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ヴェネツィア、仮面のカーニバル


この時期になると、私は毎年、ヴェネツィアのカーニバルを思い出し、わくわくと心躍らせます。
この奇跡のように美しい水の都のカーニバルは、仮面祭。
人々は、仮面をつけ、思い思いの扮装に身を包み、町を練り歩きます。
中世の騎士、着飾った貴婦人、デビル、狼男、白い月の精・・・。
なんて面白い、なんてファンタスティック!!




この仮面祭は、11世紀頃に始まったそうです。
当時は、仮面で顔を覆うことによって、身分を隠し、老いも若きも、貴賤も上下の階層も越えて、一緒になって盛り上がることに意味があったみたい。
18世紀に一度衰退しましたが、1979年に再開して、今やヴェネツィアの冬を語るのに欠かせないカーニバルとなっているのですね。
私も過去に4回ほど、このお祭りに参加しましたよ。
初回は当然、普通の旅行者の格好でした。
でもね、1日、2日と、幻想の風景のなかに身を置いていると、普通の格好でいるのが、恥ずかしくなってくる。
私はたまらず、途中で見つけた貸衣装屋に飛びこんで、400年前のエンリコ8世の衣装を借りました。
自分も扮装し、物語の主人公になってみると、また全く違う喜び、魅力が見えてきて、大興奮でしたよ。
2回目からは、日本で衣装を拵えて、ヴェネツィアまで抱えていったものです。
(余分に運んでいった大きなスーツケースは、衣装で埋まっていました。)
お能の衣装をアレンジしたものや、プリーツで拵えた十二単や!!
あんなに楽しく高揚した時間、なかなかないっ!!!




今年のカーニバルの期間は、2月16日〜3月5日です。
ああ、私もまたもう一度、ヴェネツィアの仮面祭に出かけなくっちゃ!


2019年2月18日  

楠田 枝里子