パトリック・ロジェの彫刻展
今月、六本木ミッドタウンの「21−21デザインサイト」にて、パトリック・ロジェの彫刻展が開催されています。
ロジェは、天才ショコラティエであり、彫刻家でもある、私のこよなく愛する芸術家。
昨年12月にスカイプでおしゃべりを楽しんだことを、この「メッセージ」のページで読んでくださった方も、いらっしゃるでしょう。
実は、そのとき、話題にのぼった秘密のひとつが、この彫刻展でした。
緑の庭園のなかに姿を見せるこの美しい美術館を、ロジェは大層気に入っていて、自身の作品を飾るのにピッタリの空間だと、確信を持っていたのです。
私は、まだ1年か1年半も先のことになるだろうと思っていたのですが、驚くスピードで話が進んで、今月のエキシビションとなったのですね!
6月1日のオープニング・パーティは、心弾む、晴れやかな集まりとなりました。
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エントランスの前で、 パトリック・ロジェと。 私は勿論、チョコレート色のドレスで。
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「旅する人」というタイトルの大きなオブジェから、ロジェのふたりのお嬢さんの彫刻、ユニークな猫の小品まで、たくさんのロジェ作品が、来場客を楽しませてくれます。
さすがショコラティエです。
これらの作品の全てを、まず最初にロジェはチョコレートで作っているんですって!
それを元にして、ブロンズやらスチールやら、石(なんと、ダイヤモンドの原石を使ったオブジェもあるんですよ!)といった素材を決定して、制作にあたるということでした。
この日のためにロジェが特別に拵えてパリから運んできたチョコレートと、シャンパン片手に、会場の誰もがニコニコ、話に花が咲きました。
今回の展覧会のキュレーションと展示デザインを担当した建築家リナ・ゴットメさんと、スリーショットを1枚。
パトリック・ロジェの彫刻展は、7月2日まで、公開されています。
ご興味をお持ちの方、ぜひお出かけください。
2018年6月5日
楠田 枝里子
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