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話題のラス・シクラス遺跡


「アンデス文明のあけぼの」という特別講演会の案内が届きました。
5月18日の午後3時から5時。
まあ、なんて残念なんでしょう!
私はこの連休明けからヨーロッパに出かけてしまって、今月は日本にいないのです・・・。

「ラス・シクラス遺跡」の名を、ご記憶の方もいらっしゃるでしょう。
南米ペルーに新たに発見されたこの遺跡が、今から5000年も前の神殿とわかり、昨年の夏大きな話題になりましたよね。
そう、アメリカ大陸で最も古い遺跡のひとつということになるのです。
しかも、その発見と発掘調査が、日本人を中心に行われているのですから、こんな魅力的な話はありません。
実は、昨年の8月末、私もその遺跡を訪ねているんですよ。


ラス・シクラス遺跡


リマから車で3時間ほど、チャンカイ谷を抜け、田舎町を過ぎていくと、何やらこんもりと盛り上がったような小さな丘が姿を現します。
しかし、特別目を奪う光景ではないので、これが古代の遺跡跡だとよく気が付いたなと、改めて驚きます。
第一次の発掘調査が終わったあとだったので、あまり詳しく内部を考察することはできなかったのですが、神殿の壁に埋め込まれたシクラを現場で確認できたのには感激しました。
シクラというのは、葦の一種で粗い網を編んで、袋状にしたものをいいます。
そのネットの中に石を入れ、それを幾つも積み重ねて、壁や床を作ったのではないかと考えられているのです。


シクラ。
石のかわりに紙を詰めてあります。
ピンクの紙を付けた所から編み始めたのだそうです。
そんなことまでわかるなんて、すごい!
神殿の壁。
壁面にシクラが埋め込まれているのが、よくわかりますね。


ご専門の藤沢先生によれば、石と石を繋ぐ植物のネットがほどよいクッションになって、優れた耐震構造をもつ強固な壁を作ることができた、ということだそうです。
遺跡からは他にも、かわいらしい土偶の頭や布などが出土しています。


布。
しっかりと織られた布切れですね。
土偶の頭。
眠っている赤ちゃんのように、かわいらしい顔です。
体はどのように作られていたのでしょうね。
今後の発掘が楽しみです。


さあ、今年春の第二次発掘調査では、いったいどんな発見があったのでしょうか。
心が躍りますね!

特別講演会は、茨城県県民文化センターホールで行われます。
アンデス考古学の第一人者大貫先生や、この発掘調査の中心になっている天野博物館の阪根博さん、アンデスの動物の交流の観点から遺跡を分析する稲村先生、耐震工学・建築構造学的なご研究の藤沢先生など、興味深いお話がきっと伺えることでしょう。
ぜひ皆さん、お出かけになってください。


2007年5月5日  

楠田 枝里子  



ラス・シクラス遺跡については、天野博物館の公式ホームページでも、詳しく読むことができます。
アドレスは、http://www.museoamano.com/
また遺跡発掘のための募金も受け付けていますので、ご協力をどうぞ宜しくお願い致します。