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チョコレートの季節


街を吹き抜ける心地よい風が、私のケープをひらめかせて・・・。
今年も、嬉しいチョコレートの季節がやってきましたね!

先日、渋谷での仕事の帰り、私は有名ショコラトリー「テオブロマ」に立ち寄りました。
ショーウィンドーには、とりどりのチョコレートに、ケーキ、焼き菓子・・・その先には、ティールームがあります。
私たちは悩みに悩んだ末、それぞれタイプの違うチョコレート・ケーキをオーダーし、席に着きました。
ティールームの壁は一面、すばらしいチョコレート・グッズのコレクション。
古いヨーロッパのチョコレートのパッケージや、ポスター、チョコレートを運ぶ女性を描いた絵画などが、所狭しと飾られています。
いやいや、ティールームだけでなく、ショップ全体が小さな博物館のように、至るところに、色とりどりのカカオや珍しいティーポットやチョコレート関連グッズが溢れているのです。
「土屋さんはいらっしゃいますか?」
と声をかけてみると、奥からにこやかな笑顔のシェフが登場しました。
そう、ここのご主人、ショコラティエ土屋公二さんは、おそらく日本で一番のチョコレート・グッズのコレクター。
このお店は、土屋さんのチョコレートに対する愛で飾られているのですね。
土屋さんとは、2月に、チョコとワインのスペシャル・パーティでもご一緒しました。
「今年もチョコレートのために頑張りましょう」
と、チョコの話をあれこれしているうち、あっという間に時間が過ぎ、閉店ぎりぎりまで長居をしてしまいました。
土屋さんが、最近手に入れたカカオを見せてくださいます。
なんて、美しいのでしょう!!
こんなきれいな木の実の豆から、チョコレートが作られるのです。
土屋さんは、
「これを見て、ステキなんて言う人は、そうそういませんよ」
と苦笑しながら、うふふ、私に譲ってくださいました。


これが、そのカカオ!
長さは、18センチ。
中に50個のカカオ豆が入っています。


もうひとつ、土屋さんが見せてくださったのが、これ!




何だと思います?
巨大なチョコレートの塊?
いいえ、実は・・・。




そう、これ、ノートだったんです。
表紙は、革の細工物。
すばらしいでしょう!!
私が感嘆の声をあげ、このチョコ・ノートをつくづくと眺めているのを見て、土屋さんも、「しょうがないなあ」とお思いになったのでしょう。
この1冊も、いただいてしまいましたよ!!
ふわ〜〜〜、嬉しい〜〜〜!!!
そして、そして。
スパイスやハーブの効いたショコラショーの、なんと美味しかったこと!
(冷凍で、お土産に持ち帰ることもできます。
勿論私も小躍りしながら、1セット抱えてきました。)
ベネズエラのサン・フォアキン農園で収穫されたカカオで作った「サン・フォアキン」というチョコレート・ケーキも、最高の味わいです。

ほんとうに、この上なく、美味しく、暖かく、幸せな夕暮れでした。


2006年11月22日  

楠田 枝里子