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私の特別気に入りの消しゴム棚に、このカツレツも加わった。




板目をそのまま残した木製のプレートの上に、黒光りする熱あつの鉄板という、異素材の表現のしかたが、みごとだ。
そこに揚げたてのカツレツが、堂々たる姿を見せている。
さっくりと仕上がった衣の存在感、食べやすくナイフを入れてあるところなんて、まあ何という凝りようだろう。
さらに、付け合わせのソーセージ、にんじんとインゲンのソテーが、まことにリアルである。
くうとお腹がなって、さあてどこから箸を付けようかと悩んでしまうほどだ。

信じられないのは、そんな心理を読んだかのように、この消しゴム、それぞれのパーツが取り外しできるのである。

にんじんからいこうと思う人は、その部分だけを外して食べる(使う)。
インゲンも、カツレツも、別々にして楽しめる。最後には、プレートが残るが、これだって、鉄板と木版とに分かれ、かつ最後の最後まで、消しゴムとして使用することができるのだ。

このカツレツの姉妹品として、ステーキとロブスターの消しゴムがある。
作りは基本的に同じだが、ステーキにはコーンが取り合わせてあるところが、心憎い。
全て取り外せるから、好みで組み合わせを変えるのも簡単。




さらに、よく見ると、ステーキの木版の色が、他の2品と異なっている。
じゅうじゅう焼けた肉の色合いがはえるように、プレートを明るめにしているのだ。
こんな細かな演出にも、感心してしまうではないか。

「まいりました」と頭を下げたくなる、スグレモノである。