マフィンの別荘
楠田枝里子
マフィンには、ふたつのお家がありました。
私と暮らしているマンションと、別荘(笑)。
別荘とは、私の事務所ビルの上の階に用意した、マフィンのお部屋のことです。
トイレも、ペットタワーも、オモチャも、ご飯も、ベッドも、何もかも揃った、猫のためのお部屋。
忙しくて、仕事が長引きそうな日は、私はマフィンと一緒に出社します。
マフィンは、遊んだり、お昼寝したり、別荘で気儘に時間を過ごして、私を待っています。
私は下の階で仕事をしながら、しょっちゅう、様子を見にいけたの。
私が手が離せないときは、スタッフが面倒を見てくれました。
ちょうど今の時期。
このお部屋の外には、豊かな木々の緑が広がっていて、マフィンは窓際でとっても楽しそうでした。
葉っぱが風に揺れ、鳥や虫たちがやってきます。
獲物を見つけては、外に向かって、
「カカカカカ」
と口を震わせていましたよ。
日射しがいっぱいに入ってきます。
ボックスタワーの上で、気持ち良さそうに、日向ぼっこしているマフィンの姿を、ご覧いただきましょう。
マーちゃん、今年も、緑がきれいだよ!
2025年7月
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