** Eriko Kusuta's World ** 楠田枝里子公式ホームページ **
■ はじめに

■ Airplane
■ Animal
■ Ball Game
■ Barbell
■ Bomb
■ Book
■ Box Lunch
■ Bread, Roll
■ Button
■ Cake
■ Camera
■ Candy
■ Canned Beverage
■ Car
■ Caramel
■ Card
■ Cassette Tape
■ Cellulose Tape
■ Chewing Gum
■ Chinese Noodles
■ Chocolate
■ Cigarette
■ Clapperboard
■ Clock
■ Clothespin
■ Coffee and Cream
■ Comb
■ Cookie
■ Crayon
■ Curry and Rice
■ Cutlet
■ Detergent
■ Dinosaur
■ Doll House
■ Donburi
■ Fire Extinguisher
■ Fish
■ Flower
■ Fruit
■ Hamburger
■ House
■ Human Body
■ Ice Cream
■ Ice Lolly
■ Kamaboko
■ Kitchenware
■ Light Bulb
■ Medical Supplies
■ Milk
■ Money
■ Monster
■ Mosquito Coil
■ Musical Note
■ National Flag
■ Noodles
■ Notebook
■ Nuts
■ Oden
■ Peko-chan
■ Pencil
■ Picnic Lunch
■ Prism
■ Raisins and Butter
■ Record
■ Ruler
■ Sauce
■ Shirt
■ Shoes
■ Soft Ice Cream
■ Space Shuttle
■ Stamp
■ Sushi
■ Taiyaki
■ Tap
■ Tea Bag
■ Telephone
■ Testimonial
■ Tissues
■ Tofu
■ Tool
■ Toy
■ Unaju
■ Vacuum Cleaner
■ Vegetables
■ Video Game
■ Wrap

世界の消しゴム
■ America(USA)
■ Australia
■ Chile
■ China
■ Colombia
■ Denmark
■ England(U.K.)
■ France
■ Germany
■ Indonesia
■ Islael
■ Italy
■ Mexico
■ New Zealand
■ Peru
■ Poland
■ Soviet Union
■ Spain
■ Taiwan



Copyrights



今からおよそ6500万年前、この地球から忽然と姿を消した、恐竜。

巨大隕石の落下により、環境の著しい異変が起こり、絶滅に至ったと言われているが、この劇的な最期をとげた生き物の姿は、限りなく私たちを魅了する。

各地で次々に新しい化石が発見されたり、夏休みになると、恐竜展が開催され、人々を集めている。

もちろん子供たちにも大人気の恐竜なのだが、まさか消しゴムの世界でも、ここまで健闘しているとは思わなかった。




全長12メートル、体重6.4トン。最大最強の肉食恐竜、ティラノサウルスは、のっしのっしと大地をゆらす。
ニ本指の手まできちんと作られている。

1億5000万年前に生きていた、剣竜としては最大のステゴサウルスは、なんと卵付きだ。
背中に剣のように伸び出ている多くの骨板で、体温を調節していたなどといわれている。

大きく翼を広げたプテラノドンの、威圧的なことは、どうだろう。
滑空するとき、突き出たくちばしとバランスをとるために、後頭部に細長い骨のとさかをもっている。

骨格の化石がそのまま展示してあるのは、プロトケラトプスだろうか。
ゴビ砂漠では、生まれたての赤ん坊から壮年、老年の恐竜まで、数十個の骨格が発見され、世界中を感嘆させたのだった。




いやはや、消しゴムだといって、あなどってはいけない。
細部に渡り、こだわって作り上げた恐竜たちなのだ。
使ってしまうのは、いかにももったいない。

というわけで、消しゴムの恐竜は、いつまでも絶滅しないで、生き残るのである。