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私のピナ月間


いよいよ、始まりました、
私のピナ月間!

7月6日から11日まで、彩の国さいたま芸術劇場にて、今年の新作「TEN−CHI」(天地)が。
7月15日から19日まで、新宿文化センターにて、「BANDONEON」(バンドネオン)の公演があります。
私は、筋金入りの「追っかけ」ですから、勿論、ほとんど毎日、劇場にいますよ!
皆さんも、ぜひ見にきてくださ〜い!!!

「バンドネオン」は、ピナ作品にとってとても重要な1980年に発表されたもので、これまでなかなか再演のチャンスがありませんでした。
それが今回日本公演で実現するというのですから、夢のような話です。
私も、初めて見るんですよ、う〜〜、嬉しい!
ピナがタンゴの世界を表現したら、こうなる、というところを、しっかと心に焼き付けましょう。



プレミエの後。
日本から番傘を、ピナへのお土産に持っていきました。




パフォーマンスの後。深夜のレストランにて。
右から、フェルナンド、ドミニク、エリコ。




右から、ピナ、ジュリー(スタンザク)、アイーダ、エリコ。


新作の「天地」は、すでに5月、ヴッパータールでの公演を見に行ってきました。
いやあ、面白い1週間でしたよ。
ドレスリハーサルから、プレミエ、その後も毎日劇場に足を運び、同じ作品を見続けたのですが、がらりがらりと内容が変っていて、見るたびに、違う。
それはもうエキサイティングでした!
前日にはなかったシーンが突如加わったり、あるシーンがまるごと削られていたり。
2部にあったシーンが、ごっそり1部に動かされていたり、音楽や小さなシーンの変更なんて、もう数え切れないの。
連日、観客は沸きに沸いて、スタンディング・オーベーションの嵐です。
最後に席に座っている人なんて、ひとりもいなかったわ。
1週間ずっと、毎日!
さあ、日本公演では、あれから又どう変化しているか、楽しみ、楽しみ。
この作品は、日本をテーマにしたもので、ピナやダンサーたちが日本のツアーで見聞きしたこと、経験したことが、随所にちりばめられていて、すごく面白いですよ。
私は、この作品の変化を目の当たりにすることで、またひとつ深いピナ・バウシュの世界の見方を知ったように思います。
ピナ作品の「抱きしめ方」を体得したように感じます。
実はね、お教えしたいエピソードや謎解きもいろいろあるんだけど、先入観を持たないで見たほうがいいと思うので、まだここには書かないでおきますね。
なにより大切なのは、心を自由にして、楽しむこと。
あるシーンの裏側の意味を考えるととんでもなくおかしい場合もあるけれど、逆に深読みすると失敗するケースもあるので、気を付けてね!

そうそう、ひとつだけ。
ヴッパータールでのプレミエが終わり、「ブラボー」の声と熱狂的な拍手のなか、ピナが劇場のホールに出てきたとき、私はすぐにかけよって、
「おめでとう、ピナ」
と言ったんですね。
そのときピナは、ちょっとうつむいて、はにかむように、
「あら、たった今、始まったばかりなのよ」
って。
実にピナらしい言葉だと、私は感じ入ったのでした。
そう、その言葉の通り、作品は、今もなお成長していて、これからさきも進化し続ける。
私たちは日本にいて、その進化の過程に立ち会うことができるのです。
なんて幸運なことでしょう!
なんて美しい巡りあわせでしょうか!!!
どうぞ皆さん、この機会を逃さないで!



2004年7月1日  

楠田 枝里子  



<参考>

さいたま芸術劇場(Tel.048−858−5511)
新宿文化センター(Tel.03−3350−1141)