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長谷川博さんのこと


皆さん、アホウドリという鳥を、知っていますか?
白い体に、ピンクのくちばし、黒いつぶらな瞳。
大きな翼を広げ、ゆうゆうと海を飛ぶ姿が、それは美しい海鳥です。


飛翔するアホウドリ(C)Hiroshi Hasegawa
飛翔するアホウドリ

海上のアホウドリ(C)Hiroshi Hasegawa
海上のアホウドリ

求愛のダンス/東邦大学あほうどり写真館より
求愛のダンス

つがい:アホウドリは一夫一妻の愛情深い鳥です(C)Hiroshi Hasegawa
つがい
アホウドリは一夫一妻の愛情深い鳥です。



かつてこの鳥が、絶滅の危機に瀕したことがありました。
羽毛を利用するために、人間が大量に捕獲し、撲殺してしまったことが原因でした。
そのアホウドリの救済に乗り出し、38年にわたり、研究、活動を続けてきた方がいらっしゃいます。
長谷川博さんです。



記念講演会の会場にて



3月8日、東邦大学にて、長谷川博教授の退職記念講演が行われました。
長谷川さんの温かなお人柄や情熱がひしひしと伝わってくる、魅力的な講演でした。
長谷川さんは、砂防工事や植物の植栽など、危うくなったコロニーの環境保全につとめたり、デコイや音声を使った計画で、営巣地の拡大に貢献し、なみなみならぬ努力を重ねてこられました。
その苦労が実って、ようやくアホウドリは見事に危機から脱することができたのです。
活動を始められたころには200羽弱しか生存しなかった鳥島のアホウドリは、今や3500羽を超えるほどにまでなりました。
さらにこの先、分布域を拡大させ、少なくとも人間が乱獲してしまった以前の状態にまで戻してあげるのが、人間の責任だと、長谷川さんは考えていらっしゃいます。
また、「アホウドリ」という呼び名はあまりに悲しい。
(繁殖のために島に上陸してくると、動きが緩慢になり、簡単に捕獲できたことから、この名が付いたと言われています。)
その優美な姿にふさわしい「オキノタユウ」(沖の海に住む神主の意)という名を定着させたいというのも、長谷川さんの夢のひとつです。


講演会も、その後のパーティ会場も、
長谷川さんを慕い応援する人々でいっぱいでした。
京都大学時代の同級生の皆さんも集まっていらっしゃいました。



どんなに厳しい状況でも、やめたいと思ったことは一度もない、と長谷川さんは晴れやかな笑顔でおっしゃいました。
東邦大学は退職されますが、まだまだお忙しい日々は続きそうです。
本当に、すばらしいお仕事、すばらしい人生です!!
私も、これからも、いつまでも、長谷川さんの活動に注目しています!

2014年3月12日  

楠田 枝里子