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ホワイトアスパラの季節
風薫る5月にドイツの町を旅する大きな喜びのひとつは、何といっても、「シュパーゲル」!
この季節に旬を迎える、白いアスパラガスです。
最近では日本のスーパーでも目にするようになってきましたが、ドイツ本場のホワイトアスパラは、その4倍の大きさがあろうかという、堂々たる代物。
「野菜の王様」と呼ばれ、メインディッシュに登場します。
しかも、付け合わせとしてステーキやハムやカツレツを従わせて、テーブルに姿を現すという贅沢さ。
オランデーズソース、あるいはバターソースをかけていただきます。
私は、デュッセルドルフの馴染みのレストラン、ヴィクトーリアンで、毎年友人たちと、シュパーゲル・ディナーを堪能しているのです。
前菜は、やはりこの時期のマイ・ショレ(5月のカレイ)!
シュパーゲル・クレーム・ズッペ(白アスパラのクリームスープ)も、外すことはできませんね。
ヴィクトーリアンにて、デュッセル在住の古い友人たちと。
ごめんなさい、食べるのに夢中で、肝心のシュパーゲルの写真を撮るの、忘れてました。
来年、必ず、披露しますね!
そのかわりと言っては何ですが、定宿にしているシュタイゲンベルガー・パルク・ホテルのレストランでもシュパーゲルをいただきましたので、その写真をご覧になってください。
シュパーゲル、フィレステーキと新じゃが添え。
ヴィクトーリアンのシュパーゲルより、繊細でエレガントな仕上がりになっています。
春の喜びに満ち溢れた新鮮な味わいに、とろーり、つやつや、黄金色のソースが流れて・・・。
は〜〜〜、今思い出しただけで、至福の時が甦ります。
また、来年を心待ちに!
2015年7月31日
楠田 枝里子