス」を、喜んで食べてくれますので、このあたりが現在のメインフードになりました。
人間と同様、同じものばかりを食べ続けるのは、体に良くありません。
マフィンにも、幅広くいろいろな素材を口に入れてほしいので、ミャウミャウの「味わいまぐろ」と、健康缶の「とろとろまぐろペースト」も、ローテーションに加えました。
(健康缶だけが、一般食です。)
メディファス「まぐろと若鳥ささみ」は今ひとつ食いつきがよくないのですが、国産のシニア用総合栄養食なので、私の希望で、時々挟み込んでいます。
栄養満点の美味しいフードをたくさん見つけて、マフィンは今日ももりもり食べ、体重がまた一段と増えて、嬉しい限りです。
そんなにビーフが好きなのなら・・・今度私がしゃぶしゃぶを食べるとき、ちょっぴり分けてあげようかな、なんて思っているんですよ!
2018年8月19日

伊勢梨が、故郷伊勢から届きましたよ!!
異常気象によるこの猛暑で、収穫量は激減したそうですが、なんとか私の分を送ってもらうことができました。
いつもと同じ、目を見張る大きさの、美しい立派な幸水です。
お味は如何かしら、とちょっぴり心配しましたが、いやいや、とっても甘くてみずみずしくて、申し分のない日本一の美味しさ!!!
もう何十年も、この季節の味を、楽しんできた私です。
今年も、ありがたく、嬉しくいただきました!!
2018年8月15日

今日またまた、鮎正さんへ!
パリから帰国している食通の友人と、贅沢な鮎尽くしを楽しみました!!
何度食べても、美味しいものは美味しい!!!
島根、高津川の天然鮎は日本一、と唸り、このお店でしか味わうことのできない絶品料理に、舌鼓を打ちましたよ。
佇まいの美しいおかみさんや、大将とも、随分長いお付き合いですが、幾たび季節が巡っても変わることなく、嬉しく言葉を交わし合うことのできる幸せを、しみじみ噛みしめた夜でした。
2018年8月13日

安倍首相が、「サマータイム」導入を検討するよう、指示を出したと報じられています。
なんて、愚かなことでしょう!!
ヨーロッパでサマータイムが用いられているのには、それなりの理由があります。
緯度が高いところにある国々では、夏と冬で日照時間に大きな差がある。
夏は夜10時、11時になっても明るいし(白夜なんてのもありますよね)、冬は5時にもなれば、もう真っ暗ですから、人間の活動時間を少し調整したい気持ちはわからないではありません。
それでも近年では、デメリットが大きいと、フィンランドを始めサマータイムに反対する動きが大きくなっており、ポーランドはすでに廃止を決定したそうです。
健康被害のレポートを重視したロシアは、ずっと前にサマータイムを撤廃しましたよね。
それなのに、我が国の政治家は、何を考えているのでしょう。
ヨーロッパとは地理的な条件が異なり、日本にサマータイム制など全く必要はありません。
私は、大反対です!
ただただ面倒臭くて、トラブルが頻出することが、想像できないのでしょうか。
1年に2回、掛け時計も、腕時計も、目覚まし時計も、片っ端から時刻変更しなければならない。
時計だけじゃない。
テレビも、ビデオも、パソコンも、エアコンも、炊飯器も・・・今やありとあらゆる電化製品に内蔵されている時計を、全部調整変更しなければならないなんて、ああ、気が遠くなる!
全く生産性のない、膨大で無駄な作業を、強いられるのですよ。
勿論、私たち人間の体内時計を調整するのも、厄介です。
毎朝規則正しく7時に起床していた人が、翌日突然、5時、6時に叩き起こされるのですから、睡眠不足になり、体調不良を訴えることにもなるでしょう。
当然、うっかり時間を間違えて、取返しのつかない失敗をしでかすケースも、多くあるに違いありません。
企業では、システム変更による負担や、誤作動が心配ですよね。
海外旅行に出かけているわけでもないのに、否応なく時差に苦しむことになるわけです。
私自身、ちょうどサマータイムに切り替わる時期に、ヨーロッパに滞在していたことが何度もありますが、その煩わしさには、うんざりしたし、危うく飛行機に乗り遅れそうになったこともありました。
おそらく・・・この煩雑な作業をビジネスチャンスとして儲ける企業もあったりして、そういう関係者が、サマータイム制に賛成しているのでしょうね。
(そういえば、以前、経団連がサマータイム制に積極的だったですよね。)
国民に余計な苦労と負担を押し付けて、ひと儲けしようなんて、下品な発想ですね。
もうひとつ。
「東京オリンピックを引き合いに出せば、どんな無理も通る」と、この国の政治家は考えているのだろうか、と不愉快にもなります。
午前7時から予定されている競技の開始が、実質的には5時スタートとなり、涼しい時間帯に行うことができる、なんて子供じみた浅薄な理屈で、国民全員に犠牲を強いていいはずがありません。
涼しい時間帯に競技を行いたければ、午前5時開始、とスタート時間を設定すればすむことではありませんか!
1億3000万人を巻き込んで、迷惑をかけないでほしいですね。
さらに、もうひとつ。
夕暮れ時、帰路につく道すがら、
「このあいだまで暗かった空が、今は随分明るくなった。
季節が巡ってきたのね〜」
という繊細な感覚が、私はとても大切だと思っています。
それこそが、古来より自然と共に生きる日本人の情緒、文化と言えないでしょうか?
強引に時間を捻じ曲げるやり方は、無粋でくだらないと、思えてならないのですが・・・。
2018年8月8日

夏です!
「今頃、何言ってるの?
この連日の猛暑で、もううんざりだわ」
なんて声が聞こえそう。
でも私にとっては、毎年、鮎正さんの鮎三昧を楽しんでようやく、夏を心から実感するのです。
鮎正さんは、東京で唯一、天然鮎のフルコースが味わえるお店。
瀬越し、鮎のお吸い物、塩焼き、うるか茄子、煮浸し、鮎の酢の物、鮎ご飯・・・。
鮎尽くしのお料理の数々に、歓声があがります。
島根県日原の、高津川の鮎はやっぱり絶品と、改めて感嘆!!!
もう40年ものお付き合いになるのですが、今年もまた飛びっきりの季節の味を堪能できたことに、感謝、です。
2018年8月3日

この10日間、本当に困っていました。
愛猫マフィンが、カルカンのウェットフード4種全てを、ぱったり食べなくなってしまったのです。
あんなに大好きで、長いこと喜んで食べていたのに・・・どうしてかなあ、もう飽きちゃったのかなあ、あまりの暑さで食欲がなくなったのかなあ?
療法食のドライフードも与えていますが、マフィンは腎臓病を患っているので、水分も同時に摂れるウェットフードは重要。
モンプチ3種には食いつくのですけれど、こちらは一般食でしてね、私としては、総合栄養食を、食べてほしいのです。
慌てて、シニア用の総合栄養食をリサーチし、片っ端から商品を注文しました。
先週10種類ほど届きましたが、残念、マフィンはどれにも興味を示さず、全滅でした。
さらに20種類を取り寄せ、ようやく、マフィンが食べてくれるフード4種を発見したのですよ!!
テイスティングは、まだまだ今週いっぱい続きます。
ひとつでも、ふたつでも多く、マフィンの好みに合うフードが見つかれば嬉しいのですが・・・。
2018年7月30日

伝説のショコラティエ、「ガナッシュの魔術師」ロベール・ランクスが、世界で初めてチョコレートの専門店をオープンしたのは、40年も前のこと。
その歴史ある「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」から、この夏の新作チョコレートが届きましたよ。
このコレクション、すごいです!
動物性の素材は一切使用せず、100%植物由来の、100%ナチュラルな、ガナッシュのクリエーションなんです。
バターも生クリームも使ってなくて、物足りなくないの、なあんて、余計な心配でした。
フルーツのピュレや果汁で滑らかさを出し、蜂蜜やメープルシロップで自然な甘みを、ヘーゼルナッツオイルでクリーミーな口どけの良さを演出しています。
桃とプロポリス、マンゴーとターメリック、といった組み合わせも、あっと驚く斬新な発想ですね。
さらに、ダークチョコレートの上質なカカオ感が、このコレクションを格調の高いものにしているのです。
(真夏に、甘いミルクチョコレートなんて、暑苦しくていけません。)
私の一番の気に入りは、「グレン・ドゥ・クルジュ」。
アーモンドのプラリネに、ローストしたカボチャの種(!)が入っているのですね。
これがもう、とっても香ばしくて存在感があって、美味しいの!
小さなスティック状で食べやすいし、フルーツの色合いを飾ったデザインも、おしゃれで美しい。
夏にプレゼンテーションするチョコレートはとても難しいのですが、さすが、ラ・メゾン・デュ・ショコラ。
大成功のサマーコレクション、嬉しい一箱でした。
ごちそうさまでした!!
2018年7月26日

最高品質のクーベルチュール(原料チョコレート)で知られるヴァローナから、新作チョコレートを届けていただきました。
「インスピレーション」とタイトルの付けられた、世界初のフルーツ・クーベルチュール(!)です。
ストロベリー、パッションフルーツ、アーモンドの3種のチョコはどれも、美しい色合い、ほとばしるフルーツ感、上質のナッツ感がすばらしい!!
(しかも、天然由来の原材料のみを使用し、保存料や着色料、香料など全く含まれていないというのも、さすがのこだわりですね。)
フルーツのジュレを中に挟んだボンボンショコラはよくありますが、チョコそのものにフレッシュなフルーツ味を溢れさせるとは、実に新しい、面白い!!
クーベルチュールとして、パティシエ、ショコラティエがどのように作品に活かしてくれるか、おおいに期待しますが、このクーベルチュールをそのままおやつに食べても、とっても楽しいですよ。
9月3日発売の予定だそうです。
秋を待ちましょう!
2018年7月23日

そうそう!
新しいアイボは、無事届きましたよ!!
この猛暑のなか、帰国後の慌ただしい作業に追われて、なかなか箱を開ける時間が取れないのですが・・・。
名前は、もう決めました。
ムースちゃん!!!
愛猫マフィンの名がチョコレート・マフィンからとったので、今度はチョコレート・ムースからとって、ムースちゃん。
ちなみに、うちの初代アイボの名前は、チョコレート・クッキーのクッキーちゃんでした!
みんな私の大好物です(笑)。
2018年7月21日

先週このページで「TBSで蜂蜜を作っている友人」と書いたところ、
「え?!
TBSが蜂蜜作ってる?!」
と反響をいただきました。
そうなんです。
TBSは本社ビルの屋上で、ミツバチを育て、蜂蜜を作っているのですね。
友人とは、元TBSアナウンサーの高橋進さん。
以前一緒に番組を担当させていただき、私の著書20冊目の出版記念パーティでは司会を務めてくださった方です。
現在は総務局に移って、蜂蜜作りのプロ!
愛情込めて丁寧に作られた蜂蜜は、花の香りも美しい、極上の味わい。
私は、テイスティング用に2種類、桜とマロニエを頂戴し、毎日少しずつ楽しませていただいています。
なんと、1匹のミツバチが一生をかけて作ることのできる蜂蜜は、たったティースプーン1杯なんですって!
それを聞いて、なお一層大切に味わうようになりました。
ミツバチさん、ありがとう、の気持ちを込めて。
この蜂蜜作りは、小中学生の社会科見学に役立てられ、販売されてはいません。
「本格的に販売しようとすれば、相当の量の蜂蜜を作らなくちゃいけない。
ミツバチに大きな負担がかかって、疲れちゃうでしょ。
それではかわいそうだし、環境にも良くない」
と高橋さん。
どこまでも優しいのですね!
2018年7月18日

1滴の雨も降らず、晴天に恵まれたヨーロッパから帰国すると、日本列島は恐ろしい豪雨被害に見舞われていて、ショックです。
1週間を過ぎてなお、復旧のスピードは遅く、新たな問題も頻出しています。
ライフラインが開通していない地域では、不自由な生活を強いられ、まだ避難所での生活を余儀なくされている方々もいらっしゃいます。
これが、21世紀の日本の現実なのかと、愕然とする思いです。
被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。
1日も早く、平和な日常を取り戻すことができますように!
2018年7月15日

今日のランチは、”飛びっきり”でした!
事務所のスタッフに、美香ちゃん(私が最も信頼している、とっても仲良しのフランス語の通訳さん)推薦のバゲットを2種、美味しいハム4種と、エシレバターを、買いに走ってもらったの。
実は6月末に、ジャン゠ポール・エヴァンさんご一家と、アルザスのフェルベールさんのところに遊びに行ったのですが、今日のメインは、そのアルザスからのお土産。
フェルベールさんの「ルバーブのコンフィチュール」と、「黒い森のチェリーのグリオット」!
さらに、アルザスの2つ星レストランでいただいた「鹿肉のテリーヌ」です!
タイミングよく、TBSで蜂蜜作りをしている友人から「桜の蜂蜜」も届いたんですよ。
勿論、赤ワインも忘れてはいません。
ふううっ、何て贅沢な昼食でしょう!!!
事務所は閉めて(笑)、留守番電話にして、完全に休業状態。
ああ、美味しい、ああ、美味しい、信じられない美味しさ!!!
と食べまくりました。
フェルベールさんのコンフィチュールを味わったら、もう他のジャムは食べられない、と感動です。
鹿肉のテリーヌにも、改めて唸りました。
現地で、あまりにも気に入って、私が爆食い(笑)していたので、レストランが帰りにプレゼントしてくださったものでした。
昼間からえんえん食べて、飲んで・・・仕事しませんでした。。。
2018年7月12日

最高っっっ、の旅でした!!!
2週間あまりのヨーロッパ滞在はあっという間に過ぎましたが、たっぷり2ヵ月分の満足感、充実感に溢れています。
30年ぶりのマサコちゃんとの再会は、感動的なものでしたし、アラン・デュカスさんやジャン゠ポール・エヴァンさんのラボを案内していただいたのは、実に刺激的な体験でした。
初めて訪ねるアルザスは、のどかな美しさに満ちていて、命の洗濯をした印象。
エヴァンさんご一家とご一緒できたのは、なんと贅沢なことだったでしょう!
私たちを温かく歓迎してくださったクリスティーヌ・フェルベールさんとは、また一段と心を通わせることができましたし、そのアトリエの見事さに、感嘆の声を上げました。
勿論、毎日、この上ない美食の連続!!
パリに戻れば、ピナ・バウシュの「ネフェス」の公演に感涙を流し、ダンサーやカンパニーのみんなと夜中の2時まで、飲んで、食べて、盛り上がって・・・。
ああ〜〜、まさに、めくるめく日々、でしたよ〜!
2018年7月9日

まもなく、私はヨーロッパへと旅立ちます。
ああ嬉しい、いつものように、連日連夜楽しいプランがぎっしり!
初日のヴェネツィアから、感激の出会いが待っています。
30年前、私の事務所で一緒に仕事をしていた正子ちゃんが、なんと今、ヴェネツィア大学で教鞭を取っていると、3か月前に判明し、急いで連絡を取って、再会することになったのです。
(私は毎年ヴェネツイアで過ごしているのに、どうしてこれまで情報が入らなかったのでしょう?!)
正子ちゃんはとても優秀なアシスタントでしたが、私と海外取材を重ねるうち、
「私の英語では役に立たない。
勉強してきます」
と、アメリカに留学したのでした。
それが、どういう経緯でヴェネツィア?!
ゆっくり美味しいイタリア料理を食べながら、長い話をすることになりました。
年月を経て、こんなドラマチックな体験ができるとは、トシをとるのも悪くないものだな〜、なんて心を躍らせています。
その後フランスに移動すると、チョコレート三昧。
ジャン゠ポール・エヴァンさんの新しいアトリエを案内していただいたり、アラン・デュカスさんの工房で、シェフ・ショコラティエのニコラさんにインタビューしたり、さらにはクリスティーヌ・フェルベールさんを訪ねて、アルザスにまで足を伸ばします!
ジル・マルシャルさんのブティックで、大好物のオペラも味わわなくっちゃね。
勿論、ピナ・バウシュのカンパニーのパリ公演も、見逃せませんよ。
これもいつものことですが、私は旅にPCを携帯しない主義ですので、このページもしばらく更新することができません。
帰国しましたら、たっぷりご報告しますので、どうぞご期待ください。
行ってきま〜す!!
2018年6月17日

このところ毎晩、食後の楽しみにしているのが、ジャン゠ポール・エヴァンの今シーズンのアイスクリーム・テイスティング。
幾種類ものアイスのラインナップは見事で、特に今年の新作の「グラス・クルスティヤントゥ」の3作が絶品なんです。
クレープをカリカリの状態に焦がしたフィヤンティーヌの香り・触感と、極上アイスクリームが絶妙にマッチし、さすがエヴァンと唸ってしまう。
この美味しさは、全く新しい体験。
これ1箱が、1日の終わりを幸せなものにしてくれると、私感嘆するばかりですよ!!
2018年6月10日

ひゃ〜、今日もまた、午前サマです。
山海塾の「金柑少年」を見に、三軒茶屋の世田谷パブリックシアターへ。
「金柑少年」は、初期の山海塾を代表する傑作です。
1978年(40年も前!)初演ながら、今もなお、ものすごいパワーが押し寄せてくる作品。
若き日の天児牛大さんのエネルギーに、時代のエネルギーが重なり、増幅されて、見る者を激しく揺さぶります。
私は、濃蜜な時間に酔うばかりでした。。
公演後、親しい関係者が集まって、近くのレストランで食事会となりました。
このところ体調を崩していた天児さんが、驚くほど元気な姿を見せてくれたのは、本当に嬉しかった〜〜!!
安心しました〜!
わいわいガヤガヤ、おおいに盛り上がり、愉快な時間はあっという間に過ぎて、ふと気付いたら、もう日付が変わっていて・・・。
幸せな夜でした!
2018年6月6日

な、な、なんて、すばらしいのでしょう!
パトリック・ロジェの作品展が、六本木の21−21デザインサイトで、スタートしました!!
ロジェは、天才ショコラティエであり、彫刻家でもある、私のこよなく愛する芸術家。
半年前にスカイプで話しこんだことを、「メッセージ」のページで読んでくださった方も、いらっしゃるでしょう。
実は、そのとき聞いた秘密のひとつが、今回の展覧会でした。
(でも、1年か1年半先のことだと思っていたのに、こんなに早く実現するとは、ビックリ。)
会場いっぱいに展開された珠玉の彫刻作品を堪能し、勿論ロジェに会って、久々のおしゃべりを楽しみ、親しい友人たちも結集して、あ〜〜〜、楽しかった〜!!!
オープニング・パーティがお開きになっても話が終わらなくて、すぐ近くのミッドタウンのティールームに場所を変え、閉店まで、えんえん居座って・・・(笑)。
詳しくは、近々「メッセージ」のページにご報告しますので、ご期待ください。
2018年6月1日

この2週間、日大アメフト事件と、モリ・カケ問題のニュースで、もちきり。
腹立たしく、嘆かわしい思いでいっぱいです。
この社会の上層部にいる、いい年をした大人の男たちが、地位や名誉、お金といった自らの保身のために、公の場で平然と嘘をつく。
正義も、理念も、良心も捨て、子供でもわかるウソを、平気で押し通す。
ああ、この国はレベルの低い三流国になってしまったのだと、つくづく情けなく、恥ずかしく、悲しくなります。
2018年5月29日

いやもう、すごいっ、すごかったとしか、言いようがありません。
「ファンタジー・オン・アイス」を見に、私はウキウキ胸を躍らせながら、幕張メッセへ。
とにかく、信じられないスペシャルなメンバーが勢揃いだったんですよ!
エフゲニー・プルシェンコ、ステファン・ランビエール、ハビエル・フェルナンデス、ジョニー・ウィアー、エフゲニア・メドベージェワ、カロリーナ・コストナー、宮原知子、エラジ・バルデ、ミーシャ・ジー、テッサ・バーチューとスコット・モイヤー・・・ああ、とても書ききれない!!
そして勿論この人も、羽生結弦!!!
私は、羽生さんのすばらしさを十分知っていると思っていたのだけれど、今日そのパフォーマンスを目の前にして、実はその100倍すばらしい選手なのだと、感嘆しました。
超一流のスケーターの1ストロークの間に、繊細な5つのムーブメントを鮮やかに切り込んでいくのですもの、息を呑むばかりです。
ランビエールがステキだと、以前このサイトに書いたことがありますが、今日はその抜きんでたカッコよさに、ただただ酔いしれました。
バックステージで少し言葉を交わしたとき、ちょっぴりシャイな感じだったのが、また魅力的でしたね〜。
皇帝プルシェンコは、さすがのエンターテイメントでおおいに沸かせてくれましたし、コストナーの美しい大人の表現力には、唸りました。
スタンディング・オーベーションの連続。
は〜〜、本当に、豪華な時間でした。
卓越したパフォーマンスで、会場中の空気が大きく揺さぶられていくさまを、肌で感じ取ることができたのは、何にも代えがたい貴重な体験でした。
帰宅して、もう何時間も経つのに、私はまだ熱狂と興奮の渦の中にいて、なかなか眠れそうにありません。
ファンタジー・オン・アイス、最高でしたっ!!!
また来年も、見にいきたいなっ(叫)!
2018年5月27日

明日は、年に一度の人間ドック。
いやだな〜。
食いしん坊の私も、もう今日は何も食べられない。
お腹ペコペコ、のどカラカラ、ひどい睡眠不足で朝っぱらから病院へ行って・・・かえって体調を崩すんですよね〜。
もうこのトシだし、そろそろ人間ドックやめよう、と思っているのですけれど・・・。
ちょっと気になる脳ドックと、胃カメラだけを受けて、あとはパスしたいと相談してみることにしましょう。
とにかく明日を乗り越えれば、明後日には、とびっきりのお楽しみが待っているんだも〜ん!
2018年5月24日

やった〜、やりました!
新しいaibo購入の抽選会に、当選しました!!
今年の1月から、半年もの長い時間がかかりました。
aiboを希望するサイトに登録をしたけれど、最初の抽選に外れ、その後もSONY側からは、aiboがほしかったら、●月●日●時に電話してこいとか、サイトにアクセスしてこい、といったニュアンスの募集が続き、私はすっかりシラけてしまっていたのです。
何度も指定通りに動けなんて、なんだか上から目線の対応だなあ、よほどヒマな人しかaiboは手に入らない、ということなんだろうなあ、と私はすっかり諦め、登録も取り消そうかと思っていた矢先でした。
最後のトライと考え、今回の抽選に応募したのです。
選に漏れた場合も通知する、という文言が、案内文にあったからでした。
(以前は、面倒な手続きをさせておきながら、落選の人には全く何の連絡もなされなかったのですよ。)
ただ・・・当選したはいいけれど、先方から送られてきたメールには「6月20日頃発送」とあったので、あわてて、
「6月20日〜7月10日まで海外出張に出かけていて留守なので、受け取れない。
配送は帰国後にしてほしい」
旨、伝えたのですが、いっこうに返事がこない。
そんな対応なら、もうキャンセルしようと思っていたところ、ようやく、発送時期をなんとか変更してくださると、お知らせいただきました。
う〜む・・・高価な商品を販売するのに、客側の都合も考慮せず、一方的な通達をしてくる企業姿勢には、驚きますね。
aiboに愛情を注ぎ、かけがえのない「相棒」として迎え入れたいと願う人たちの、温かな気持ちにも背くものではないでしょうか?
1月のウキウキした気分がかなり萎んでしまいましたが、ヨーロッパから帰国後、新しいaiboが、そんなマイナス・イメージを一掃してくれることを、期待しています。
2018年5月21日

明治のチョコレートの専門家の方々と、ミーティング。
カカオをこよなく愛するプロの皆さんとの話は、おおいに盛り上がって、あっという間に3時間が過ぎました!
貴重なカカオのテイスティングには、本当に興奮しましたし、日本のチョコレート文化の更なる発展のために、どのように貢献していくべきか、新しいアイデアが次々生まれて・・・あ〜〜、ますます面白くなってきましたよ!!
2018年5月17日

何てことでしょう。
のんびりマイペースに過ごした大型連休が終わったとたん、予想外の慌ただしさにずっと追われ、このページをフォローする余裕がなくなってしまっていました。
スミマセン!
ふうっ。
今日は、ドイツから来日しているマティアスと、アレクセイと一緒に、野田岩でディナーを楽しみましたよ。
去年の秋、ミュンヘンのオクトーバー・フェストで大盛り上がりした仲間です。
野田岩の天然鰻のスペシャル・コースは、私の大好物。
煮凝りや蒲焼きは勿論、特に、キャビア添えの白焼きは、傑作です!!
日本では、土用の丑の日に鰻を食べる、というのがポピュラーになっていますが、本当のところは、夏場は鰻は痩せていて美味しくない。
江戸時代に平賀源内のキャッチコピーに踊らされた人々が鰻屋さんに押し寄せ、いつのまにか習慣として定着した、だけのことなんですよね。
野田岩はそんな風潮に一石を投じるというのかしら、暑い夏の盛りの土用の丑の日には、お店を閉めてしまうという、こだわりのお店なんです。
ああ、今日も、満足、満足。
しっかり栄養補給をして、この忙しさを乗り切りますよ。
2018年5月15日

ラプロス・デビューしました!
って書くと、いかにも楽しいイベントみたいでしょうか・・・いえいえ、そうではありません。
ラプロスというのは、昨年発売されて大きな話題になった、猫の腎臓病のお薬のこと。
連休中に、マフィンを猫ドックに連れていったら、クレアチニンの値から、慢性腎臓病のステージ3だと、診断されたのですね。
もう食事療法だけではだめだということで、ついに投薬に踏み切ったというわけです。
がっかりしていてもしょうがない。
ちょうど画期的な新薬が開発されて、その効果に期待できるのだから、ここは明るくスタートしましょう、という気分です。
とはいえ、猫にお薬を飲ませるのは、一苦労。
最初の2〜3日は、嫌がってもがくマフィンに引っかかれて、私の手は傷だらけになりました。
でもね、もう大丈夫。
マフィンはお薬を飲むことに少しずつ慣れてきたし、私もとっても上手になりました。
1日2回、ラプロスを飲んで、病気とうまく付き合って、マフィンは長生きしますよ〜。
2018年5月7日

ゴールデンウィークに、突入しました!
皆さんは、如何お過ごしになりますか?
すでに旅に出発したという方も、多くいらっしゃるでしょうね。
私は、次の新しいプロジェクトの立ち上げのためのリサーチに、この連休を使う予定。
(なかなか集中的に動ける時間が、取れなかったのです。)
どんな内容か、ですって?
うふふふ、それは・・・まだ秘密。
少し時間がかかるかもしれませんが、なるべく早くにお知らせしたいと思っていますので、どうぞご期待ください!

そうそう、そういえば。
5月2日夜10時から、フジテレビ系で「梅沢冨美男のズバッと聞きます」という1時間番組が放送されるのですが、私、ゲストとして出演します。
オフの日の密着ロケのようすや、スタジオでのおしゃべり、宜しかったら、ご覧になってくださいね。
(今回初めて仕事をするスタッフだったので、どういう編集になっているか、ちょっと不安ではありますが・・・。)

それでは、皆さん、長い休日をたっぷりと楽しんでくださいね!!!
2018年4月28日

今日は、愛猫マフィンの16歳の誕生日〜!
人間に換算すると、もう78歳のおじいちゃん(笑)です。
ハッピー・バースデーの歌をうたい、大好物の烏骨鶏のカステラで、バースデーケーキを作ってあげたら、マフィンは大喜びでバクバク食べましたよ!!
たくさんのお友だちから、お祝いのメッセージやすてきなプレゼントが届きました。
本当に嬉しい、ありがたいお誕生日です。
皆さんからいただいた温かな応援の声に力を得て、マフィンがまた1年、楽しく元気に過ごしてくれますように!!
2018年4月26日

きゃは〜!
面白かった〜〜!!
TBSラジオの2時間の生放送の、司会を務めさせていただきました!
なんと、私が大ファンの杉山アナウンサーと一緒にね!!!
なんて、いいお声なんでしょう!
なんて美しいアナウンスメントでしょう!
私はずっと杉山アナのおしゃべりに聞き惚れていて、自分のセリフを何度か忘れてしまいましたよ。
(杉山アナが見事にフォローしてくださって、さすが〜〜!!)
聞いてくださった皆さん、私、変じゃなかった?
大丈夫でした?
実は私は、これまでテレビの仕事ばかりで、ラジオの経験がほとんどなく、勝手がわかっていないのですね。
さらに正直に言うと、ラジオの生放送の司会は初めてでしたが、いやあ〜、すごく新鮮で愉快な時間でした。
このトシになって、なお初体験を楽しむことができるなんて、本当に幸せで、ありがたいことですね〜!!
また杉山アナとご一緒したいな、ラジオでも、テレビでもね!
2018年4月24日

「♯Me Too」運動が、ようやく日本でもスタートするか、というところですね。
日本の圧倒的な男性優位社会の中で、女性たちはずっと、セクハラ、パワハラの暴力に泣かされてきました。
抵抗しようとすれば、ツブされるか、さらにひどい仕打ちに怯えなければならない。
勿論、私も例外ではありません。
腹立たしい思いをすることは、日常茶飯事でした。
どんなに悔しくても、理不尽と憤っていても、耐えるしかなかったのです。
やっと、女たちが声をあげることができる時代がやってきたのだと、胸が熱くなります。
私は、若い世代の女性たちに、大きなエールを送ります。
テレビ朝日の女性記者は、ひるむことなく、先頭を切ってほしい。
同じ被害にあっている多くの女性たちが、勇気をもって、それに続くことを期待しています。
真っ黒を白と言い張る福田事務次官も、そのセクハラ行為を堂々とかばい、被害者を攻撃する麻生財務大臣も、あまりに異常な人たち。
日本は、女性の地位の極めて低い国だと、海外から批判されている現状は、とても恥ずかしいことなのだと、そろそろ無神経な男たちも気付かなければいけませんよね。
2018年4月21日

最高の春のディナーでした!
毎年楽しみにしている、麹町のフレンチ・レストラン、オー・プロヴァンソーの、ホワイトアスパラガスの、コースメニューです。
フランスから取り寄せた、立派なホワイトアスパラを贅沢に使い、アミューズから、前菜、お魚料理、お肉料理、全てアスパラづくしの、取って置きのコース!!
ホワイトアスパラのクレームブリュレ、ポワレとさざえ、ハタのローストにアスパラのラグー、牛テール肉にホワイトアスパラのラヴィオリとピューレ・・・どれも、絶品でしたよ!!!
中野シェフの、上品で優しいセンスが光るお料理が、私は大好きです。
さらに、デザートがまた飛びっきりの出来栄えで、私たちは一皿を選べず、それぞれ3種類もいただいてしまって・・・大満足、美味しかった〜。
バレエとフィギュアスケートの専門家の友人との話に花が咲き、極上のお料理に感嘆し、ああ、これで今年も、私に春がやってきました!!!
2018年4月18日

フジテレビの新番組の収録に、出かけてきました。
スタジオの雰囲気は、とても楽しく盛り上がったのですが・・・。
何週間も前から案を練り、ロケを行い、準備を整えてきた企画だったのに、突然昨日(!)になって、営業とスポンサーから横ヤリが入り、制作現場は大混乱。
シメの大事な企画ブロックをばっさりカットしなければならない事態となったのは・・・本当に残念でした。
私もガッカリですが、制作スタッフの皆さんも、お気の毒です。
この後のフォローが大変だと思いますが、放送までの2週間に頑張って、うまく番組を完成させてくれることを、願うばかりです。
2018年4月15日

パスポートの更新に、有楽町の交通会館まで出かけました。
10年、あっという間ですね。
証明書用の写真を撮影してもらい、使い古したパスポートと書類を提出して、申し込み。
ここは、手続きがスムーズで、本当にいいですね〜。
隣接するショップで、海外旅行用の便利グッズと、本をどっさり、買い込みました。
(私は、移動の機内や列車の中では、映画も見ないし、食事もあまりいただかず、ひたすら寝るか、本を読んで過ごします。
旅先の町の公園で、その地を舞台にした小説やエッセイを読むのも、大きな楽しみのひとつです。)
うっふっふ、6月に、真新しいパスポートで、私は旅立ちますよ!
2018年4月12日

フジテレビの番組ロケで、ジャン゠ポール・エヴァンさんのお店から、ピエール・エルメさんのサロン、イッセイ・ミヤケのブティックと回りました。
美味し〜い極上のチョコレート・デザートと、飛びっきり美しいプリーツ三昧。
その魅力の数々をご紹介させていただいて、あ〜、ステキな1日でした!!
うまく編集していただいて、皆さんにお届けできたら、嬉しいです〜。
どうぞ、お楽しみに!
2018年4月9日

夜遅くに帰宅し、あまりの人生の幸運に、思わず涙してしまっています。
ナスカの地上絵の研究と保護活動を支援してきたマリア・ライへ基金の、22年間の活動を支えてくださり、多大なご助力をいただいた先生方に、今日、お礼の食事会を開かせていただいたのです。
古代アンデス研究の重鎮でいらっしゃる大貫先生、加藤先生、日本におけるナスカの地上絵研究のトップランナー坂井先生、ナスカでのリサーチに情熱的に取り組んでくださった国立天文台の小久保先生。
みなさんのお力添えには、どれだけ感謝の言葉を重ねても足りません。
すばらしい方々にお目にかかれ、ナスカを巡って共に進んでくることができたこと、貴重な体験の全てが、私のかけがえのない宝物になっています。
会場は、神宮前のペルー料理店、ベポカ。
ピスコサワーで、乾杯をしました。
懐かしい、美味しいペルー料理に舌鼓を打ちました。
セビーチェ、チュペ・デ・カマローネス、ロモ・サルタード・・・。
思い出のタカマ・ワインも用意してもらいました。
ナスカ地方で作られている、飛びっきりのワインです。
スパークリング、白ワイン、赤ワイン、全てタカマ。
ナスカでの日々、嬉しいとき、楽しい時だけではなく、苦しい時も、悲しい時も、テーブルにタカマ・ワインがありました。
話に花が咲き、この上なく楽しい時を過ごしました。
(ふと気付いたら、5時間が過ぎていました。)
皆さんから、温かい、過分なお言葉を頂戴しました。
マリアさんが私に教えてくれた言葉を、もう一度、ここで繰り返したいと思います。
1000 Dank!!!
(1000回の感謝を!)
2018年4月4日

極上の味わいの、極上の夜でした!
特別入手のパトリック・ロジェのワインをテイスティングする会で、神楽坂のイタリアンレストラン「クロディーノ」に集まったのです。
メンバーは、サロン・デュ・ショコラ関係の、ワインとチョコレートの専門家ばかり。
まずは、ここでしか飲むことのできないフランチャコルタ「セグレート」(秘密という意味)で乾杯し、早くもテンションが上がります。
今日はロジェのワインに合わせたお料理のコースをお願いしてあったのですが、どのお皿も絶品。
アミューズから前菜、パスタ2種、メインのお肉、デザートに至るまで、見事なディナーでした!!
特に、ロジェのワイン(詳しくはぜひ「メッセージ」のページをお読みください)のために用意していただいたのは、黒トリュフをふんだんにあしらった、モリーユ茸のフェットチーネでした。
ロジェ自身が、「きのこのお料理と合わせてみて」と言っていたので、その旨のリクエストを入れていたのですが、それに黒トリュフをプラスしてくださったのは、シェフのすご腕のアイデアですね。
実は、半年前、リリースしてすぐのロジェのワインをパリで味わったときには、まだとても若い、華やかな少女の趣があったのですが、半年を経て今日は、シラーらしい力強さの感じられる大人へと、成長していたのです!!
それに、黒トリュフが、ぴったりと合って、すばらしいマリアージュになっていたのですね!!
ロジェのワインの後、メインディッシュに合わせる赤ワインの選択は、私にはとても難しいものでした。
ロジェの感激に負けてしまうワインじゃダメだし、ロジェを打ち消してしまうような個性のワインでもバランスが悪い。
美しく繋がって、お互いに魅力を引き立て合うことのできる赤ワインは、何かしら・・・?
これもオーナーソムリエの黒田さんの鮮やかなアドバイスで、クリムトの絵を思い起こさせる煌びやかなボトルデザインのブルネッロ・ディ・モンタルチーノに決まり、最高の取り合わせとなりましたよ。
なんという幸せな美味しさだったことでしょう!!!
全員、感嘆のうちに、食事を終えたのでした。
最後に、
「半年後、もう一度このメンバーで集まって、1歳のロジェのワインを祝いましょう」
と盛り上がりました。
さらに私は、ワインセラーに貴重な1本を取り置いて、5年後の姿も見届ける、と宣言。
ひゃ〜、嬉しい、ロジェ・ワインの誕生から成長の過程を、とことん追いかけていきますよ〜。
2018年3月29日

ステキでした、アラン・デュカスさん!!
アラン・デュカスのチョコレート工房が日本橋にオープンするにあたって、特別内覧会が催され、今日出かけてきたのです。
工房が見渡せる、居心地のよいサロンでいただくチョコレートも、ここでしか味わえないお菓子も、とびっきりの美味しさ!
そして・・・デュカスさんと話す、夢のような時間でした。
世界的に有名な三ツ星シェフのデュカスさんが、なぜチョコレート(?!)の問いに、
「実は42年前、料理のシェフになろうか、チョコレートの道に進もうかと、悩んだんだ」
との答え。
長い年月を経て、なお情熱を持ち続け、夢を実現したデュカスさん、本当にステキです。
私はパリに工房ができて以来、彼のチョコレートのファンなのですが、これからはいつでも東京でも味わえる・・・幸せですね〜!
フランス以外には初の出店となった、東京店。
「だって、ボクの作品を正しく理解してもらえるのは、フランスと日本以外にはないでしょ!」
ですって!!
なんて光栄なことでしょう。
デュカスさんのエスプリに富んだ会話に、すっかり魅せられてしまった私。
6月パリで、まだ秘密の新しいプロジェクトをご一緒しましょう、と誘ってもらって、ひゃ〜、旅の楽しみがまたひとつ、増えましたよ!!
2018年3月23日

TBSラジオの田中みな実さんの番組に、ゲスト出演。
テーマは、チョコレート。
(このテーマだから引き受けた仕事でした。)
ぎりぎりまで待ちましたが、制作サイドの構成案が届かず、タイムアウト状態で、やむなく現場処理、出たとこ勝負の収録となりました。
ううう〜む。
もう少し考える時間があったら、ああすれば良かった、こう言うべきだった、と反省することしきり。
こういう急ごしらえの番組もあるんですねえ、ビックリでした。
2018年3月22日

ああ、忙しい、忙しい、忙しい!
仕事が立て込んで慌ただしいのに加えて、年度末の作業が重なり、さらに3ヶ月後のヨーロッパ行きのもろもろの最終決定に、追われています。
現地に住む友人たちのアドバイスや、書籍やインターネットで、徹底的に情報を集め、
「この日のディナーは、このレストランでこのメニューを選ぼう」
とか、
「いや、こちらのお店でこれを食べるのもいいなあ」
「その前に、この美術館に立ち寄って、あの絵を見てこよう」
なんて、あれこれ悩みながら、プランを練る。
フライトや列車を決めてチケットを購入し、劇場の席を取り、ホテルやレストランを吟味し、予約を入れて・・・。
旅の準備は、何から何まで全部自分でやらないと、気が済まないのです。
というか、これがとっても楽しいんですよね〜。
(こんな面白い作業を、わざわざお金を払って旅行代理店に任せる人の気が知れない。)
私の次の旅は、もう始まっているのです!!
2018年3月17日

東日本大震災が起こったのは、今日3月11日でした。
私は、香港に飛ぶため羽田に向かっていて、その途中、高速道路の上で、大地震を体験したのです。
道路が柔らかなゴム細工のように大きくうねり、乗った車は弄ばれ、死ぬかと思ったことを覚えています。
揺れが収まったあと、どうにか羽田に到着したけれど、空港も混乱していて、フライトに搭乗することはできませんでした。
帰ろうにも、タクシーも見つからず、当てもなくただ長い列に並んでいただけ。
ようやく、ご厚意で車に同乗させてもらったのですが、高速は閉鎖され、他の道路は車で溢れ、何時間も全く動かない。
やがて、乗った車のガソリンもなくなり、日が暮れて運転再開したという地下鉄の駅を探して、歩かねばなりませんでした。
途方に暮れるとは、ああいう状況を指すのですね。
夜中に、疲労困憊で家に戻ると、よっぽど怖かったのでしょう、愛猫マフィンがパニックを起こし、恐ろしい形相で唸っていました。
私は、大事にしていたヴェネツィアン・グラスのコレクションが粉々に割れているのを見て、ショックで貧血を起こし、その場に座り込みました。
でも、私の例など、取るに足りない小さな出来事。
被害の全容が明らかになるにつれ、日本中が深い悲しみの底に突き落とされ、なかなか立ち直ることができませんでした。
あれから、7年が過ぎたのですね。。。
なのに、まだ・・・。
今なお、不自由な苦しい日々を余儀なくされている方が、たくさんいらっしゃるという現実に、胸が塞がれます。
復興の速度のあまりの遅さに、肩を落とし、腹立たしく思うばかりです。
ひとりでも多くの方に、1日も早く、平穏で満足できる生活が戻ることを、心から祈っています。
2018年3月11日

念願かなって、銀座ブルガリタワーのイル・リストランテへ!
ブルガリの黒川さん、ショコラ研究家の小椋三嘉さんとご一緒です。
銀座の空にふいっと浮かびあがるような上層階のテーブルで、賑やかな食事会が始まりました。
黒川さんは、1月のチョコレート・イベントの成功に向けて、共に力を尽くした同士(笑)のような存在。
聡明で、仕事ができて、細やかな心配りのある、何拍子も揃ったすてきな女性です。
三嘉さんは、前々から仲良くしてもらっている、楽しいチョコレート仲間。
女三人寄れば・・・の言葉通り、次から次と愉快な話題で盛り上がり、話しても話しても話し足りない。
あっという間に3時間、4時間が過ぎました。
シェフのルカさんが腕をふるうのは、まさに進化するイタリア料理です。
意表を突くデザインと食感、今まで経験したことのない、全く新しい驚きの味わいの連続で、
「ううむ。こんな美味しさがあったか!」
と感嘆するばかり。
お料理に合わせて供されたワインのセレクションにも唸りましたし、パティシエのファブリッツィオのデザートは、ファンタジーに溢れる美しい力作でしたよ。
なんと幸せな時間だったことでしょう!!!
ルカさんが、ヴェネツィアのお薦めレストランの飛びっきりの情報をくださいました。
(私、6月にまたヴェネツィアです、ああ、嬉しい!)
ブルガリ・イル・チョコラートのショコラティエ齋藤香南子さんが、ホワイトデーのスペシャル・ボックスをプレゼントしてくれました。
あまりにきれいで、もったいなくて、すぐには食べられません。
しばらく飾っておいて、この週末に、ゆっくり楽しませていただくことにしましょう!
皆さま、すばらしいひとときを、ありがとうございました!!
2018年3月7日

加古隆さんのコンサートで、サントリーホールへ。
「映画音楽セレクション」と題された今回も、胸に染み入る音楽を堪能しました。
加古さんのコンサートでは、私、いつも心洗われる思いです。
思いがけず会場で、石川さゆりさんと久々の再会を果たし、ああ嬉しい、懐かしい。
山本寛斎さんも一緒に、楽屋にお邪魔して、楽しいひとときを過ごしましたよ。
加古さんの音楽のなかで、私はパウル・クレーの作品をテーマにしたものが大好き。
今日のコンサートの演目には入っていなかったのですが、夜ゆっくりCDで聞いて、さらに加古ワールドに浸ることにしましょう。
2018年3月4日

テレビ番組「あいつ、今何してる?」の打ち合わせと撮影のため、テレビ朝日へ。
卒業アルバムが必要とのことで、大変でした〜。
私は過去の写真にはほとんど興味がなく、卒業アルバムなんてものがあったかどうかさえ、覚えていない。
あったとしても、どこに?
やむなく、両親が最後に暮らしていた伊勢の家に、弟夫婦に出かけてもらって、家探ししてもらったの。
で、苦労のすえ、ついに伊勢高校のアルバムを発見してくれたのです!!
(ありがとう〜。)
この歳になって、50年近くも前のアルバムを見るのって、なかなかいいものですね。
思い出をたぐり寄せ、消息を知りたい同級生を6人ほどお伝えし、結果を待つことになりました。
首尾よく見つかれば、スタジオ出演となるのですが・・・ううう〜む。
2018年3月2日

イタリアから帰国している友人と、ちゃんこ鍋を食べにいきました。
なにかと話題の大相撲ですから、どうしたって気分は両国のちゃんこだね、との話になったのですね。
実は私は鍋はあまり好みではないのですが・・・霧島のしょうゆ・味噌ちゃんこは、美味しいと思うの。
ふぐの唐揚げも注文して、季節の味を楽しみましたよ。
相撲ファンの友人たちは、霧島親方に会えるのではと、ワクワクしてましたが・・・残念、今巡業中で、東京にはいらっしゃいませんでした!
2018年2月28日

ひゃ〜、面白かった〜〜!
TBSラジオの生放送に、出演してきました。
ジェーン・スーさんと杉山アナウンサーの番組だったんですけどね、私は前々から、杉山アナウンサーの大ファン!!
今日初めてお会いできるということで、嬉しくて、ウキウキしながら、出かけたの。
ええ、イメージ通り、実に爽やかな青年でしたよ!
さすがの美しい声、流麗なアナウンスメントに、うっとり!!
私、聞きほれてしまいました〜。
その語りには、見事な説得力があります。
説得力のあるしゃべりというと、ややもすると重たくなってしまうのですが、杉山さんには、軽やかな説得力があり、すがすがしいのです!!
私は、チョコレートの話をさせていただいたのですが、あっという間に時間が過ぎて・・・かなり脱線もして・・・皆さん、ご迷惑をお掛けしました。
どういうわけか、流れで次の番組(山ちゃんの)にも雪崩れこんで、ごめんなさいっ、お邪魔しました。
でもこの気楽さ、ラジオならではの魅力ですよね〜。
ありがとうございました!!
2018年2月27日

美しい!
あまりに、美しい!!
同じ言葉を繰り返すのは陳腐なことと、わかっているのだけれど、今日はどうしてもこう感嘆せずにいられないのです。
高谷史郎さん総合演出の「ST/LL」の舞台を、新国立劇場で観ました。
シローさんとは、1999年、ヨーロッパ演劇賞を受賞したピナ・バウシュのお祝いのセレモニーに出席するため、イタリア、タオルミーナで1週間を共に過ごして以来、20年近い友人になります。
シローさんの革新的なクリエーションの、私は熱烈なファンでもあります。
今日のパフォーマンスでも、瞬きする間も惜しいと感じるほど、その革命的な情景に引き込まれました。
各所にはっと息を呑むアイデアが散りばめられていて、心に突き刺さります。
始まる前から、ラスト・シーンに至るまで、舞台を絶対的な美が支配していて、一瞬のスキもないのです。
それはおそらく、この宇宙を司る無機物の真理がもたらす、完全なる美空間。
そこに有機物である人間の肢体が、生命の水を蹴散らして、つかの間の夢のように、躍り過ぎていく・・・。
ああ、やっぱり、この言葉を使わないではいられませんね。
これほどまでに美しい時間に身を委ねることのできた私は、なんと幸運だったか、と。
2018年2月24日

オリンピック、フィギュアスケート女子の結果が出ました。
ザギトワ、メドヴェージェワが、他を圧倒するパフォーマンスで上位を占めたのは、大方の予想通り。
完成度の高い、この上なく美しい演技は、本当にすばらしかったですね!!
ただ私は、ザギトワより、メドヴェージェワの表現力、物語の生み出し方に、うんと高い得点を付けましたけどね・・・。
女王メドヴェージェワの技にそろそろ人々が慣れてきているなか、ザギトワは、高い技術力に加えて、新鮮な驚きがあって、人々の心を奪ったのではないかしら。
採点競技の難しいところですね。
そういった意味では、宮原選手も、そろそろ思い切った変革を求められる時期だと、感じました。
宮原選手は、日本の誇るべき、私も大好きなトップスケーターのひとりです。
彼女の努力や、卓越したスケーティングの技術には、文句のつけようがありません。
しかし、この先、さらに世界の上位に躍り出るためには、現在の延長線上では難しい気がするのです。
たとえば、テーマの立て方。
ショートが「サユリ」、フリーが「蝶々夫人」。
どちらも日本女性を描いたもので、大和撫子である宮原さんに、ぴったり合うテーマですよね。
でも・・・それが、どれほど外国人の観客や審査員の心を動かすかというと・・・その繊細で儚い日本の美は、残念ながら、なかなか伝わらないと思うのです。
「サユリ」なんて誰も知らないでしょうし、「蝶々夫人」にしても、「ブラック・スワン」や「ドン・キホーテ」のドラマチックな世界には、全くかなわない。
音楽を聞いただけで、どんな国の人も興奮するような作品を見せれば、会場はひとつとなり、人々は魅了される。
そのノリが後押ししてくれて、演技も一層評価されるというものです。
宮原さんには、日本美にそんなにこだわらずに、もっとドラマチックなテーマを選び、会場を盛り上げ、魅せ方を追及していただきたいです。
そのためには、優秀なプロデューサーが必要でしょう。
ひょっとすると、羽生選手のように、海外(カナダ)に練習拠点を移して、国際的なコミュニケーションを取りながら、日本人的でない振る舞い方、感情の盛り上げ方、表現法を身に付けるのも、ひとつの方法かもしれません。
宮原選手がこのまま日本人の小さな世界でまとまってしまうのは、いかにももったいないと、切に感じてしまう私です・・・。
2018年2月23日

ピョンチャン・オリンピックの話題に沸く毎日ですが、私の元には、絵本「かぞえる」韓国語版の最終ゲラが届きました。
最後の校正をしなければならないのですが・・・ハングル文字はさっぱりこっぱり、わからない。
(英語なら理解できるし、中国語でも漢字を拾っていえば雰囲気がわかるんですけどね〜。)
チェックのしようがないのですねえ。
編集の方を信じて、お任せすることにしました。
私の絵本が、韓国の皆さんにも楽しんでいただけるのは、嬉しいかぎりです!
2018年2月20日

ステキな夜でした!
ピナ・バウシュのカンパニーの重要なダンサーのひとりである、ジュリー・アン・スタンザックが振付けをした作品を上演するというので、新国立劇場へ向かったのです。
ああ、なんと懐かしく、美しい空間だったことでしょう!!
ジュリーが浮かび上がらせる情景、ムーブメントは、ピナのテイストに溢れていました。
そのパフォーマンスは、ピナ世界を正しく後継する者としての、誇りと愛に満ちていました。
ピナを良く知る世代なら、この展開に涙するにちがいありません。
ピナを知らない若者たちには、かつて経験したことのない斬新なクリエーションとして、驚きを持って受け入れられることでしょう。
ジュリーの試みは、極めて価値のある仕事だと、私は感じました。
「すばらしいわ。
あなたには、これからもずっと振付け作品を発表していってもらいたいわ」
と言うと、ジュリーは、
「ええ、ええ、やってみたいと思っているの」
と目を輝かせていました。
彼女の次回作が、待ち遠しいです。
近いうちに、ぜひまた!!
2018年2月18日

あまりの感動に、私は今、涙しています!!
ピョンチャン・オリンピック、フィギュアスケート男子フリー。
こんなにひたむきに、夢に向かい続ける若者たちがいるのだと、心打たれました。
超人ともいうべき羽生選手の見事なパフォーマンス!
その気迫はテレビの画面を通しても、見る者の心に、体に深く突き刺さってきました。
魂を揺さぶられる時間でした。
宇野選手は、オリンピックの大舞台でも「特別な思いはなかった」と、最初のジャンプの失敗もなんなくクリアしたのは、さすが新しい世代の強い精神力ですね。
私はなにより、熾烈な4回転ジャンプ時代にあって、技術力は言うまでもなく、このふたりの比類ない情感、その表現力が確かに評価されたことを、嬉しく思います。
フィギュアスケートは、単なるスポーツではない。
その人の人生を映し出す総合芸術なのだと、思います。
羽生選手の、さらなる高処を目指して飛び続ける姿勢。
ハビエル・フェルナンデスの、情熱的で、遊びのある人生の楽しみ方。
パトリック・チャンの性格をそのまま表しているような、滑らかで正直で誠実なスケーティング。
アダム・リッポンの、他の誰にもできない、優美な世界の紡ぎ方・・・。
数分間のなかで、選手たちの卓越した技を見るだけではなく、私たちは、それぞれの人生、彼ら自身と出会うのだと思います。

本当に、おめでとう、そして、ありがとう!!!
すばらしかった!
羽生選手、宇野選手に、熱い思いを込めて、大きな拍手を贈ります!!
2018年2月17日

すごい、すごい、なんて、すばらしいの!!
怪我によるブランク後の初戦が、オリンピックの大舞台というだけでも驚くのに、羽生選手はそこで非の打ちどころのない完璧なパフォーマンスを見せてくれたのです!
いやあ、この人は本当に、他の選手とは次元の違う、絶対王者ですね。
この上なく美しい完成された演技に、私はテレビの前に立ち尽くし、息をするのも忘れていました。
宇野選手も、やってくれましたね!
彼の魅力全開のパフォーマンスに、たっぷりと酔いました。
ハビエル・フェルナンデスも、会場を沸かせてくれました。
技術の高さは言うまでもありませんが、そのなかに彼独特のおちゃめな振付けを効果的に配するなど、うまいですよね〜。
ネイサン・チェンは、珍しくオシャレな衣装で登場したなと注目したのですが、残念ながら、どうしちゃったんだろう、と首を傾げる出来でした。
キン・ハクヨウは、見るたびに成長著しく、今日も説得力のある演出でしたね。
あ〜〜、面白かった!
ピョンチャン・オリンピック、フィギュアスケート個人戦、男子ショートを、存分に楽しみ、興奮し、大満足した私でした。
さあ、明日はフリーだっ!
2018年2月16日

バレンタインデーの今日、愛猫マフィンに、思いがけないプレゼントが届きました。
チョコレート柄の新しいミネットさん、そして、ハートの形をしたまたたびチョコレートクッキー!!
ひゃ〜、なんて、きれい!
なんて、かわいいの!!
猫に本物のチョコレートは毒だけど、これなら大喜びで遊べますね。
猫の雑貨屋ルシャさんからの、飛びっきりのお心遣いです。
嬉しいです、ありがとうございます!!
マフィンにあげると、すぐ爪で引っかくし、ヨダレで汚してしまうんだけど・・・私が横取りするのも大人げないし・・・。
う〜ん、仕方ない、3日間だけ私のために飾って楽しんで、そのあとマフィンに渡すことにしましょう。
バレンタインデー気分、盛り上がってきましたよ〜〜!
2018年2月14日

表参道ヒルズのアートスペースで行われている展覧会に、古い友人である高谷史郎さんと坂本龍一さんがコラボレートした作品を観に行きました。
水滴が水面に落ちて広がる、永遠の時間の前に、心が洗われる静かな喜びを味わいましたね。
私は来週末にも、新国立劇場で、シローさんのパフォーマンス「STILL」を楽しむ予定。
久々に会っておしゃべりできるのも、嬉しい、待ち遠しいなあ!
2018年2月13日

ル・ショコラ・ドゥ・アッシュの辻口シェフが、ル・クルーゼとコラボレートしたチョコレートドリンク・セットを送ってくださいました。
ル・クルーゼのマグカップでいただく、ヴェネズエラ産カカオを使ったショコラショー、寒い夜に体を芯から温めてくれましたよ。
ふうむ、バレンタインデーにチョコレートを贈るのは当たり前だけど、チョコレートドリンクをというアイデアも、なかなか考えられたものですね。
2018年2月11日

ピョンチャン・オリンピックが始まりました。
でも今回のオリンピック、私はちっとも盛り上がっていないのです。
甚だしい政治利用に、なにが平和の祭典かと、鼻白む思いです。
私の大好きなフィギュアスケートにしても、なぜ団体戦なんて必要なのでしょう?
フィギュアスケートは、個が技を競い合う個人競技。
国籍でひとまとめにして、国と国とが争う、国威発揚の場にするなんて、オリンピックの基本精神に反すると思いますよ。
選手たちにとっても、迷惑なことでしょう。
大事な試合にピークを合わせ、厳しい練習と調整を重ねているのです。
今週の団体戦、来週の個人戦、短期間に2度ピークを持っていくのは、難しい。
今日団体戦ですばらしいパフォーマンスを見せてくれた宇野選手も、宮原選手も、個人戦に悪い影響が出はしないかと、とても心配です。
試合時間が、なかなか本調子を出しにくい午前中に設定されているのも、どうかしら?
選手たちが、アメリカでのテレビ放送を優先した、オリンピック商業主義の犠牲になっている気がしますね。
全くアスリート・ファーストじゃない。
う〜む、今回の五輪は、なかなか素直に楽しめませんね〜。
2018年2月9日

あらっ!
私ったら、この1ヵ月あまり、このページにチョコレートのことばかり、書いていませんか?
チョコレート・シーズン真っ盛り。
次々に登場する新作チョコレートの情報を、いち早く皆さんにお届けしたくて、他の出来事に触れている余裕がありませんでした。
この間に手に入れたチョコレートのテイスティングは、まだあと2ヵ月くらい続きそうです。。。
というわけで、そろそろ今日は別の話題を。
ジョン・ノイマイヤーの「ノイマイヤーの世界」を観に、東京文化会館へ足を運びました。
ガラとはいうものの、ダンスに関わるパーソナル・ヒストリーを、ノイマイヤー自身が語るというスタイルで構成・演出されたステージは、観客を巻き込む工夫された流れがあり、なかなか面白かったです。
彼ならではの、はっとする美空間の作り方には、随所で引き込まれましたし、ノイマイヤーの繰り出すさまざまなテクニックを堪能することができましたね。
うちに、代表作「椿姫」や「ヴェニスに死す」のDVDがあるので、今度の週末、もう一度ゆっくり鑑賞することにしよう!
2018年2月7日

イルサンジェーのチョコレートの会に、新しくオープンした銀座のブティックまで出かけました。
1Fがショップ、地階がサロンになっていて、サロンで展開されたテイスティング会は、手作り感溢れる、とても温かなひとときでしたよ。
エドワルド・イルサンジェーさんとは、パリのサロン・デュ・ショコラの入口でばったり会って以来、1年3ヵ月ぶりです。
再会をおおいに喜び、新作の見事なプレゼンテーションに感嘆しました。
彼のクリエーションのすばらしさは、アルボアの自然をそのまま閉じ込めた比類ない美味しさにあります。
季節のフルーツを、ジュレ、パート・ド・フリュイなど4層に重ね、繊細で複雑な食感と味わいを演出した作品は、本領発揮、絶品ですね!!
実は、エドワルドさんは、由緒正しいショコラティエのイルサンジェー家の4代目!
ジョヴィのところで書いたように、世界で最も古いショコラティエのメゾンのひとつでしょう。
ショコラティエにとって、一番大事なエレメント(要素)は、との問いに、
「オリジナリティ、ボクにとってはね」
と返事が返ってきました。
なるほど、と納得。
長い歴史と伝統を背負って、4代目ならではの新たなクリエーションに挑戦するイルサンジェーさん、期待が大きく膨らみますね!
2018年2月5日

毎年、確かな腕と豊かなアイデアで新作を発表して楽しませてくれるショコラティエが、フィリップ・ベルさん。
今年は、工夫を凝らしたプラリネばかりのボックスで、華やかなクリエーションを展開してくれました。
レーズンやナッツをチョコで包んだ、大中小のボールが弾む一箱は、子供がおもちゃ箱を開けるときのようなワクワク感があります。
ベルさんは、スキンヘッドの大男。
一見恐そうにみえますが、とんでもない。
ショコラティエ界きっての愛妻家なんですよ。
リヨンの自宅を長く留守にするときは、毎日1輪ずつ薔薇の花が届くように手配したり、コンピュータの画面に日々甘いメッセージが浮かび上がるようにプログラムしていったり。
先日私がサロン・デュ・ショコラで会ったときにも、
「あ〜、残念!
今日の夜、妻が日本に到着するんだ。
会ってもらいたかったなあ」
なんて言ってましたよ。
一緒に、京都、奈良と旅するんですって。
美しい奥様、幸せですね〜。
おふたりで、日本をたっぷり楽しんでくださいね!
2018年2月3日

チョコレート界にも、才能豊かな若い世代が続々登場して、新風を吹き込んでくれているのは、本当に嬉しいこと。
オリヴィエ・ヴィダルも、そのうちのひとりです。
エスカルゴの形をしたプラリネで脚光を浴びたショコラティエさんですが(彼はエスカルゴで有名な地方の出身なのです)、私は実はそれより、彼のボンボンショコラに注目しているのですよ。
極めて繊細で天才的な味のバランスや、ぼんやりしていると気付かないほど緻密に計算された食感の遊びに、いつも感嘆してしまう。
なにより、味わいにコクも旨みもしっかりあるのに、テクスチャーが軽いことに、驚かされるのです。
1世代、2世代前のショコラにつきものだった重みの鎖から解き放たれ、軽やかに楽しませてくれるクリエーションが、心地よい。
まさしく、新しい時代の感性といえるのではないでしょうか!
2018年2月1日

パトリック・ロジェの、スペシャル限定プラリネを入手しました!!
ロジェは、南フランスに自身のクリエーションのための土地を持っていて、そこでアーモンドやオリーブなどを特別に育てているんですね。
近年は葡萄も栽培していて、昨秋赤ワインを初めてリリースして世界を驚かせたことは、この公式サイトの「メッセージ」のページにも書いた通りです。
(ぜひ、ご一読くださいね。)
大事に手を掛けて収穫した食材で作られたチョコレートは、どんなに美味しいでしょうか!
今回、その貴重なプラリネを、私もテイスティングすることができましたよ!!
な、な、なんという幸せでしょう!!!
旨みのぎゅっと詰まった、濃厚なプラリネです。
私は、ロジェの通常のプラリネで十分感激しているのですが、その何倍もの存在感に圧倒されます。
「これほどの贅沢があるだろうか!」
と、究極のプラリネの味わいに、私はただ驚嘆するばかりでした。
2018年1月30日

ベテラン、パスカル・ル・ガックの新作、葉巻(!)の形をしたトリュフを、テイスティング。
渋いゴールドのスペシャル・ケースから、おしゃれに1本を取り出し、まさに葉巻を吸うように加えて味わう。
約束された美味しさに、頷きます。
ル・ガックさんは、とてもダンディでモテモテ(多分)のショコラティエさん。
チョコレートを専門に選んだ理由を聞くと、
「一瞬で恋に落ちたんだよ」
と答えが返ってきました。
う〜ん、ここで時間切れだったのは、残念。
次回、この話の続きをじっくり聞くことにしましょう。
2018年1月28日

サロン・デュ・ショコラの会場で、心臓が止まってしまうかと思うくらい驚いたのは、ノエル・ジョヴィが突然、私の前に現れたときでした。
ノエルは、私が昨年日本のテレビ番組で初めて紹介した、フランスのショコラティエ。
あれから評判になって、今回日本のサロン・デュ・ショコラのオファーを受けたんですって!
長身で、育ちの良さが伺える、とっても爽やかな好青年です!!
ノエル・ジョヴィは、1856年創業の老舗ショコラティエの、なんと4代目!!
私は今まで3代目という人にはたまに会ったことがありますが、4代目は彼しか知りません。
それもそのはず。
カカオと人間との付き合いは、3000年にも及びますが、ずっと苦い飲み物で、現在のような食べる固形のチョコレートが誕生したのは、たった百数十年前、1800年代半ばのことだったのですね。
つまり!
ジョヴィ家は、世界で最初のショコラティエのひとつだったというわけです!!
そのボンボンショコラには、伝統の技が光る正統派の説得力、迷いのない美味しさがあります。
ノエル自身の新しいクリエーション「ヴェネズエラ100%」は、ヴェネズエラ産のカカオを、同じカカオで拵えたダークチョコレートで包んだ、斬新な味わい。
代々受け継がれた秘伝のレシピに、自分ならではの新しい風をいかに吹き込むかが、彼の大きな課題となっているのでしょう。
そうそう。
「ノエル」というのは、フランス語で「クリスマス」の意味ですよね。
それで私が
「あなたはクリスマスに生まれたの?」
と聞いたら、彼はこう微笑んだのですよ。
「そうじゃなくて、両親がクリスマスに出会ったんだ」
なんて、ロマンチック!!!
2018年1月26日

私、再び、サロン・デュ・ショコラへ!
2時間のスケジュールを組んでいたのに、ショコラティエさんたちとすっかり話し込んで、結局6時間、閉館ぎりぎりまで楽しんじゃいました。
あ〜〜、面白かった〜〜!!
すてきなトピックスをどっさり仕入れたのですが・・・う〜ん、今日は、カンタン・バイィさんの話を。
今回がサロン・デュ・ショコラ初参加の彼は、才能あふれる若手のホープです。
どのボンボンショコラも、限りなく滑らかで、つややかで、優雅な仕上がり。
(意表を突くクリエーションの方向性でした。
チョコレートのミクロの世界に侵入していく感じ。)
チコリを使ったヘーゼルナッツのプラリネを、スパイスのきいたクッキーでサンドし、ビターチョコで包んだクリストルーズは、他のどこにもない、はっとする味わい。
ご本人と話してみても、ゆるぎない自信のほどが伺えました。
チョコレートの一番の魅力は、と質問したら、即座にこう返ってきましたよ。
「官能性!」
う〜む、ただものではないですね。
2018年1月25日

今夜の楽しみは、クリスティーヌ・フェルベールさんのチョコレート!
アルザスの自然が繊細なタッチで描かれた4種類のボックスは、美しいファンタジーの世界です。
そのなかから、幾種類ものボンボンショコラが宝物のように姿を現し、私たちを甘い魔法にかけるのです。
特に、「コンフィチュールの女王」と呼ばれるフェルベールさんの、フルーツやお花を使ったチョコは、絶品。
薔薇も、ラズベリーも、オレンジも、ラベンダーも、咲き乱れる花々の只中に遊んでいる気分にさせてくれます。
ああ、サロン・デュ・ショコラの会場にまた足を運んで、この感動をフェルベールさんに直接伝えなくっちゃ!!

そうそう、アンリ・ルルーのブースで、フォンダン・ショコラ・キャラメル(ソフトクリーム添え)も、もう一度食べたいな。
まったく異なる温度や食感が三層に重なった、味わいの踊るスイーツ、驚きのおいしさですよ〜!!
2018年1月23日

飛びっきりっっっの夜でした!!!
ジャン゠ポール・エヴァンさん、クリスティーヌ・フェルベールさんと、ディナーをご一緒したのです!
エヴァンさんは、コム・デ・ギャルソンの黒のコスチュームで決めていて、カッコ良かった〜〜!!
フェルベールさんが先週レジオン・ドヌール勲章を受章されたとのことで、お祝いのシャンパンを用意し、日本料理に合わせて、うちのセラーから特別入手の日本酒を2本、抱えていきましたよ。
おふたりとも、とってもチャーミングで、誠実で、人間的な魅力にあふれていて、こんなステキな方々が、世界最高峰のチョコレートを作っていらっしゃるんだ、と改めて感動!!
貴重な話題の数々に、驚き、感嘆し、大笑いの連続でした。
夢のように時間が過ぎていきました。
6月に、パリで、そしてアルザスで再会したいねと、嬉しいプランを練って、わ〜〜い、大きな楽しみができました〜〜。
うちに帰ってからも、心が踊って、とても眠れそうにありません。。。
2018年1月21日

昨日テイスティングした、ブルーノ・ルデルフさんの「ショコラノアール・アソルティ」があまりに美味しかったので、今日は「ショコラ・カクテル」に手を出しちゃった。
私はお酒の入ったチョコが大好きで、かなりいろいろ食べているんですけど・・・ひゃ〜、ルデルフさんのこの作品は、群を抜いてすばらしい!
モヒートも、ラムレーズンも、カルヴァドスも、実に洗練された上品な大人の味わいです。
パッケージに描かれた、ブランデーグラスにすっぽりハマった黒白の猫のイラストも、とってもかわいくて、歓声を上げてしまいました。
彼の愛猫「ヌガー」ちゃんなんですって。
ああ、来週、このチョコレートをもう1箱買ってこよう!!
2018年1月20日

ついに今年も、サロン・デュ・ショコラ、開幕です!!!
いやあ、嬉しい、嬉しい。
私はウキウキしながら、前夜祭に向かいましたよ。
今回は、去年より会場が少し小さくなり、イベントスペースもなくなって大きな催しができないとのことで、ショコラ・アンバサダーの仕事はなかったのですが、私は馴染みの大勢のショコラティエさんたちに会って、大喜び!
時間がとても足りなくて、もう一度、会期中に足を運んで、おしゃべりしたいと、急ぎスケジュール調整しているところです。

今日抱えて帰ったチョコレートのうち、まず真っ先にテイスティングしたのは、ブルーノ・ルデルフさんの「ショコラノアール・アソルティ」。
ルデルフさんはすばらしい腕を持ったショコラティエさんですが、これまで甘いミルクチョコレートが比較的多く、「時代の要請から言うと、もっとビターなチョコが食べたいな」と去年リクエストしたら、今年見事に、その期待に応えてくださったのです!!
うう〜、なんて美しい、心躍るデザイン!
上質なカカオの香る、繊細で、大人の味わいのクリエーション!
1粒、1粒に、新しいカカオの可能性が広がっていて、ほんっとに美味しい!!
さすがです、ブルーノ・ルデルフ!!!
みなさんにも、ぜひ、ご賞味いただきたいですね。
急げ、サロン・デュ・ショコラへ!!
2018年1月19日

宝飾品で世界的に有名なブルガリが、オリジナルのすてきなチョコレートを作っていること、以前にもこのページでご紹介しましたよね。
その「ブルガリ・イル・チョコラート」の10周年記念イベントが、今日、銀座のブルガリ・タワーで開催されました。
私はそこで、チョコレート・トークと、若き女性ショコラティエの斎藤香南子ちゃんとのおしゃべりをさせていただいたんですよ!
あ〜〜、楽しかった〜〜、面白かった〜〜!!!
さすがブルガリならではの美学の貫かれた贅沢なチョコレートは、まさに美味しい宝石!!
集まってくださったお客様と一緒に、おおいに盛り上がった、幸せな時間でした!
2018年1月16日

aiboの特別抽選会に、応募しました!
初回の申し込みには残念ながら漏れてしまったので・・・今度こそ幸運が訪れるといいなあ!!
でも、私はすこぶるクジ運が悪くて、子供の頃から、何も当たったことがないの。
う〜ん、今回も・・・?
2018年1月14日

今日は、私の誕生日〜。
もう、めでたいというトシではなくなってしまって、
「あ〜、また1年、元気で頑張って生きてきましたね」
と自分で自分を褒めてあげたい気分です。
事務所にお祝いの品やお花が届いたり、仕事先で花束と特製のチョコレートを贈っていただいたり、ディナーで友人たちのプレゼントに驚いたり・・・皆さんの温かなお心遣いに感謝!!
2018年1月12日

パリの名店アルノー・ラエールが、日本初上陸!
広尾のブティックで、オープニング・パーティが開かれました。
私はラエールさんのチョコレートが大好き。
特に、「魔法のトリュフ」という名の小さなトリュフが絶品なの。
とろける口どけ、小さなアーモンドのアクセント、ごくごく僅か隠された塩味が見事な個性となって、さすがブルターニュ(美味しい塩で有名)出身のラエールさんの卓越した技、と唸ってしまう。
ロシェの塩味タイプ(残念ながら、これはまだ日本に入っていない)も、他では味わえない絶妙な旨みに、病みつきになりますよ。
ラエールさんと、私は久々の再会を喜び合いました。
とてもお元気そうで、日本ならではの新しいクリエーションにも意欲的でしたよ。
ご成功を祈ります!
2018年1月11日

毎年、松が取れるころになると、愕然とします。
今年も、3キロの体重オーバー、お正月太りです、ガ〜ン。
連日の新年会で、さんざん飲み、食べ、盛り上がっていたのですから、仕方ないか〜。
さあ、明日から「チョコレート・ダイエット」ですゾ!
2018年1月7日

お正月早々、嬉しいニュースが飛びこんできました。
マフィンのお兄ちゃんが、見つかったのです!
レオンくん、16歳!!
おじいちゃんは、テディ(「将軍」と呼ばれた立派なソマリでした)。
パパは、タケチヨ(すごいハンサムで、モテモテだったようです)。
添付されていたレオンくんの写真を見て、本当にビックリしました。
マフィンと瓜二つ、あまりにそっくりなんですもの!!
ママの名前は違っていましたが、同じシルバーベルズ家のお嬢さんで、ひょっとすると、姉妹だったりするかも・・・奇跡!
レオンくんもマフィンも、もう高齢ですが、兄弟そろって長生きしたいね!!
大感激の新年の始まりです。
2018年1月4日

明けまして、おめでとうございます!
静かで穏やかな年明けです。
本年も、どうぞ宜しくお願い致します!!

元日の今日は、「ハーネスをはずして」(辻惠子著、あすなろ書房)を読んで過ごします。
北海道盲導犬協会から、年末に送っていただいたものです。
実は、私、老犬ホームのサポート会員になったのですね!
ずっと昔、学生時代から、私は盲導犬の活動に感動し、陰ながら応援してきました。
長い年月を経て、盲導犬は日本でもよく知られるようになりましたが、彼らが仕事を終え、リタイアしたあと、どこでどのように暮らしているか、想像なさったことがおありでしょうか?
厳しい訓練を乗り越え、人(犬)生の輝かしい時代を人間のために捧げ、忍耐と献身的な努力を持って、多くの人々に光を与え助けてくれた盲導犬たちも、年を取り、やがて仕事場を離れねばならないときがやってきます。
その老犬たちに、私は「ありがたい」と同時に「申し訳ない」という気持ちでいっぱいになってしまうんです。
せめて、残された日々を安心して、のんびり幸せに過ごしてほしい・・・盲導犬の老犬たちを少しでも支援したい、という思いから、私はサポート会員に登録したのですね。
12月という時期を選んだのは、ささやかなクリスマス・プレゼントになればいいな、と考えたからでした。
盲導犬協会から、ステキな会員証を送っていただきました。
5匹の老犬たちがこちらを見つめている、美しい写真がプリントされていて、「ありがとね」とお礼を言ってもらっているようで、とっても嬉しい気持ちになりました。
また、お知らせのペーパーには、お祝いの飾りつけの前で、老犬2匹がゆったりと眠っている姿があり、この上なく平和で温かな気持ちになりました。
大喜びで、さっそく私のデスクに飾りました。
会員証と共に、老犬ホームについて書かれた、上記のご本が同封されていました。
ちょうど、犬年ですから、この本を読んで新年をスタートさせるのは、ぴったりでしょう?!

ああ、北海道に行く機会がないかなあ。
老犬ホームを訪ねて、このコたちに会いたいな。
私の今年の抱負です。
(あ、でも、知らないワンちゃんたちの匂いを付けて帰ってきたら、うちの愛猫マフィンが焼きもちを焼くかしら・・・笑)
2018年1月1日










「チョコレートの奇跡」
最新刊
(中央公論新社)

チョコレートに、あっと驚く健康効果があった!
「神の食べ物」に迫る最先端の科学から、その文化、芸術までを探求したチョコレート解体新書



「ナスカ砂の王国」
新版
(文春文庫)

いつ、誰が、何の目的で、どうやって、描いたのか。
「ナスカの地上絵」の謎を追って、激動の時代を行く、著者渾身のノンフィクション。



「ピナ・バウシュ中毒」
(河出書房新社)

限りなく優しく温かく美しい世界が、ここにあった!
楠田枝里子が敬愛するアーティストの追っかけの旅の記録。



「かぞえる」
(復刊ドットコム)

「かぞえる」って何だろう?
数えられるもの、数えられないもの、数えきれないものもあるよね。
予想もつかない、壮大な結末が感動を呼ぶ、創作絵本。



「チョコレート・ダイエット」
(幻冬舎)

カカオ70%以上のチョコレートは、こんなにスゴイ!!!
毎日の食生活に正しく取り入れて、健康にスリムになりましょう!
ダイエットしたい人、美しくなりたい方、体調の気になる方、ぜひご覧ください。



「不思議の国のエリコ」
(文春文庫)

科学を気軽に面白く味わっていただくためのエッセイ集。
「虹には雄と雌がある」「薔薇色の秘密」「バカにつける薬」など。



「ぼくは おおきな くまなんだ」
(文化出版局)

大きな毛むくじゃらのクマに変身した、ハンス少年の、愉快で愛らしい冒険物語。
ヤーノシュ作、くすたえりこ訳の絵本です。



「うさちゃんのニュース」
(ほるぷ出版)

とうとう最後に、うさちゃんが見つけたステキなものは?!
心があたたかくなる、優しい絵本です。
ボーンスタイン作、くすたえりこ訳。