8月11日
楠田枝里子
今年も、8月11日がやってきます。
毎年、この日はもう無かったことにしようと、やり過ごすつもりでいるのですが・・・。
7月下旬になると、どうしても苦しかった日々が蘇り、悲しく暗い気持ちが膨れ上がるばかり。
当日は、眠れぬまま、あの時間を迎えて、涙してしまう。
私は、「命日」という言葉が嫌いです。
いかにも命が終わった日、という印象で、救いようのない現実を否応なく突きつけられる気がします。
でも、姿が見えなくなっただけで、マフィンは今も私のそばにいて、共に生き続けているのです。
だから、私は、この言葉は使いません。
私たちにとっては、少し形を変えて、新しい生活が始まった日。
長い付き合いの友人たちの心遣いをありがたくいただき、さあ、今年はどう過ごしましょうと、
私は今、いつもとはちょっと違うプランを練っているところです。
2026年8月