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遊びたいだけ、遊んでいる。インスタント・ラーメンの消しゴムは、メーカー側も本領発揮といったところだろうか。

まずは、箱入りのねり消しから見ていただこう。
有名商品をしっかりと押さえ、かつ、ユーモアで笑い飛ばしている。
「日清のチキンラーメン」は「清のキチンラーメン」となっているし、「エースコック」のワンタンメンは「エースブタ」、「出前一」は「出前一」、「チャルメ」は「チャルメ」との表示である。
箱に描かれた絵も、軽快だ。




カップラーメンはいっそう、種類豊富にとりそろえている。
「みそらーめん」に「コーンラーメン」「うまかめん」「激めん」もある。
少しスナップをきかせて、「スパ王」ならぬ「スパ王」、「ラ王」ならぬ「オ玉」などのアレンジが、楽しい。
「UFO」を「USO」(うそ?そのとおり!)と騙ってあるのも、上出来だ。
「おっちゃんラーメン」の上のふたの上には「いっぺん食べたら、食べられない」の文句が‥‥確かに、消しゴムなんだもの、食べられるわけがない。

こうしたカップラーメンのふたを開けてみて、びっくりした。
まさしくヌードルがそこにうねっている。
「カップヌードル」や「ペヤングやきそば」ときたら、具をプリントしたシールまで入り、激しく本物に迫っている。

しかし、これで驚いていてはいけない。
さらに、さらに、仰天のラーメン消しゴムがあるのだ。




それは、オリジナル・タイプの、袋詰めのインスタント・ラーメン。
袋の印刷からして、実に立派だ。ハウス特製の「楊夫人(マダムヤン)」、麻婆豆腐味の「麺皇(メンファン)」、明星の「中華三昧」、五香風味の「華味餐庁(カミサンチン)」、サッポロ一番の「よかとん」。
どれも本格派をめざす、自信作ばかりである。
そして、いよいよ ―― 封を切って、中身を取りだすと ―― そこには、色姿形も麺そのものの消しゴムが、くねりながら飛び出してきたのだった!

まさしく、こだわりの逸品である。
私たちはもう、まいりました、と頭を下げるしかない。